June 08, 2010 21:50
人生最高のファストボール! 宿命の対決、ついに決着か!? / 今週の「MAJOR」
粘った末、ついに捉えてレフトポール際へ飛んだJr.の打球は惜しくも左に切れるファール。マウンドに駆け寄った寿也は、Jr.の執拗な粘りで球場全体のムードが盛り上がってきている事を鑑みて、ここで出塁を許す様な事になると、4点リードとは言え、嫌な感じになると察知し、徐々にストレートにタイミングが合ってきている事もあり、フォークならまず空振りを取れると進言するが、吾郎はこれを頑なに拒否。かつて右打席ではストレートを苦手とし、左打席で対応していたJr.だったが、今ではそれを克服し、この土壇場でも右打席で向かって来ている事を挙げ、自分の一番自信のあるスタイルで吾郎の一番自信のあるボールを待っているからだと言うのだ。W杯ではラストボールをライトポールに当てられたが、今度こそウイニングボールとして、人生最高のファストボールを寿也のミットに投げ込みたいと言う吾郎の想いを、半ば予想していた寿也は大人しく引き下がるのだった。かくして迎えた10球目、万感の想いを込めて投げ込んだ吾郎のストレートは果たして、寿也のミットに飛び込むのか!?
え〜い、まだ引っ張るのか…。まぁ、前回も書いた様に吾郎側の描写が全然ないまま、終わる訳にはいかないよな…。フォークを投げれば簡単に終わる…と言う状況でバカ正直にストレート勝負をかました挙げ句にスタンドに叩き込まれ、イップス編パート2になだれ込んだりしたら、笑うのだが、流石にそれはないか…。状況を知らずに、この回だけ見たら、結構、燃える展開に思えるのだが、毎回きっちり読んでいると、それ程には盛り上がって来ない。吾郎は都合のいい解釈でJr.を美化し過ぎだよなぁ…。当のJr.はつい数球前まで吾郎への対抗心など頭にはなく、ファンへの不信感に苛まれていただけだったのにさ…。とにもかくにも、この打席を試合の勝敗とは何ら関係のないものにしてしまった寿也のグランドスラムは失敗だった気がしてならない。
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