August 11, 2009 23:20
栗山、値千金の一発! 涌井、今季3度目の完封でトップタイ13勝目!
◆C1−3G◆
初回、巨人は坂本,松本と連打を浴びせると、ガッツのファーストゴロを処理した栗原が二塁へ悪送球。ボールが転々とする間に坂本が先制のホームイン。4回には寿司職人ラミレス,亀井の連打で一、三塁とすると、阿部のセカンドゴロ併殺崩れの間に寿司職人ラミレスが返って、2点目。6回にはエラーで出た寿司職人ラミレスが三塁へ進むと、古城にタイムリー二塁打が飛び出して、3点目。巨人先発・ゴンザレスの粘り強い投球の前に毎回塁上を賑わせながら、一向に得点が奪えない広島は7回、一死から石原が四球を選び、ようやくゴンザレスをKOするも、代わった山口の前に代打・マクレーンがセカンドゴロゲッツーに倒れる最悪の展開でまたも無得点。0−3の儘、迎えた土壇場9回、巨人は守護神・クルーンを投入し、逃げ切り体勢。代わりばな栗原を三振に斬って取ったクルーンだったが、続くフィリップスに二塁打を浴びると、二死後、代打・喜田にもタイムリー二塁打を浴び、1点を献上。更に、続く石原に内野安打,代打・石井タクローに四球を許して、満塁のピンチ。業を煮やした若大将・原監督はクルーンを下げて、越智を投入。越智は東出を三振に斬って取り、辛くも逃げ切りに成功。ゴンザレスは6回1/3を無失点でに来日初の10勝目をマーク。一方、広島先発・前田健は味方の拙守に足を引っ張られ、逆ハーラー単独トップに踊り出る11敗目を喫した。
◆T1−3D◆
中日は3回、一死から井端,荒木の連続二塁打で先制すると、続く森野もタイムリーを放ち、この回2点。4回には二死三塁からウッチャンがタイムリー内野安打を放ち、3点目。ウッチャンに対し、4度に渡って、得点圏に走者を進めながら、あと一本がどうしても出ない拙攻続きの阪神は7回、先頭の代打・浅井が三塁打を放つと、平野が犠飛を打ち上げ、ようやく1点。しかし、走者がいなくなってしまった事で勢いが止まってしまい、後続2人はあえなく凡退し、1点止まり。中日は8回から浅尾−岩瀬と繋ぐ必勝リレーを展開し、逃げ切り。ウッチャンは7回1失点で6勝目。◆S5−4YB◆
横浜先発・はーちゅんは初回、簡単に二死を取りながら、青木に9号ソロを被弾し、先制点を献上。続く2回に三者三振斬りを見せ、立ち直ったかと思われたが、3回、先頭の川島慶に10号ソロを叩き込まれると、一死後、福地,田中と連打を浴びて、3点目を献上。一方、ヤクルト先発・石川は4回まで3人ずつで打ち取ってきたが、5回二死走者なしから吉村,石川,武山と3連打で1点を返されると、続く6回には二死二、三塁からメカゴジラに2点タイムリーを浴び、試合は振り出しに。ヤクルトは7回二死満塁,8回二死一、二塁,9回二死二、三塁と再三の勝ち越しチャンスを悉く逃し、延長に突入。横浜は10回、先頭の代打・下園が4号ソロを叩き込み、ついに勝ち越し。これで決まったかと思いきや、その裏、ヤクルトは死球で出た青木が二盗を決めると、デントナにタイムリーが飛び出し、またも同点。続く11回には川島慶,代打・川本と連打を浴びせると、福地が敬遠されて、無死満塁。田中はファーストライナーに倒れるも、ここで代わったカリメロから青木がライト前へ弾き返して、サヨナラ勝ちを収めた。5番手の李は来日初勝利。
◆E6−0H◆
4ヶ月ぶりの先発登板となる高橋秀に対し、楽天は初回、ヒットのリンデンが内野ゴロの間に二進すると、鉄平がセンター前へ先制タイムリー。5回にはヒットの中村真を内村が送った所で嶋がタイムリー二塁打を放ち、1点を追加。続く6回には先頭の渡辺直が内野安打で出ると、二死後、青波の長瀬が9号2ランを放ち、4点目。続く7回にも連続四球で貰ったチャンスにまたも鉄平がタイムリーを放ち、ダメ押しの2点を追加。8回からは川岸が残り2回をきっちり抑えて、完封リレーを達成。先発・岩隈は毎回走者を許しながらも、要所を締める粘りの投球で9勝目をあげた。
◆F4−3Bs◆
0−0で迎えた5回、日本ハムはスレッジの四球,糸井の内野安打で一死一、三塁とすると、鶴岡が均衡を破る先制スクイズ。続く6回にはヒットの田中を紺田が送ると、二死後、高橋がタイムリーを浴びせて、2点目。4回まで毎回安打を浴びせながら、チャンスを生かせないでいるうちに、日本ハム先発・八木に立ち直る隙を与えてしまい、5,6,7回と3人ずつ打ち取られていた偽バファローズだが、8回、先頭のフェニックス一輝がレフトスタンドへ3号ソロを叩き込み、ようやく1点。土壇場9回には守護神・武田久に対し、先頭の代打・小瀬がヒットで出ると、一死後、ローズが13号2ランをぶち込んで、一気に逆転。しかし、その裏、前の試合で小松を完投させようとして失敗したばかりだと言うのに、大石監督は懲りていないのか、またも守護神・加藤を使わず、先発・岸田を完投させようとした挙げ句、二死から小谷野に7号ソロを浴びて、延長に持ち込まれる始末。こうなると流れは日本ハム。10回の二死満塁のチャンスは「恐怖の残塁量産マシン」の名を欲しいままにするあの男が三振に倒れ、怒濤のチャンスブレイカーぶりを遺憾なく発揮したが、12回、一死から代打・佐藤がカブレラのエラーで二塁を陥れると、田中がライト前へタイムリーを放ち、サヨナラ勝ち。6番手の林に無傷の3勝目がついた。◆M0−1L◆
西武先発・涌井は初回、いきなり三者三振の快投を見せると、2回には先頭の大松に痛打された後、またも三者連続三振。怒濤の三振ショーを展開する涌井を何とか援護したい西武は3回、一死から栗山がライトスタンドへ9号ソロを放り込み、1点を先制。涌井は飛ばし過ぎたのか、3回からは打たせて取る投球へと一変。のらりくらりとロッテ打線をかわしてきたが、7回、里崎,フクーラにヒット,西岡に四球を許して、二死満塁と一打逆転の大ピンチ。しかし、ここで竹原をセカンドゴロに仕留めて、ピンチ脱出。峠を越えた涌井は8,9回と3人ずつで斬って取り、自己最多の13三振を奪っての今季3度目の完封でハーラートップタイの13勝目を飾った。ロッテ先発・小林宏は1失点完投ながら、打線の援護に恵まれず、10敗目。
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