October 08, 2010 23:26
クルーン、最後の最後まで背信投球! 巨人、あと一人で3位転落!
◆G4−7S◆
巨人先発・内海に対し、ヤクルトは初回、首位打者陥落の可能性にびびり、僅かながらも逆転の余地があった最多安打を捨てて、右膝痛を言い訳にスタメンを外れた挙げ句、右膝が痛い筈なのに打撃より負担のかかる守備固めでちゃっかりと全試合出場だけは続け、阪神の全日程終了により首位打者確定となった事でいけしゃあしゃあとスタメンに復帰した青木がいきなりレフト線へ二塁打を浴びせると、川端の犠打で三進。ここで畠山はセカンドゴロに倒れるが、この間に青木が生還し、1点を先制。移籍初先発となる山岸に対し、3回まで1安打と沈黙していた巨人だが、4回、先頭のガッツが内野安打で出た所で寿司職人ラミレスがレフトスタンドへ49号2ランを叩き込み、一気に逆転。一死後、坂本が左中間フェンス直撃の二塁打を浴びせると、二死後、古城が敬遠されて一、二塁となった所で投手の内海が浅く守っていた左中間を突破する走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、この回4点。3点を追うヤクルトは6回、一死二塁から畠山がレフトスタンドギリギリに飛び込む14号2ランを放ち、内海をKO。代わった久保から2四球で二死一、二塁のチャンスを掴むが、代打・ユウイチがファーストゴロに倒れて、同点ならず。続く7回には内野安打の川本を二塁に進めると、3番手・山口から連続四球を選んで、二死満塁と一打逆転のチャンス。しかし、4番・デントナはショートゴロに終わり、三者残塁。巨人は8回に4番手・越智が三者凡退に斬って取り、9回からは定石通り、守護神・クルーンを投入。クルーンはいきなり先頭の川本に四球する不吉な立ち上がり。続く福地に対しても、カウント1−3と追い込まれるが、ここで福地がヘッポコバントをかましたおかげで最終的には空振り三振に仕留め、一死。続く青木の打席で川本に簡単に二盗を許した挙げ句、青木を歩かせ、一、二塁のピンチ。守護神なのに、2四球出せば交代もやむなし…と言う申し合わせがなされていたが、久保も山口も越智も使用済とあって、やむなく続投となったクルーンは川端を三振に斬って取り、二死まで持ち込んだものの、続く畠山にフルカウントからセンター前へ同点タイムリーを浴び、内海の12勝目を粉砕。その裏、ヤクルト4番手のマツ・オカに対し、巨人は一死から矢野が四球で出塁。ここで古城はヘッポコバントをかました挙げ句の強攻策がレフト前にポトリと落ちる幸運なヒットとなり、一、三塁とチャンス拡大。代打・松田記者が敬遠されて、満塁となった所で長野は執拗に繰り出されるボール球のフォークに悉く手を出してファールしまくった末に結局、ボール球のフォークを空振り三振。続く脇谷は初球を簡単に打って、セカンドゴロに終わり、試合は延長に突入。9回の投球があのザマだったにも拘わらず、久保も山口も越智も使用済とあって、10回もやむなく続投となったクルーンだが、先頭の飯原をサードゴロに打ち取りながら、脇谷の悪送球に足を引っ張られて出塁を許すと、続く森岡には明らかなボール球を連発して、四球を与え、あえなくKO。ここで代わった高木はユウイチに犠打を決められ、二、三塁となった所で今季僅か1ホーマーの川本にライトスタンドへ勝ち越し2号3ランを叩き込まれ、致命的な3失点。その裏、先頭のガッツは空振り三振に倒れると、川本が後逸したにも拘わらず、一塁へ走ろうとせず、諦めムードを助長。続いてプロ野球史上最も高価な代打要員・李も空振り三振に倒れると、ショートゴロに倒れた阿部も早々と全力疾走を怠り、あえなくゲームセット。2位確定まであと一人と迫りながら、土壇場で逆転を許した巨人は3位で全日程終了となり、シーズン最多勝も不意にした。9回のピンチを凌ぎきったマツ・オカは3勝目をマーク。
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