January 31, 2010 21:07
敗色濃厚ムードに喝! 吾郎、決死のブルペン入り! / 今週の「MAJOR」
あっと言う間に2点の勝ち越しを許してしまったバスケスは更に、四球でピンチを広げ、KO。7番手として、第1戦,第4戦で先発しているエースのバーチがマウンドに上がる事に…。バーチは何とか後続を断ちきったものの、ベンチに戻ってきたナインの足取りは重かった。劇的な同点劇も束の間、あっさり勝ち越された上、残っている投手の手駒の数も余裕のあるレイダースと比べ、圧倒的に不利な状況とあって、徐々に諦めムードが漂い始める。見かねた吾郎はブルペンへ向かう事を打診するが、前日、頭部に打球を食らい、プレー禁止令が下っているとあって、当然のごとく、制止するワッツ。しかし、吾郎は試合に出してくれとは言わないが、ブルペンに行く事で、今日は投げられないと思って安心しているレイダースにプレッシャーをかけられるかもしれないと主張。「まだ試合は終わっちゃいない! 可能性がある限り、全員が最後までやれる事をやるんだ!」と言う吾郎の言葉にワッツは返す言葉もなく、吾郎のブルペン行きを看過せざるをえなかった。ただブルペンに行っただけでは信用して貰えない、と投球練習まで始める吾郎の姿に両親が動揺する一方、レイダース陣営も驚きを隠せない。ホーネッツは先頭打者が四球で出塁すると、吾郎の勝利への飽くなき執念が伝染したか、続くロイも左中間突破の二塁打を浴びせて、無死二、三塁と一打同点のチャンスを形成するが…。
劣勢で落ち込んだナインのモチベーションを吾郎が無茶をかまして立て直すと言う毎度お馴染みのパターンに突入。まったく横浜リトル戦以来、吾郎にとっての大一番は文字通り、野球生命を賭ける試合ばかりだね(今度は「野球」生命で済まないかもしれんけど…)。ここで吾郎の言い分を通してしまうとなると、7年前の血行障害時の球団の行き過ぎとすら思えた管理体制は一体何だったのかと…。こういう吾郎の無謀な行為を二度と許さない為ではなかったのか?(フロントの顔ぶれが当時とは変わっていると言う可能性もなきにしもあらずだが)。とすれば、あのエピソードは単に、吾郎と薫の結婚を煽る為だけのネタに過ぎなかったと言う事になってしまう。あの時はまともに投げられない状態に陥ったから引き下がった吾郎だが、今回は(生命の危機があろうとも)なまじ投げられるだけにタチが悪いね。子供が生まれようと言うこのタイミングでこんな事やってる辺り、守るべき家庭が出来れば、そうそう無茶もしなくなるだろう…と言うソフィアの見立ては実に甘かった訳だ。吾郎の無茶を止めるには、ルール的に出場不可能な状況に追い込む(ベンチ入りを許さない)に他ならない…と言う事をホーネッツのフロントはいい加減、学ぶべきだろう。まぁ、薫の方もどうせ吾郎の事だから、こういう展開になるに決まってると予測して、病院に来ない様にし向けたとしか思えないので、この試合で吾郎が死んでも文句は言えないよな…。それにしても、投手の駒が足りなくなってきている展開で表の攻撃が9番から始まるってのに、わざわざバーチを9番に入れて、すぐに代打を送ってしまうワッツの采配は何ともお粗末だ。
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