July 24, 2009 23:13
青木、起死回生の逆転2ランでMVP! ダルビッシュ、打球直撃で1回降板!
◆全パ8−10全セ◆
史上初の3年連続先発登板となったダルビッシュ(日本ハム)が初回から寿司職人ラミレス(巨人)の打球を肩に受けてしまい、予定を繰り上げ、1回限りでの降板を余儀なくされる波乱の幕開けとなったオールスター第1戦。落合監督(中日)の陰謀により、現役復帰を果たせなかった名手・川相(中日)を欠く苦しい展開の全セは初回から荒木(中日)のエラーで先制点を献上といきなり川相不在の弊害を露呈。3回には、相変わらず、故障に弱い虚弱体質ぶりを露呈し、DHとしてすら規定打席に到達出来ず、かつ中途半端極まりない数字しか残しておらず、本拠地・札幌で開催すると言う要素以外、ファン投票1位になる理由が皆目見当たらないあの男(日本ハム)がセ・リーグ最多勝・館山(ヤクルト)から右中間へ二塁打を浴びせると、一死後、井口(ロッテ)のタイムリーで全パが1点を追加。2点を追う全セは4回、全パ2番手・田中(楽天)に対し、寿司職人ラミレスが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに左中間スタンドへオールスター通算3本目となるホームランを叩き込み、ようやく1点を返すと、5回にはWBC使用球はからっきしだが、NPB使用球ならお手の物な岸(西武)から内川(横浜),阿部(巨人)の連打で一、三塁とした所で荒木が汚名返上の犠飛を打ち上げ、同点。更に、6回には青木(ヤクルト),ガッツ(巨人)の連続二塁打で勝ち越しに成功するが、一気に畳み掛けたい所で寿司職人ラミレス,キュラソ星人(阪神),ブランコ(中日)が三者連続三振に斬って取られ、1点止まり。その裏、若大将・原監督(巨人)は川相不在と言う絶体絶命の状況を打開すべく、落合監督のお茶濁し采配をパクって、開幕10連勝中の川井(中日)を投入。しかし、所詮、カワイであって川相ではない川井ではチームの空気を変える事は出来ず、一死から高橋(日本ハム),中島(西武),草野(楽天)と3連打を浴びると、里崎(ロッテ)には押し出し四球で同点としてしまう体たらく。なおも満塁の場面だったが、第1打席でインケツパワーを放出しきってしまったあの男がライトへの浅いフライを打ち上げてしまうと、強引に勝ち越しを狙った中島が本塁憤死し、同点止まり。しかし、続く7回、全パは代打・サブロー(ロッテ)の内野安打の後、川崎(ソフトバンク)のピッチャーゴロを川井が二塁へ悪送球。更に、稲葉(日本ハム)のセーフティバントをガッツが一塁へ悪送球と相次ぐ拙守で、サブローに続いて川崎の生還まで許してしまい、勝ち越しの2点を献上。川相不在の重さを痛感し、落胆の色を隠せない川井はこの後、中村(西武)に二塁打を浴びると、高橋,金子誠(日本ハム)と連続タイムリーを許し、更に、草野のゲッツーの間にも1点を返され、この回悪夢の5失点。しかし、粘る全セは8回、この回から代わった5番手・有銘(楽天)に対し、青木の四球,ガッツのヒットで一、三塁とした所で寿司職人ラミレスがタイムリー二塁打を放ち、まず1点。続いて代打・栗原(広島)が歩いて満塁とすると、ブランコのセカンドゴロの間にガッツが生還。更に、内川が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、1点差と肉迫。続く井端(中日)がヒットの後、二盗を決め、二、三塁と一打逆転のチャンス。しかし、東出(広島)のセンターフライで本塁突入した内川が刺されて、同点ならず。8−7で迎えた土壇場9回、抑えとして出てきた武田久(日本ハム)に対し、全セは先頭の 石原(広島)がセンター前ヒットで出塁。ここで青木が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ起死回生の2ランを放り込み、一気に逆転に成功。更に、この後、ヒットで出た赤松(広島)が二盗を決めると、ブランコが三遊間突破のタイムリーを放ち、10点目。最後は8回から登板のハマのチンピラ(横浜)が締めて、逃げ切った。MVPは逆転2ランを放った青木が獲得。ベストバッター賞は一発含む3安打2打点の寿司職人ラミレス,ベストピッチャー賞は2回を1死球与えただけの無安打無失点に抑えたハマのチンピラ,そして、ベストプレー賞に2安打2打点の高橋が選ばれた。
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