July 23, 2010 23:14
全セ、交流戦の借りを返す快勝! 阿部、2安打2打点でMVP!
◆全セ4−1全パ◆(マツダオールスターゲーム2010)
交流戦で上位6球団を全てパ・リーグで占められる屈辱を味わい、借りを返したい全セはハーラーダービートップを走る全パ先発・和田(ソフトバンク)に対し、2回、一死からベンちゃん(中日)が右中間へ三塁打。ここで阿部(巨人)がセンター前へ先制タイムリーを浴びせると、8番に追いやられた鬱憤を晴らすがごとく青木(ヤクルト)が右中間へ二塁打。しかし、首位打者・平野(阪神),坂本(巨人)が相次いで凡退し、1点止まり。4回には防御率トップを走る全パ2番手のダルビッシュ(日本ハム)に対し、森野(中日)がライト前へ弾き返すと、ベンちゃんのサードゴロが中島(西武)のエラーを誘い、一、二塁となった所でまたも阿部がライト線へタイムリー二塁打。なおも無死二、三塁の場面だったが、後続3人が打ち取られ、二者残塁。続く5回にはこの回から代わった木佐貫(偽バファローズ)からガッツ(巨人),マット・マートン(阪神)と連打を浴びせると、一死後、森野がレフト前へタイムリーを放ち、1点を追加。更に、7回には4番手・小林宏(ロッテ)から、西岡(ロッテ)のエラー,森野のヒットで二死一、二塁とすると、東出(広島)がセンター前ヒット。際どいタイミングかながら、二塁から激走したブランコが間一髪本塁を陥れて、4点目。一方、前田健(広島)−内海(巨人)−ソニック(阪神)−山口(横浜)と繋ぐ継投の前に6回まで井口(ロッテ)による1安打のみと完璧に抑え込まれていた全パは7回、全セ5番手・越智(巨人)に対し、一死から中島がレフト前へ弾き返すも、続く稲葉(日本ハム)のセカンドフライで大きく飛び出して、戻りきれずにゲッツーを食らう体たらく。しかし、8回、岩瀬(中日)に対し、代打で起用された山崎(楽天)がレフトスタンドへ豪快な一発を叩き込み、ようやく1点を獲得。土壇場9回、全セは守護神・藤川球(阪神)を投入する逃げ切り体勢。藤川球はストレート一本槍の投球で里崎(ロッテ),片岡(西武),中島と三者連続三振にねじ伏せる快投で締め括った。ベストバッター賞にはタイムリー1本含む4安打の大当たりとなった森野,ベストピッチャー賞には2回をパーフェクトに抑えた前田健,ベストプレー賞には代打ホームランの山崎、そして、MVPには先制タイムリーに続き、中押しタイムリーと2安打2打点の阿部が選ばれた。
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