May 06, 2010 20:25
寿也、母親に捧ぐグランドスラム! ホーネッツ、決定的な4点リード! / 今週の「MAJOR」
延長10回、二死満塁で打席に入った寿也もまた美穂と同じく母親の事を思い返していた。母親に対して、気持ちの整理がつかない寿也は真実と向き合う為、祖父に対して、自分が捨てられた時の経緯を問い質す。事業に失敗した父親がギャンブルと酒に溺れ、しかも、暴力を振るわれ続けていた母親は既に、まともな精神状態ではなくなっていた。そして、父親の独断により、美穂だけ連れて逃げようとした際、それに抗う術はなかったと言うのだ。その後、父親が新たな借金を抱えて、単身逃亡。母親は酷いPTSD(心的外傷後ストレス障害)を抱えながらも、必死で働き、何とか借金を返すに至ったが、事情はどうあれ、一度は捨てた寿也と暮らす事は諦めていた。しかし、寿也を捨てたのは決して愛していなかったからではない事を信じて欲しい、今も野球で頑張っている寿也をずっと応援している、と手紙に書かれていたと言う祖父の言葉に寿也はようやく踏ん切りがついた模様。2球目を捉えた寿也の打球はスタンドに飛び込むこの日2本目のグランドスラムとなり、ホーネッツは一気に4点を勝ち越し。ダイヤモンドを一周してきた寿也は、もう顔も忘れていると思っていた母親の姿を客席の中から見つけると、静かにガッツポーズを見せるのだった。
寿也が捨てられ、佐藤家が崩壊したのは、何もかも親父の所為…と言う事で事態は丸く収まりましたとさ…。この期に及んで、親父が寿也にたかりに来る…と言う、かつて寿也の見た悪夢が現実として起こる危険性は常につきまとっている気もするが、どうせそこに到る前に連載が終わるから気にする事はあるまいて…。それにしても、ここで満塁アーチが飛び出すとは、流石に、微塵も予想出来なかった。この展開で裏の攻撃に一体何が起きると言うのか? 4点差ついた段階で、もう吾郎はお役御免でいいだろう…と思うのだが、きっとマウンドに上がっちまうんだろうな。しかし、Jr.は3人目の打者だから、4点取り返して、なおも二死満塁…の場面でも2度目の打席は回って来ない訳で、Jr.絡みでは勝負のつけようがない(そもそも、そこまで打ち込まれたら、吾郎は降板して然るべきだろう)。あっさり三者凡退で終わり、Jr.が最後の打者…なんて展開では、あまりにも盛り上がらない訳で、いよいよこうなると、吾郎がぶっ倒れて、生死の淵をさ迷うしか盛り上がる要素がないぞ…。まぁ、あとは、小森が代打で出てくるかどうかだが、こんな事を期待しているのは当ブログくらいなんだろうな…。
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