April 29, 2009 22:02
田中、4試合連続完投勝利! ノムさん、監督通算1500勝!
◆C2−0G◆
悪夢のゼロ行進を継続中の巨人はこの日も偽ハンカチ王子・斉藤に対して、再三チャンスを作りながら、一向に得点を奪えない。味方の援護を待ちながら、踏ん張っていた東野だったが、5回二死一、二塁のピンチを背負うと、東出にタイムリーを浴び、ついに先制点を献上。7回には2番手のM・中村が赤松のタイムリーで今の巨人にとっては致命的と言える2点目を許してしまう。5回まで無失点投球の斉藤にあっさり代打を送ったブラウン監督は6回から4人の投手を1回ずつ繋いでいき、完封リレーを達成。巨人は実に49年ぶりとなる屈辱の3試合連続完封負け。達川氏の情報によると、この試合がラストチャンスと言うアルフォンゾは3回に満塁のチャンスで凡退するなど、3タコ。達川氏の情報が正しければ、これでジ・エンドとなる可能性が高い事になる。流石に、打率.118では庇いようもない訳だが、別に左キラーな訳ではないアルフォンゾを左相手の時ばかり使うと言うのは、真に相性を突き詰めて考えているとは思えない安易な起用であった事は言っておきたい。実は右投手にばかり使っていたら、こんな結果にならなかった………かもしれないし、これは右投手の時にばかり使われる李にも言える事だろう。左に強い左打者,左に弱い右打者と言うのは現実的にたくさん存在すると言う事を若大将に限らず、各球団の監督には思い知って欲しい。若大将は岩瀬相手に亀井を代打で起用し、強攻させる様な思考を持っていると言うのに、アルフォンゾ,李に関しては何故、それが出来ないのか不思議である。ともあれ、アルフォンゾには再び這い上がってくる事を期待するばかり。プレイヤーとしてどうこう以前に、「素行の悪くない巨人直輸入助っ人」と言う要素から目をかけている訳だが、果たして、この方針が身を結ぶ事はあるのか。要は、巨人が「使える」直輸入助っ人を見つけてくるのは一体いつの事になるのか…と言う話な訳だが…。
◆D1−7S◆
0−0で迎えた3回、ヤクルトは浅尾の制球難に付け込み、2四球で一、二塁とすると、デントナが走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、2点を先制。5回に小山のタイムリー二塁打で1点差とされるが、直後の6回、エラーに暴投など、中日の守乱に付け込み、2点を追加。更に、7,8,9回にも1点ずつ加え、大きく突き放した。先発の館山は無四球1失点完投で2勝目をマーク。中日はまたも拙攻拙守で大惨敗。例によって、名手・川相の現役復帰待望論は強まる一方だ。浅尾は6回4失点で3敗目。開幕戦の快投は今季の大ブレイクを予感させるものだったが、果たして、あれはサプライズ効果に助けられただけだったのだろうか…。
◆T4−7YB◆
2回に新井の一発で先制された横浜だが、直後の3回、二死から連打と四球で満塁とすると、村田が2点タイムリー二塁打を放ち、一気に逆転。更に、ジョンソンが歩いて満塁となった所で吉村が走者一掃のタイムリー三塁打を浴びせると、狩野の捕逸でもう1点加え、この回、大量6得点で阪神先発・安藤をKO。阪神はその裏ね関本のタイムリーで1点、5回には関本,キュラソ星人のタイムリーで2点を返し、2点差まで詰め寄ったが、8回、横浜は村田に待望の今季初アーチが飛び出して、ダメ押し。最後は石井が締めて逃げ切った。先発のウォーランドは5回4失点ながら、打線の援護に恵まれて、来日初勝利。
◆L7−2H◆
ホールトンの前に1,2回と三者凡退に終わった西武だが、3回、先頭のボカチカが6号先制アーチ。5回にはまたもボカチカが2打席連続の7号ソロを叩き込み、2点目を追加。西武先発・石井一は5回までノーヒットの快投を展開。終盤、疲れが出たのか、6回に二死満塁のピンチ。ここは何とか切り抜けたが、7回に先頭のオーティズに二塁打を浴びた所で降板。代わった大沼が代打・柴原にタイムリーを許して、1点差となったが、その裏、西武は栗山の2号2ラン等で一挙5点を奪い、試合を決定付けた。6回0/3を2失点の石井一はようやく今季初白星。
◆E2−1F◆
日本ハム先発・武田勝に対して、楽天は2回一死から山崎武が二塁打を浴びせると、続く草野のタイムリーで先制のホームイン。6回にはヒットを渡辺直を高須が送ると、二死後、青波の長瀬がタイムリーを放ち、2点目。更に、山崎武の二塁打,草野の四球で満塁とチャンスを広げたが、中島は三振に倒れて、三者残塁。楽天先発・田中は6回まで散発2安打無失点の好投。7回、先頭のスレッジに被弾し、17イニングぶりの失点を喫したものの、以降は反撃を許さず、開幕から4試合連続完投勝利。これでノムさんは史上5人目となる監督通算1500勝を達成した。それにしても、4戦連続完投で僅かに2失点と言う今季の田中の安定感の高さは凄過ぎる。まだ気が早いとは思うが、斎藤雅の11試合連続完投勝利を更新するのではないかと言う期待すら抱かせる完璧な内容が続いている。
◆M3−5Bs◆
好投虚しく2試合続けて田中と当たってしまう不運に見舞われ、まだ白星のない渡辺俊。この日の相手はピリッとしない投球が続いている金子とあって、何とか白星を掴みたい所だったが、2回にフェルナンデス,後藤,日高と3連打を浴び、早くも2点を献上。4回にも日高にタイムリーを浴びると、7回には大引,ラロッカと連続アーチをぶち込まれて、無念のKO。一方、金子は8回まで散発4安打無失点と今季最高の投球を展開。完封目前の9回にバーナムJr.に来日初アーチとなる3ランをぶち込まれ、完封も完投も逃したが、リリーフの援護を仰いで、2勝目を飾った。
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