April 29, 2010 22:12
ロッテ、17安打の猛攻で首位奪回! 香月弟、プロ初登板初勝利!
◆D1−3G◆
内海,松本に続いて、亀井が左肘関節挫傷で登録抹消。マッスル千代の富士も急性胃腸炎で欠場と、主力がこれだけいなくなっても、不安を感じさせない層の厚さを見せつけている巨人は松本の離脱後、2番に入って結果を残している脇谷がこの日も第1打席から三塁打。二死後、寿司職人ラミレスが歩いて、一、三塁となった所で阿部がセンター前へ先制のタイムリー。1点を追う中日はその裏、一死二、三塁と一打逆転の場面がブランコ,ベンちゃんの4,5番があえなく凡退。続く2回には無死一、二塁としながら、松井雅が三振に倒れると、ウッチャンの送りバントは投手前にまともに転がり、三塁で封殺。続く荒木も打ち上げて、またもや二者残塁。味方の拙攻に耐えながら、投げ続けるウッチャンは4回、李,松田記者と連続三振。これで気が緩んだか、投手の東野にライトフェンス直撃の二塁打を浴びるが、続く坂本をサードへのイージーゴロに打ち取り、ピンチ脱出…と思いきや、森野が一塁へヘッポコ悪送球をかまして、やらずもがなの3点目を献上。中日は3回一死から16者連続凡退の体たらく。8回二死から森野,ブランコの連打で二、三塁と久々のチャンスを作り、東野をKOするが、代わった越智の前にブランコが三振に倒れ、またまた二者残塁。土壇場9回、巨人は亀井と入れ替わりで昇格した代打・矢野がヒットで出ると、一死三塁となった所で脇谷がタイムリーを放ち、貴重な1点を追加。その裏から投入した守護神・クルーンはベンちゃん,野本と連続三振に斬って取り、あっと言う間に二死とするが、ここから突如、制球を乱し、3連続四球で満塁のピンチを作り、KO。ここで代わった久保は荒木に対し、簡単に追い込みながら、暴投で1点を返され、なおも二、三塁とワンヒットで同点の大ピンチ。しかし、最後はピッチャーゴロに仕留めて、辛くも逃げ切り、5年ぶりのセーブをマーク。東野は8回途中まで無失点の好投で5連勝を飾り、狙っている月間MVPへ大きく前進した。
◆S4−5T◆
ヤクルトは2回、一死から藤本,相川の連打で二、三塁とすると、バーネットが歩いて、満塁のチャンス。ここで田中のサードゴロの間に先制すると、続く宮本が走者一掃のタイムリー三塁打を放ち、この回3点。阪神は4回、一死からJ.マッケンジーが5号ソロを叩き込むと、更に、ブラゼル,桜井の連打で二、三塁。二死後、連続試合出場記録を更新する為の代打・キュラソ星人が早くも登場し、四球を選び、満塁とチャンスを広げるが、マット・マートンがセカンドゴロに倒れて、三者残塁。5回にも無死一、二塁のチャンスに新井がゲッツーを食らう拙攻を繰り広げる阪神を尻目に、ヤクルトはその裏、青木の犠飛で4点目。しかし、阪神は6回、一死から3連打で1点を返し、バーネットをKO。更に、代わったマツ・オカから、平野,新井とタイムリーを浴びせて、一気に同点。続く7回にはエラー等で貰った一死満塁のチャンスでマット・マートンのファーストゴロの間に勝ち越しに成功。土壇場9回、満を持して登場の守護神・藤川球はいきなり先頭の藤本に三塁打を浴びる大ピンチを背負ったが、ここから後続3人を難なく打ち取ってゲームセット。3番手の西村に3勝目が転がり込んだ。
◆C0−8YB◆
毎回走者を出しながら、残塁を作り続けてきた横浜だが、4回、先頭のスレッジが二塁打で出ると、カスティーヨのライトフライで三進。二死後、広島バッテリーは武山を歩かせ、投手の清水との勝負を選択するが、清水は走者一掃のタイムリー二塁打でプロ初打点をマークし、2点を先制。5,6回も2つずつ残塁を作る拙攻を展開したが、7回、カスティーヨのタイムリーで3点目。更に、8回には栗原のエラー,内川のタイムリーで2点、9回にもスレッジの7号2ラン,吉村のタイムリーで3点を加えて、ダメ押し。先発・清水は8回まで5安打無失点の好投で3勝目をマークした。放った5安打がいずれも単発の単打、しかもうち3本が内野安打と言うあまりにも迫力のない攻撃で三塁を踏む事すら叶わずに完封負けを食らった広島は4月15日以来の単独最下位に転落。ノーヒットの4番・栗原は守っても3エラーと攻守に精彩を欠いた。
◆H4−0E◆
楽天先発・ラズナーに対して、ソフトバンクは4回、一死からハマのスペランカーがセンター前ヒットで出ると、続く松田が2試合連続の5号2ランをぶち込んで、2点を先制。6回には二死から死球を食らった松田が二盗を決めると、長谷川のタイムリー内野安打で3点目のホームイン。更に、8回にはまたも長谷川が犠飛を打ち上げ、4点目。土壇場9回、セーブのつかない場面ながらも登板した守護神・馬原に対して、楽天は3本のヒットを集中し、二死満塁と一発が出れば、一気に同点と言う見せ場を作ったが、最後は代打・憲史が三振に斬って取られて、完封負け。ソフトバンク先発の和田は6回を無失点に抑え、4勝目をあげた。ソフトバンクは今季初の3連戦3連勝。
◆F5−3Bs◆
初回、日本ハムは一死から劇団ひちょり,糸井と連打を浴びせると、高橋のセカンドゴロの間に劇団ひちょりが返って、1点を先制。2,3回と三者凡退に終わったが、4回に大引のタイムリーエラーでタナボタの1点を追加。更に、6回には糸井,小谷野のヒットでチャンスを作った所で稲葉に4号3ランが飛び出して、一気に点差を拡大させた。5点を追う偽バファローズは7回に下山のタイムリー等でようやく2点を返し、日本ハム先発・ケッペルをKO。9回には3番手・建山からバイナムの二塁打,T−岡田のタイムリーで2点差まで詰め寄ったが、反撃もここまで。この後、鈴木,下山と連続三振。最後は坂口がレフトへ打ち上げ、ゲームセット。ケッペルは7回途中まで2失点で切り抜け、3勝目。
◆L5−10M◆
首位奪回を狙うロッテはプロ初先発の田中に対して、初回、一死から荻野貴の三塁打,井口の四球で。一、三塁とした所で金が先制タイムリー。更に、続く大松のタイムリー二塁打,片岡の野選でこの回3点。西武は2回、先頭の中村が8号ソロ。更に、二死から連続四球でチャンスを広げるが、大崎が三振に倒れて、1点止まり。3回に1点ずつ取り合って迎えた4回、四球にエラーとノーヒットで労せずしてチャンスを拾うと、井口のタイムリー,岡本洋の暴投,金,サブローのタイムリーで一気に4点を追加。ロッテはこの後も加点し、計17安打10得点の猛攻で1日で首位に返り咲き。先発の香月弟は5回で4点を奪われたが、打線に助けられて、プロ初登板初勝利を飾った。
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