April 30, 2009 22:29
絶体絶命の窮地から大逆転! 阪神、怒濤の5連打でサヨナラ勝ち!
◆C4−7G◆
49年ぶりの3戦連続完封負けと言う屈辱に見舞われた巨人。若大将・原監督は貧打打開へ、松本,脇谷の1,2番を組む新オーダーを展開すると、これが奏功。初回、広島先発・前田健からいきなりこの二人が連打を浴びせると、続くガッツが先制6号3ランを放り込み、あっと言う間に28イニングぶりの得点をゲット。しかし、3回、先発・福田が赤松の犠飛,天谷の2号2ランで3点を失い、一気に同点。初回こそ速攻を見せたが、3回二死満塁,4回無死三塁のチャンスを逃し、嫌な空気が流れ始めていた巨人だが、5回、亀井のタイムリーで勝ち越しに成功。6回にはヒットの坂本が暴投で二進するが、福田がタッチプレーであるにも拘わらず二塁走者を殺してしまうヘッポコバントを敢行。これで流れは変わるかと思いきや、松本が死球を食らった後、脇谷のセカンドゴロを東出が大きく弾き(記録はヒット)、福田が労せずしてホームイン。更に、この時、赤松のヘッポコ悪送球で松本は一気に三塁へ進むと、ガッツがタイムリーと、広島の守乱に付け込み、この回3点を追加。広島は7回、石井タクロー,石原の連打で一、三塁のチャンスを作り、ここで代打・栗原投入で勝負をかけたが、ヘルニアで苦しむ栗原はあえなくセカンドフライと凡退。結局、この回、東出のショートゴロの間に1点を返すのが精一杯。巨人は山口−豊田と繋ぎ、最後は越智が締めて、プロ初セーブ。今季対広島初勝利を飾り、4連敗を阻止。寿司職人ラミレスが5タコに終わる中、脇谷が4安打でチャンスメイクすれば、ガッツも4安打で5打点と2,3番の活躍が光った。
◆D0−3S◆
初回二死満塁,3回一死二、三塁のチャンスを逃すなど吉見を攻めあぐねていたヤクルトは6回、ガイエルの5号ソロでついに均衡を破る先制点を獲得。一方、一向に名手・川相の現役復帰に踏み切らない為、打線が繋がらない中日はこの日も走者を出してはゲッツーで殺すと言うチグハグな攻撃を繰り返し、スコアボードにはゼロが並ぶばかり。8回にも二死一、三塁のチャンスを作り、ヤクルト先発・石川をKOするが、代わった林の前にブランコがセカンドゴロに倒れて、二者残塁とまたも川相不在の弊害を露呈。土壇場9回、二死一、二塁のピンチを迎え、またもやセーブのつかない場面で引っ張り出された岩瀬だが、いきなり青木への初球に頭部死球を食らわせて、危険球退場。よもや岩瀬の登板後、即出番が回ってくるなど予想もしていなかった4番手・高橋は代わりばな武内にタイムリーを浴び、致命的な2点を献上。その裏、林に抑え込まれて、完封負けを喫した中日は屈辱の3連戦3連敗。この3連戦で僅かに3得点と、その貧打ぶりは深刻な状況で、この絶望的な状況を抜け出す為にも一刻も早い名手・川相の現役復帰が待たれるばかりだ。
◆T3−2YB◆
マストニー,ソニックの両先発の投げ合いで、0−0の儘、試合は中盤へ突入。迎えた5回、横浜は二死走者なしから石川がこの日3本目のヒットで出ると、続く梶谷がプロ初アーチを叩き込み、2点を先制。阪神は4回に続いて、7回も満塁のチャンスを掴みながら、あと一本が出ず、8回も先頭打者を出しながら、後続3人が凡退。9回も抑えの石井の前に簡単に二死を取られ、完封負け濃厚…と言う所で代打のゼブラ今岡が内野安打を放つと、流れは一変。続く平野のタイムリー三塁打,関本のタイムリー内野安打で一気に追い付くと、更に、鳥谷がヒットで続いた所でキュラソ星人がセンター前へタイムリーと、あと一人の場面からの怒濤の5連打で見事な逆転サヨナラ勝ちを飾った。
◆L5−8H◆
初回、小久保のタイムリーで先制したソフトバンクはなおも二死満塁とチャンスを広げるが、柴原が倒れて、1点止まり。すると、その裏、先発・大隣が片岡に痛打された後、連続四球で無死満塁のピンチを作った挙げ句、中村に満塁弾を浴びる炎上ぶりであっと言う間に3点のビハインド。しかし、ソフトバンクは3回、5本の単打を集中して、4点を奪い、一気に逆転に成功。2回以降、何とか立て直した大隣だったが、6回、G.G.佐藤に同点アーチを浴び、この回途中でKOとなり、またも今季初白星を逃してしまった。追い付かれたソフトバンクは直後の7回、一死満塁から田上のタイムリーで勝ち越すと、更に、二死後、本多が2点二塁打を放ち、ダメ押しの8点目。以降は、藤岡−攝津アッパー−馬原と繋いで、連敗を3でストップさせた。
◆E4−2F◆
楽天は初回、スウィーニーの制球難に付け込み、2四球で掴んだチャンスに中村紀が先制タイムリー。続く2回には一死から中村真,嶋,渡辺直の3連打で2点を加え、リードを3点と拡大。一方、日本ハムは楽天先発・長谷部の前に4回まで沈黙していたが、5回、金子誠のタイムリーでようやく1点を返すと、続く6回には小谷野のタイムリーで1点差と詰め寄った。更に、7回には一死満塁と一打逆転の場面を作ったが、高橋は浅いレフトフライに倒れ、二死。ここで1週間ぶりのスタメンとなったあの男に回ってしまったのが運の尽き。あの男はどん詰まりのピッチャーゴロに倒れる怒濤のチャンスブレイカーぶりを遺憾なく発揮し、三者残塁。これですっかり意気消沈となった日本ハムに対し、楽天はその裏、一死一、三塁とすると、鉄平のサードゴロの間に1点をあげ、4点目。これがダメ押し点となり、8回からは小山−有銘と繋いで逃げ切った。文句のつけようのない投球で4戦連続完投勝利を果たした田中が右肩の張りで登録抹消となり、先発陣が奮起しなければいけない状況で5回途中2失点と踏ん張った長谷部は今季初勝利をマークした。
◆M5−2Bs◆
2回、ロッテは二死一塁から今江のタイムリー二塁打で1点を先制。ここまで白星のない先発・清水は3回までノーヒットと上々の滑り出し。しかし、5回一死から日高,大引と連打を浴び、一、二塁のピンチ。ここで坂口をセカンドゴロゲッツーに打ち取り、ピンチ脱出…と思いきや、西岡が一塁へ悪送球をかまし、日高が同点のホームイン。これでガックリ来たか、清水は続く6回には下山に被弾し、勝ち越し点を献上。偽バファローズは7回まで散発2安打、3回以降はノーヒットと好投していた山本を下げ、8回から継投策に切り替えるが、これが裏目。2番手・香月が橋本将に痛打されると、一死二塁から3番手・清水が代打・バーナムJr.に同点タイムリー二塁打を浴び、試合は延長に突入した。迎えた11回、ロッテはフクーラ,西岡と連打を浴びせると、続く井口が4号3ランを叩き込み、劇的なサヨナラ勝ちを収めた。
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