September 07, 2010 22:44
阪神、完封リレーで首位堅守! 鳥谷、値千金の決勝犠飛!
◆YB4−6G◆
自力V消滅で4連覇へ赤信号が灯っている巨人はこの日も大苦戦。先発・朝井が3回、一死三塁から古城のタイムリーエラーで先制点を献上。続いて内川,石川と連打を浴び、満塁となった所で、また古城がエラー。更に、村田にも2点タイムリー二塁打を浴びて、この回4失点。しかし、直後の4回、巨人は寿司職人ラミレス,阿部の連打の後、脇谷,古城と連続タイムリーで2点を獲得。続く5回にはガッツが6年連続の30号ソロを叩き込むと、6回には古城が汚名返上の2号ソロを放ち、ついに同点。押せ押せムードの巨人は8回、二死走者なしから代打・江戸川が二塁打で出ると、坂本がヒットで続き、すかさず二盗。ここで松本が粘った末の7球目をライト前へ弾き返し、2点を勝ち越し。8回からは越智−クルーンが1回ずつを3人で斬って取り、連敗を脱出。3番手・山口は2回を無失点の好リリーフで6勝目をマークした。
◆T1−0D◆
0.5差で迎えた首位攻防3連戦。中日は毎回の様に走者を出しながら、あとが続かない相変わらずのタイムリー欠乏症を露呈。一方、阪神も4回までに2度の満塁のチャンスを潰すなど、2併殺6残塁と中日以上に拙攻を繰り広げていたが、5回、二塁打のマット・マートンを藤川俊が送った所で鳥谷がセンターへ犠飛を打ち上げ、ついに1点を先制。中日は8回、早くもマウンドに上がった守護神・藤川球に対し、一死から荒木がヒット,大島が四球で出ると、二死後、ベンちゃんも歩いて、満塁のチャンス。しかし、ここでブランコが三振に倒れて、三者残塁。9回にも2四死球で二死一、二塁と一打同点の場面を作ったが、この日2安打の荒木がセンターへ打ち上げて、完封負けで連勝は6でストップ。阪神先発・スタンリッジは7回を無失点に抑え、10勝目を飾った。
◆S6−5C◆
広島は初回、一死から木村が二塁打を浴びせると、連続四球で満塁とした所でルパン広瀬がレフト前へタイムリーを放ち、2点を先制。3回には先頭の梵がライトスタンドへ10号ソロを叩き込み、1点を追加。3点を追うヤクルトは4回、飯原が栗原のエラーで出ると、ホワイトセルの欠場により、4番に返り咲いたデントナが期待に応える13号2ランを叩き込み、1点差。しかし、直後の5回、広島は二死から梵が歩いた所で木村がタイムリー二塁打を放ち、4点目。ヤクルトは7回、二死から青木,田中が連続二塁打で再び1点差と詰め寄るが、直後の8回、広島は一死から栗原が9号ソロを放り込み、突き放す。しかし、その裏、広島は一死二、三塁のチャンスに川端,代打・ホワイトセルと連続タイムリーを浴びせて、一気に同点。土壇場9回には5番手・今井に対し、先頭の飯原がバックスクリーンへ14号ソロをぶち込んで、劇的なサヨナラ勝ち。4番手の林に今季初勝利が転がり込んだ。
◆H3−0E◆
ラズナー,陽の両先発が序盤は譲らず、0−0の儘、中盤へ突入。迎えた4回、ソフトバンクは一死からオーティズがレフト前に弾き返すと、小久保が四球を選んで、一、二塁と、この日初めてのチャンス。ここでハマのスペランカーがレフトスタンドへ先制23号3ランを叩き込み、一気に3点のリード。楽天は5回、二死一、二塁のチャンスを掴むも、聖沢が三振。7回の一死満塁のチャンスには内村が最悪のファーストゴロゲッツーに倒れて、またも得点ならず。ソフトバンクは8回から摂津−馬原と繋ぐ必勝パターンで完封リレーを達成。陽は6回0/3を無失点の好投で2勝目を飾った。
◆L6−5F◆
西武先発・ミャオに対し、日本ハムは3回、二死から劇団ひちょりが左中間へ二塁打を浴びせると、稲葉がセンター前へ先制のタイムリー。更に、小谷野が歩いた後、糸井が右中間突破の走者一掃タイムリー二塁打。インケツパワーを溜め込んでいたあの男にもよもやのタイムリーが飛び出し、この回4点。日本ハム先発・ケッペルの前に6回までゼロ行進を続けていた西武だが、7回から榊原にスイッチするや猛反撃を開始。先頭の中村が二塁打を放つと、二死後、上本がレフト前に弾き返して、榊原をKO。ここで代わった宮西に対し、代打・平尾,片岡と連続タイムリーを浴びせると、栗山が歩いて、宮西をKO。更に、4番手・館山から中島が同点2点タイムリーを放つと、フェルナンデスもタイムリーを浴びせて、一気に勝ち越しに成功。しかし、直後の8回、日本ハムは糸井がレフトスタンドへ15号ソロを叩き込み、同点。土壇場9回、西武は先頭の平尾が四球を選ぶと、片岡の犠打が田中のエラーを誘い、二、三塁。一塁が空いた事で栗山が敬遠され、満塁となった所で、守護神・武田久を引っ張り出すが、これに対し、中島がライトへ犠飛を打ち上げ、サヨナラ勝ち。1回を3人でピシャリと抑えたシコースキーに2勝目がついた。
◆Bs5−4M◆
10連勝中の偽バファローズ先発・金子千だが、この日は立ち上がりから乱調で、初回、いきなり西岡,清田と連打を浴びると、井口を歩かせて、無死満塁の大ピンチ。ここで水島の呪いをなかなか払拭出来ずにいる金をゲッツーに仕留めたものの、フクーラにライトスタンドへ11号3ランを放り込まれて、早くも3失点。しかし、その裏、偽バファローズは内野ゴロの間に1点を返すと、2回には一死満塁から大引が犠飛を打ち上げ、1点差。3回から膠着状態となり、2−3の儘、終盤に突入。迎えた7回、偽バファローズは一死から坂口が内野安打で出ると、すかさず二盗。ここで代打・ハイツ田口がレフトスタンドへ3号逆転2ランを叩き込み、ロッテ先発・マーフィーをKO。8回にはバルディリスが11号ソロを放ち、5点目。土壇場9回、この回から登板の平野はフクーラ,今江と連打を浴びると、塀内のバントを処理して、三塁へ悪送球。ボールが転々とする間にフクーラの生還を許して、1点差。更に、根元に犠打を決められた後、代打・サブローを歩かせ、満塁とピンチを広げたが、ここから西岡,清田と打ち取って、辛くも逃げ切った。金子千は2回から8回まで無失点で切り抜ける粘りの投球を見せ、11連勝でハーラートップタイの15勝目を挙げた。
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