April 28, 2009 23:25
大竹、今季初完封初勝利! 内海、突如の乱調でまたも勝てず!
◆C5−0G◆
依然として、WBC干され症候群から抜け出せない内海だが、この日は5回まで無失点の好投を展開。しかし、肝心の味方打線が大竹の前に4回までパーフェクトに抑え込まれ、5回に二死満塁と初めて掴んだチャンスも内海に打順が回ってしまい、結局、無得点。6回には一死二塁からガッツがレフト前に弾き返すが、レフトが前進守備を敷いていたにも拘わらず、二塁走者・鈴木が無謀にも本塁へ突入し、憤死。続く寿司職人ラミレスもヒットでチャンスを繋いだが、亀井はライトフライに倒れて、二者残塁。一向に得られない援護についに心が折れてしまった内海はその裏、無死一、三塁からシーボルに先制犠飛を許すと、そこから石原,小窪,梵と3連打を浴びるなど、悪夢の5失点で、失意のKO。大竹は7回以降も巨人打線を翻弄し、今季初勝利を完封で飾った。軽度のヘルニアである事が分かった栗原はこの日も欠場となった広島だが、大竹の力投と、ワンチャンスを生かし、これで今季対巨人4戦負けなしだ。巨人は9年ぶりの2戦連続完封負け。貯金独り占め状態は続いているが、その勢いは下降線を辿っている気配だ。
◆D2−4S◆
2回、相川のタイムリーで先制された中日はその裏、ベンちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに8号ソロを叩き込み、同点。しかし、5回、森野のエラー,井端の野選と守乱でピンチを作り、川相不在の弊害を露呈すると、宮本に犠飛を許して、勝ち越し点を献上。6回に井端のタイムリーで再び追い付いたものの、8回、ここまで踏ん張っていた先発・あちゃくらさんがデントナに5号2ランを被弾し、無念の降板。走者を出しては盗塁死,走塁死と8回まで悪い意味で残塁ゼロの中日は土壇場9回、ヤクルト守護神・林から一死満塁と絶好のチャンスを掴むも、ブランコは三振。今日、一発を放っているベンちゃんもセカンドゴロに終わり、結局、三者残塁と最後まで川相不在の弊害を露呈して、ゲームセット。攻守に渡って、川相不在の重さを痛感させる展開に、一刻も早い名手・川相の現役復帰を待望する声は強まる一方だ。ヤクルトは先発・川島亮が6回もたずに降板となったが、先発降格となってしまった木田画伯が3番手として1回を無失点に抑え、今季2勝目を手にした。
◆T8−4YB◆
阪神は3回、二死一、二塁から新井の走者一掃タイムリー二塁打で2点を先制。下柳の前に5回まで0点に抑え込まれていた横浜だったが、6回、ジョンソンのタイムリーで1点差と詰め寄ると、二死満塁からルーキー・細山田が走者一掃の3点二塁打を放ち、一気に逆転に成功。しかし、その裏、阪神は4連打を浴びせて、あっさり追い付くと、続く7回には一死満塁からまたも新井が2点二塁打を浴びせて、再び勝ち越し。更に、浅井のタイムリー,桜井の犠飛で2点を加えて、ダメ押し。8回からは4点差ありながら、ウィリアムス−藤川と繋ぐ必勝リレーを展開し、逃げ切った。キュラソ星人が内野安打1本とイマイチ、元気がなかったが、新井は4安打4打点の大活躍で万全のフォロー。打者一人抑えただけの3番手・江草が2勝目をゲット。5日ぶりの登板となった藤川はまたもセーブがつかず、これでもう12日間セーブがつかない状態だ。
◆L5−4H◆
貧打解消の為、緊急獲得した出戻り助っ人・オーティズが早速スタメン出場すると、2回の第1打席でいきなり先制2ラン。しかし、オーティズはその先制弾を自ら帳消しにしてしまうエラーをかましてしまい、この後、ローもエラーを犯すなどして、あっさり試合は振り出しに。追い付かれたソフトバンクは3回、一死一、三塁から岸のボークでタナボタの勝ち越し点をゲットすると、一死満塁となった所で長谷川がタイムリーを放ち、4点目。その裏、栗山の内野安打で1点差とした西武は6回、一死一、二塁からボカチカが同点タイムリー。更に、代打・清水のセカンドゴロを本多が後逸し、労せずして、勝ち越しに成功。7回からは土肥−大沼−小野寺と1回ずつ繋いで、1点のリードを守りきった。WBC使用球はからっきしだが、NPB使用球ならお手の物の岸は2年越しの10連勝となった。
◆E2−4F◆
日本ハム先発・八木は初回から2死球でピンチを作り、中村紀にタイムリーを浴びて、先制点を献上。一方、3年ぶりの先発となった川井は3回、ショートのエラー等でピンチを背負うと、小谷野にタイムリーを浴び、同点。更に、二死満塁とピンチを広げると、糸井に2点二塁打を浴びて、勝ち越し点を献上。その裏、山崎武の犠飛で1点差として貰った川井だが、5回、今度は中村紀のエラーで足を引っ張られた末、またも糸井にタイムリー二塁打を許して、自責点ゼロながら、無念の4失点KO。6回以降は菊地ー建山−武田久が万全のリレーを見せて、逃げ切り。ルーキー時代の12勝から、4勝→1勝と年々、勝ち星が減っており、この儘では今季は未勝利か…と囁かれていた八木は5回2失点で早くも1勝目をマークした。
◆M3−4Bs◆
初回、ラロッカのタイムリーで先制した偽バファローズだが、その裏、先発・近藤が連続四球の後、橋本将に走者一掃のタイムリー二塁打を浴び、形勢逆転。3回にも橋本将にタイムリーを許し、3点目を献上。2点を追う偽バファローズは4回、北川の犠飛で1点差とすると、6回にはまたもラロッカに同点タイムリーが飛び出し、ロッテ先発・小林宏はこの回限りで降板とまたも白星ならず。試合はその儘、延長にもつれ込んだ。迎えた10回、偽バファローズは一死から大引がレフトスタンドへ今季初アーチをぶち込んで、ついに勝ち越し。9回からマウンドに上がっていた守護神・加藤はその裏も三者凡退に斬って取り、逃げ切った。
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