October 04, 2009 22:01
苦手・大隣を4回KO! 日本ハム、リーグ制覇へ王手!
◆S1−5G◆
球団史上初の日本人2桁勝利投手ゼロの危機に瀕している巨人。ゴンザレスの最多勝争い援護の為、最終戦の内海の登板可能性が薄くなっている状況で、最後の望みを託された春風亭半ケツが先発登板。何とか春風亭半ケツを援護したい巨人は2回、二死から阿部が死球で出ると、左太腿痛で登録抹消された亀井に代わり、一軍昇格したばかりの小田嶋がライトスタンドへ移籍初アーチを叩き込み、2点を先制。5回には無死一、二塁から脇谷がセンター前へタイムリー。二死満塁と場面が変わった所でガッツ,寿司職人ラミレスと連続押し出し四球を選び、ヤクルト先発・村中をKO。その裏、ヤクルトは二死満塁から福地が押し出し四球を選んで、ようやく1点。なおも満塁の場面だったが、梶本はショートゴロに倒れて、三者残塁。以降、ヤクルトは僅か1安打と沈黙し、再び4位に逆戻り。今季の負け越しが決定した。春風亭半ケツは140球の力投で8回を1失点で切り抜けて、10勝目に届き、球団史上初の危機を救った。
◆T5−0D◆
ナイターを控えるヤクルトにプレッシャーを与える為にも勝っておきたい阪神は3回、中日先発・中田に対し、先頭の桜井がレフトスタンドへ12号ソロを放り込み、1点を先制。一方、中日は阪神先発・岩田に対し、1,2回と先頭打者を四球で出しながら、立て続けにゲッツーを食らうなど、粘りのない淡泊攻撃で川相不在の弊害を露呈し、ゼロ行進を続けるばかり。6回にも先頭の英智がヒットで出た後、小笠原の犠打で二塁へ進めたが、井端,荒木とあえなく凡退し、またも無得点。中日が拙攻を繰り返している隙に阪神は7回、二死満塁から平野,代打・葛城イクローの連続タイムリーで3点を追加。直後の8回、中日はこの回から代わったアッチソンに対し、谷繁,代打・野本の連打で一、二塁とするが、英智のライナーがファーストの守備範囲で、飛び出した野本が戻れずに最悪のゲッツー。続く代打・立浪も打ち取られ、結局、無得点。阪神はその裏、関本の3号ソロでダメを押すと、最後は先発要員のソニックが締めて、完封リレーを達成した。岩田は7回を2安打無失点と三塁も踏ませぬ好投で7勝目。
◆YB7−3C◆
初回、横浜は一死から山崎,内川,村田と3連打を浴びせて、1点を先制。一気に三塁を狙った内川は憤死するも、続く吉村がレフトスタンドへ16号2ランを叩き込み、この回3点。3回までパーフェクトと沈黙していた広島は4回、二死走者なしから天谷,栗原,フィリップスのクリーンアップ3連打で1点を返し、なおも一、二塁のチャンスだったが、マクレーンが三振に倒れて、追加点ならず。突き放したい横浜は6回、二死三塁から武山のタイムリー内野安打で1点を追加すると、続く7回には内川のタイムリー,村田の25号2ランで3点を奪い、ダメ押し。広島は9回にマクレーンが17号2ランを放ったが、及ばなかった。横浜先発・吉見は6回1失点で3勝目。これで広島は今季のBクラスが確定し、昨季、残留条件を満たせなかったにも拘わらず、いけしゃあしゃあと指揮を執っていたブラウン監督の今季限りでの退任は決定的となった。開幕から二軍に身を潜め、ブラウン失脚に大きく貢献した求道者・前田の来季の完全復帰に大きな期待が寄せられている。◆F4−2H◆
V逸は確定したものの、2位浮上のチャンスは残っているソフトバンクは3回、ヒットの明石を川崎が送ると、二死後、本多がタイムリー二塁打を浴びせて、1点を先制。3回まで無失点の好投を展開していた先発・大隣は4回も簡単に二死を取ると、スレッジをピッチャーゴロに打ち取り、三者凡退…と思いきや、大隣は一塁へ痛恨の悪送球。これでリズムを崩したか、続く小谷野に痛打されると、恐怖の残塁量産マシンの名を欲しい儘にするあの男をむざむざ歩かせてしまい、満塁のピンチ。ここで鶴岡にも四球を与え、押し出しで同点を許すと、金子誠,田中と連続タイムリーで3点を勝ち越され、KO。3点を追うソフトバンクは7回、一死から川崎,松田の連打で二、三塁とすると、本多のピッチャーゴロの間に川崎がホームイン。なおも二死三塁の場面だったが、オーティズは三振に倒れて、1点止まり。最後は守護神・武田久の前に三者凡退に終わり、ゲームセット。日本ハムはこれでマジックを2つ減らし、リーグ制覇へ王手をかけた。先発の武田勝は6回2/3を2失点で9勝目。
◆E2−6L◆
Bクラスが確定してしまったとは言え、意地を見せたい西武は初回、片岡のヒット,栗山の四球でいきなり無死一、二塁のチャンス。ここで中島はサードゴロゲッツーに倒れるも、続く中村がレフトスタンドへ46号2ランを叩き込み、2点を先制。西武先発・涌井は3回まで無失点に抑えていたが、4回、二死走者なしからリンデン,青波の長瀬と連打を浴びて、1点を献上。2回以降、一人の走者も出せずにいた西武だが、6回、先頭の栗山がレフト前に弾き返すと、中島がライトスタンドへ22号2ランを放ち、2点を追加。8回には中島の二塁打と連続四死球で一死満塁とした所で赤田がタイムリーを放ち、ダメ押しの2点を追加。涌井は今季11度目の完投でハーラーダービー単独トップに躍り出る16勝目をあげた。尚、この日、清水が今季限りで引退する意向である事を表明した。
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