September 27, 2009 22:12
6点差追い付くも及ばず! 偽バファローズ、2年ぶり最下位確定!
◆G4−2C◆
Aクラス浮上へ望みを繋ぐ為にも何とか連敗を阻止したい広島だが、巨人先発・春風亭半ケツに対し、4回まで毎回走者を出しながら、あと一本が出ず、ゼロ行進。先発・大竹も3回まで無失点と踏ん張っていたが、4回、寿司職人ラミレスにヒット,松田記者に四球を許して、一死一、二塁のピンチを迎えると、阿部にタイムリーを浴びて、先制点を献上。続く5回には先頭の松本に痛打されると、ガッツに31号2ランを被弾し、この回限りでKOとなった。広島は6回、栗原の四球,マクレーンのヒットで一、二塁とすると、一死後、小窪がタイムリー二塁打を放ち、栗原が生還。なおも二、三塁と一打同点のチャンスだったが、倉,代打・ルパン廣瀬と倒れて、1点止まり。巨人は8回、先頭の亀井が25号ソロを叩き込むと、最後は昨日に続いて豊田が締めて広島の反撃を断ち切った。巨人はこれで10連勝。春風亭半ケツは7回1失点で4連勝の9勝目。一方、敗れた広島は5連敗。
◆D2−8T◆
デーゲームで勝ってヤクルトにプレッシャーを与えたい阪神は2回、二死走者なしから桜井,狩野,岩田の3連打で1点を先制。続く3回にはヒットの関本が三塁へ進むと、キュラソ星人が犠飛を打ち上げ、2点目。5回には無死一、二塁から新井がタイムリーを浴びせると、一死後、桜井が歩いて満塁となった所で狩野がレフトスタンドへ5号グランドスラムをぶち込んで、一気に5点を追加。投打に精彩を欠く中日は8回にブランコのタイムリー二塁打で2点を返し、完封を免れるのが精一杯だった。阪神先発・岩田は7回を無失点に抑え、6勝目。尚、この日が引退試合となったピンキー井上はスタメン起用されフル出場したが、残念ながら2三振を含む4タコ。試合後は引退セレモニーが行われ、盛大な拍手が送られた。
◆S3−1YB◆
負ければ、再び4位転落となるヤクルトは初回、先発・石川がいきなり先頭の金城に二塁打を浴びると、藤田に犠打を許した後、内川にタイムリー二塁打を浴び、先制点を献上。更に、続く村田に痛打され、一、三塁とされたものの、メカゴジラ,吉村と打ち取り、ピンチ脱出。1点を追うヤクルトは3回、一死から石川が自らヒットを放ち、反撃の狼煙を上げると、続く福地も内野安打で出塁。田中は三振に倒れたものの、ユウイチがライト前へ同点タイムリー。6回にはユウイチがメカゴジラのエラーで出ると、続く青木がライトスタンドへ14号2ランを放り込み、勝ち越しに成功。9回も続投となった石川に対し、横浜はメカゴジラのヒット,代打・ジョンソンの四球で二死一、二塁と長打が出れば、同点と言う場面を築いたものの、最後は武山がファーストファールフライに倒れて、万事休す。ヤクルトは僅か4安打で3点を奪う効率のいい攻撃で5連勝を飾り、3位を死守。石川は今季2度目の完投で11勝目。
◆H4−2F◆
V奪回どころか、3位転落の危機に瀕しているソフトバンクの先発・大隣は4回までノーヒットの快投を展開。何とか大隣を援護したいソフトバンクはその裏、先頭の本多がセンター前に弾き返すと、続くオーティズがレフトスタンドへ20号2ランを放り込み、待望の2点を先制。6回には先頭のオーティズが右中間フェンス直撃の二塁打を浴びせると、意表をついて三盗に成功。更に、武田勝の悪送球を誘って、一気に生還。6回まで内野安打1本と沈黙していた日本ハムは7回、高橋,スレッジの連打で二、三塁とすると、一死後、トンガがプロ初打点となる犠飛を打ち上げ、ようやく1点。ソフトバンクは8回、二死走者なしからオーティズが四球を選ぶと、続く小久保がタイムリー二塁打を放ち、貴重な1点を追加。粘る日本ハムは土壇場9回、スレッジ,トンガのヒットで一死一、三塁とし、大隣をKO。代わった馬原から代打・稲葉のファーストゴロの間にスレッジが生還し、2点差と迫ったが、反撃もここまで。最後は代打のミスタースナイパー・坪井がセカンドゴロに倒れ、ゲームセット。ソフトバンクは辛くも3位転落を回避し、逆転Vへ望みを繋いだ。大隣は完投こそ逃したものの、8回1/3を2失点の好投で8勝目。馬原は24日ぶりの29セーブ目をあげた。
◆L4−11E◆
1立ち上がりから制球が定まらない西武先発・涌井に対し、初回、2四球でチャンスを掴んだ楽天は草野のタイムリーで1点を先制。3回にも連続四球で一、二塁とすると、一死後、またも草野がタイムリー。更に、青波の長瀬が片岡のエラーを誘って、この回2点。4回には一死一、三塁から鉄平がタイムリーを放ち、4点目。続く5回には一死一、三塁から中谷の犠飛,中村真,渡辺直の連続タイムリーで3点を追加。止まらぬ楽天打線は6回には一死満塁から中谷が2点タイムリー。7回には青波の長瀬,リンデンと連続タイムリーが飛び出し、11点目。西武も中盤以降、中島の21号2ラン等で4点を返したものの、及ばなかった。先発全員安打で快勝を収めた楽天は球団初の貯金10。先発・ラズナーは7回4失点ながら、打線の援護に助けられ、4勝目を飾った。
◆M7−7Bs◆
この試合に勝てなければ最下位が確定する偽バファローズは初回、坂口,北川のヒットで一死一、三塁とすると、ローズが犠飛を打ち上げ、1点を先制。しかし、その裏、ロッテは堀の4号ソロであっさり同点とすると、2回にはこの打席がロッテでの最後の打席となったベニー松山が7号ソロを叩き込み、勝ち越し。続く3回には一死三塁からフクーラがサードへのファールフライを打ち上げると、西岡がタッチアップで本塁を陥れる好走塁。更に、4回には田中雅のタイムリー,西岡の犠飛,堀,フクーラの連続タイムリー二塁打で4点を追加し、偽バファローズ先発・山本をKO。ロッテのワンサイドゲームになるかと思いきや、偽バファローズは7回二死走者なしから猛反撃を開始。山崎浩のレフト前ヒットを皮切りに怒濤の8連打で大量6点を奪い、一気に同点。試合はその儘、延長にもつれ込んだ。ラストイニングとなった12回、偽バファローズは一死から小瀬,横山と連打を浴びせ、一、二塁。二死後、山崎浩がレフト前へ弾き返し、一気に勝ち越しを狙った小瀬だが、角中の好返球の前に本塁憤死。6回以降、一人の走者も出せずにいたロッテはその裏、一死から西岡が三塁打を放ち、一打サヨナラのチャンス。ここで堀はスクイズを仕掛けるが、ファーストへの小フライを上げてしまい、飛び出した西岡が戻れず、ゲームセット。サヨナラ負けは回避した偽バファローズだが、これで今季の最下位が確定した。
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