June 12, 2010 21:10
最多勝対決は和田に軍配! 大田、プロ初スタメンも無念の3タコ!
◆H4−1G◆
東野,和田と両リーグのハーラーダービートップを走る投手同士の対決となったこの試合は初回の攻防で明暗を分けた。巨人は坂本,寿司職人ラミレスのヒットで二死一、二塁のチャンスに阿部がサードファールフライに倒れて、二者残塁。一方、ソフトバンクはその裏、二死二塁から松中が先制タイムリーを浴びせると、連続四球で満塁とした所で長谷川が2点タイムリーを放ち、この回3点。東野は2回以降、ムラのある投球ながらも、要所を締め、7回まで追加点を許さずにいたが、8回、一死からハマのスペランカーに11号ソロを叩き込まれて、無念のKO。土壇場9回、セーブのつかない場面ながら、マウンドに上がった守護神・馬原に対し、巨人は一死から日本一高価な代打要員・李の内野安打寝亀井の二塁打で二、三塁のチャンス。ここで代打・工藤がタイムリー内野安打を放つと、代打・松田記者がタイムリー二塁打で続き、2点差。なおも二、三塁と一打同点のチャンスだったが、坂本は浅いセンターフライ,マッスル千代の富士はショートゴロに打ち取られ、あと一歩及ばなかった。和田は7回無失点でハーラー単独トップの9勝目。東野の連勝は8でストップ。イースタン二冠王の好成績を引っ提げて、大田が8番ファーストでプロ初スタメンに起用されたが、ショートゴロ2つに三振と3タコに終わり、第4打席目では代打を送られる有様だった。
◆F9−0D◆
中日先発・中田賢に対し、日本ハムは初回、一死二塁から稲葉の9号2ラン,糸井の5号ソロと一発攻勢で3点を先制。4回には無死三塁からあの男が犠飛を打ち上げると、二死後、鶴岡に3号ソロが飛び出し、中田賢はこの回限りでKO。5回には弾丸所持による出場停止処分がようやく解けて、今季初登板となった寝損に対し、いきなり連打を浴びせると、稲葉がこの日2本目の10号3ラン。更に、一死満塁とした所で鶴岡が犠飛を放ち、ダメ押しの9点目。8回からは高橋由伸−加藤武と繋いで、完封リレーを達成。先発のダルビッシュは7回を散発3安打無失点に抑え、5勝目を飾った。
◆L2−6C◆
主砲・栗原が骨折で戦線離脱する非常事態にも拘わらず、野村監督は求道者・前田をDHですらスタメンに起用しない大暴挙を敢行。落胆の色を隠せない広島先発・大竹に対し、西武はいきなり無死一、二塁のチャンスを作ると、中島が先制タイムリー。更に、栗山が送った後、ブラウンが犠飛を打ち上げ、2点目。しかし、2,3回と立て続けに二死満塁のチャンスを逃すと、徐々に流れは広島へ。5回、広島は赤松,天谷,小窪の3連打で1点を返すと、石原が送って、二、三塁となった所で東出がレフト前へ逆転の2点タイムリー。7回には一死から石原が7号ソロを放り込むと、二死後、梵がヒットで出た所で嶋が3号2ランを放ち、ダメ押しの3点を追加。中11日で登板した大竹は西武の拙攻に助けられながら、6回を2失点で切り抜け、ようやく今季初白星となった。
◆M2−4T◆
2回一死からブラゼルの18号ソロで先制した阪神は4回には二死走者なしからJ.マッケンジーがレフトスタンドへ10号ソロ。続く5回には二死からマット・マートンが二塁打を浴びせると、キュラソ星人がライト前へタイムリーを放ち、3点目。ロッテ先発・吉見はこの回限りで降板となった。更に、阪神は7回、3番手・古谷がキュラソ星人が6号ソロを放り込み、1点を追加。4点を追うロッテは8回二死から今江の4号ソロでようやく1点。9回には守護神・藤川から代打・竹原のタイムリー二塁打で1点をあげ、一発が出れば同点と言う見せ場を作ったものの、最後は代打・ムニスが三振に斬って取られた。阪神先発・ソニックは8回を1失点の好投で5勝目をマークした。
◆E1−4S◆
初回の一死二塁に始まり、2回二死一、三塁,3回一死一、二塁,4回二死一塁と再三再四のピンチを潜り抜けたヤクルトは5回、相川のヒット,鬼崎のインターフェアー,青木の内野安打で二死満塁のチャンスを掴むと、田中,ガイエルの連続タイムリーで3点を先制。拙攻続きの楽天はその裏、聖沢,高須の連打で無死一、三塁とまたも絶好のチャンスを作るが、一死後、鉄平が最悪のセカンドゴロゲッツーを食らい、またも無得点。6回先頭の中村紀の10号ソロでようやく1点をあげるが、後が続かない。ヤクルトは7回に田中のタイムリーでダメ押し。その裏から、増渕−マツ・オカ−林と1回ずつ繋いで逃げ切った。先発・石川は6回で10安打を浴びながらも、無四球と安定した制球を見せ、1失点で凌ぎきっての2勝目。楽天は毎回走者を出し、ヤクルトを上回る12安打で1点の拙攻が響き、交流戦初優勝の可能性が消滅した。
◆Bs7−1YB◆
初回にスレッジのタイムリーで先制された偽バファローズだが、3回、二死走者なしから下山,後藤と連打を浴びせた所でカブレラがレフトスタンドへ10号3ランを放り込み、一気に逆転に成功。5回には村田のエラー,後藤のヒットの後、またもカブレラにタイムリーが飛び出すと、更に、ティー岡田が13号3ランをぶち込んで、大きく突き放した。偽バファローズ先発の山本は2回以降は追加点を許さず、6回1失点で6勝目。西武が敗れた為、偽バファローズは交流戦初優勝へ王手をかけた。
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