September 23, 2010 22:03
マートン、史上4人目の200安打! 阪神、鬼門突破でマジック点灯阻止!
◆G2−5YB◆
制球に苦しみながらも1,2回と粘りの投球を続けていた巨人先発・ゴンザレスだが、3回、一死から石川に痛打されると、続くハーパーにライトスタンドへ18号2ランを被弾し、先制点を献上。2点を追う巨人は4回、二死から寿司職人ラミレス,阿部の連続二塁打で1点を返すと、更に、マッスル千代の富士がバットを折られながらも、セカンドの右をしぶとく破るタイムリーを放ち、同点。しかし、6回、ゴンザレスは二死から下園を歩かせると、カスティーヨにレフトスタンドへ勝ち越し19号2ランを被弾すると、8回には2番手・久保が村田にバックスクリーン右へ23号ソロを浴び、点差は3点に拡大。巨人は5回以降、全く快音が聞かれず、9回一死から寿司職人ラミレスが16人ぶりにヒットを放ったが、阿部,マッスル千代の富士と連続三振を喫して、万事休す。本拠地で一発攻勢を食らうと言う完全にお株を奪われた形で痛い星を落とし、1日で3位転落となった。横浜先発・大家は7回を無四球2失点の好投で7勝目をマーク。
◆D1−6T◆
負ければ、中日にマジック点灯を許してしまう所まで追い詰められた阪神は初回、中日先発・吉見の制球難に付け込み、3四球を選んで二死満塁とすると、J.マッケンジーがレフト前へ先制の2点タイムリーを放ち、ナゴヤドームで31イニングぶりの得点をゲット。3回には一死から三塁打を放った鳥谷を新井がセンターへの犠飛で本塁へ迎え入れ、3点目。中日は4回、英智,ベンちゃんのヒットで一死一、二塁とするも、スタメンから外れたブランコに代わり、5番スタメン起用された小池がサードへのファールフライ。堂上直は三振に倒れて、二者残塁。6回、二死から川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに森野の21号ソロでようやく1点を返すと、ベンちゃんもヒットで続いたが、小池がサードライナーとまたもブレーキで1点止まり。突き放したい阪神は7回、マット・マートンが史上4人目のシーズン200安打となる17号ソロを叩き込むと、8回にもマット・マートンがタイムリー二塁打。更に、9回にはブラゼルにタイムリーが飛び出し、ダメ押し。その裏、5点のリードがありながら登板した守護神・藤川球が3人でピシャリと締め、中日のマジック点灯を阻止。1日で2位に再浮上となった。先発の能見は7回を無四球1失点に抑え、無傷の5連勝。
◆C0−3S◆
ハーラーダービー独走体勢を整えたい広島先発・前田健は3回まで1安打無失点と上々の滑り出し。4回も簡単に二死を取ったが、ここでホワイトセルにライトスタンドへ先制15号ソロを被弾。7回には2四球で二死一、二塁のピンチを作ると、鬼崎にライト前タイムリーを浴び、更に、館山の内野安打に梵の悪送球が重なり、3点目を献上。広島は梵が3安打と一人で気を吐くも、7回まで4安打と沈黙。8回二死から木村の四球,天谷のヒットで一、二塁と一発同点の場面で主砲・栗原の打席を迎えるも、ピッチャーゴロに倒れ、二者残塁。ヤクルト先発・館山は9回も無難に抑えて、今季3度目の完封で11勝目を飾った。
◆H9−3M◆
逆転優勝の可能性が大いに出てきたソフトバンクは初回、井口の16号2ランで先制を許すも、その裏、一死満塁からハマのスペランカーのタイムリー内野安打,ペタジーニの押し出し四球であっさり同点とすると、松田がレフトフェンス直撃の勝ち越し2点タイムリー二塁打を浴びせて、ロッテ先発・コーリーを早くもKO。続く長谷川が四球を選び、再び満塁とすると、二死後、川崎に2点タイムリー二塁打,本多に2点タイムリーが飛び出し、この回、大量8点のビッグイニングを形成。Aクラス死守の為にも、簡単には負けられないロッテは3回、井口の2打席連続17号ソロで3点目を挙げるが、後が続かず、4回以降はゼロ行進。一方、2回以降、散発2安打と沈黙していたソフトバンクだが、8回に川崎のタイムリーでダメ押しの9点目。ロッテは9回、3連打で無死満塁としたものの、後続を断たれて、ゲームセット。これで再び日本ハムに同率3位で並ばれる事でなった。ソフトバンクは5連勝でついに首位に浮上すると同時に、優勝マジック2が点灯。先発・和田は7回を3失点で切り抜け、トップタイの17勝目をマークした。
◆L3−4E◆
片岡が右ふくらはぎ痛で今季絶望となった上、デーゲームでソフトバンクが勝ってしまい、よりプレッシャーのかかる西武はエース・涌井に全てを託すが、2回、山崎に27号ソロ,ルイーズに11号ソロと連続被弾で2点を献上。その裏、3四死球を貰うタナボタで押し出しの1点を返すが、なおも二死満塁のチャンスに片岡に代わって、1番に入った栗山がレフトフライに倒れて、三者残塁。直後の3回、楽天は一死から枡田,聖沢と連打を浴びせると、二死後、ルイーズが敬遠されて満塁となった所で中川がレフト前へ弾き返して、2点を追加。涌井はこの回限りで無念の降板となった。その裏、中島の20号ソロで1点を返した西武は6回、二死満塁と一打同点のチャンスを作るが、佐藤がセカンドゴロに倒れて、またも三者残塁。土壇場9回、西武はまたも二死満塁のチャンスを掴むと、フェルナンデスが押し出し四球を選んで、1点差。ワンヒットで逆転サヨナラと言う場面となったが、中村が三振に倒れて、あと一歩及ばなかった。これで西武はついに首位の座から陥落。マジックも自力優勝も消滅した。プロ初登板初先発となった菊地は西武の拙攻にも救われ、5回を2失点で踏ん張り、プロ初勝利。
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