June 03, 2009 23:44
魔の8回、悪夢の4連打! 田中、今季初黒星で8連勝ならず!
◆M1−1G◆
昨日、スコアレスドローを演じたこのカードはこの日もグライシンガー,清水の両先発の好投で一向に得点が入らない。昨日から34個続けてスコアボードにゼロを重ねて迎えた6回、巨人は亀井の4号ソロでついに1点を先制。1点を追うロッテは7回、阿部のエラー,大松の四球とノーヒットで掴んだ二死一、二塁のチャンスに里崎のタイムリーで24イニングぶりの得点をあげ、同点。巨人は球団史上初の4戦連続延長に持ち込まれた。巨人は10回、先頭の鈴木が二塁打を放つも、坂本,松本と連続三振。ガッツが敬遠された後、寿司職人ラミレスはセンターフライに倒れて、勝ち越しならず。ラストイニングとなった12回、ロッテは二死走者なしから里崎の四球,今江のヒットで一打サヨナラのチャンス。しかし、途中出場の塀内が三振に倒れて、昨日に続いての引き分けに終わった。
◆Bs10−14D◆
川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに森野が7号2ランを叩き込むなど、初回から3点を先制した中日だが、先発・小笠原が乱調でその裏、1点を返されると、2回にはフェニックス一輝に2点二塁打を浴び、あっさり同点。追い付かれた中日は3回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにベンちゃんが15号2ランを叩き込むなど、一気に4点を勝ち越すが、その裏、一死満塁のピンチを迎えると、坂口にタイムリーを浴びた所で小笠原はKO。代わった中里も二死後、フェニックス一輝に走者一掃のタイムリー二塁打を許して、またも追い付かれてしまう。中日は5回、4四死球を貰うなど偽バファローズリリーフ陣の乱調に付け込み、3点を勝ち越すが、一向にピリッとしない中里がその裏、あっさり3点を返される始末。10−10で迎えた8回、中日はエラーで貰ったチャンスに谷繁のタイムリーで四たび勝ち越し。9回には5長短打でダメ押しの3点を追加し、両軍合わせて35安打24得点の乱打戦に終止符を打った。
◆H3−0YB◆
ソフトバンクは初回、ウォーランドの制球難に付け込み、一死満塁とすると、小久保のショートゴロの間に先制。更に、ハマのスペランカーもタイムリー内野安打で続き、2点目をあげると、続く2回には先頭の田上が7号ソロを叩き込み、3点目。先発・藤岡は6回まで2安打無失点の好投見せると、7回からは攝津アッパー−ファルケンボーグを挟んで、守護神・馬原に繋ぐ必勝リレーを展開。馬原は3人の打者を悉く内野ゴロに仕留めて、横浜の追撃を断ち切り、完封リレーを達成。藤岡は2年ぶりの白星(先発としてはプロ初)を手にした。
◆F7−2C◆
好調の広島はこの日も3回に東出のタイムリーで1点を先制。3回まで6三振を奪うなど素晴らしい立ち上がりを見せていた先発・ルイスだが、4回一死から高橋,糸井と連打を浴びると、小谷野に犠飛を打ち上げられて、同点。広島は6回、一死満塁から嶋の犠飛で勝ち越すも、その裏、日本ハムは糸井のタイムリーで再び同点。2−2で迎えた8回、ブラウン監督はこの回からルイスを引っ込め、横山にスイッチするが、これが裏目。日本ハムは先頭の田中が四球を選ぶと、劇団ひちょりがタイムリー二塁打を放ち、勝ち越し。稲葉もヒットで続き、横山をKOすると、3番手・梅津から高橋がタイムリー内野安打。更に、糸井が5号3ランをぶち込んで、この回、一挙5点のビッグイニングを形成。これで試合を決定付けられた広島は9回は簡単に三者凡退に終わり、破竹の連勝は7でストップした。
◆E2−3T◆
阪神先発・安藤に対し、1,2回と先頭打者を出しながら、後が続かなかった楽天だが、渡辺直の二塁打で三たび先頭打者を出した3回、小坂が送った所で草野が犠飛を打ち上げ、先制。楽天先発・田中は5回二死までパーフェクトに抑えるなど、7回まで僅かに1安打の好投を展開していたが、8回、先頭の悠久の若虎・桧山に三塁打を浴びると、続く葛城イクローにライト前へ弾き返され、ついに同点。勢い付く阪神は続く狩野もタイムリー三塁打を放ち、勝ち越すと、更に、平野もタイムリーで続き、田中をKO。土壇場9回、守護神・藤川を投入し、逃げ切りを図る阪神だが、依然として調子が上がって来ない藤川はいきなり鉄平,中村真と連打を浴びると、中村紀を敬遠して、無死満塁の大ピンチ。代打・憲史をセカンドライナーに仕留めるも、続く中島に犠飛を打ち上げられて、1点差。なおも長打が出ればサヨナラのピンチは続いたが、最後は渡辺直をショートゴロに抑えて、辛くも逃げ切りに成功。安藤は7回1失点の好投で4勝目。田中は今季初黒星を喫し、開幕からの連勝が7でストップした。
◆L8−1S◆
1ヶ月ぶりの先発となった木田画伯は2回まで無失点に抑えていたが、3回、栗山の犠飛で先制を許すと、続く4回には二死走者なしから3人の走者を許して満塁となった所でボカチカに12号グランドスラムを被弾し、この回限りでKO。西武は5回には栗山が5号ソロ,6回には片岡のタイムリー二塁打で着々と加点。8回には銀仁朗の犠飛でダメ押しの8点目。ヤクルトは9回に内野ゴロの間に1点を返して、完封を逃れるのが精一杯だった。西武先発・涌井は5安打1失点完投で6勝目。
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