April 23, 2009 23:25
代打・阿部、サヨナラタイムリー! 巨人、破竹の6連勝!
◆S1−2G◆
巨人先発・東野はピンチを作っては悉く三振に斬って取って切り抜ける力の投球で4回までに早くも8奪三振。一方、ヤクルト先発・石川は丁寧に打たせて取る投球で3回まで巨人打線を1安打と翻弄。4回も簡単に二死を取ったが、ここから寿司職人ラミレスにレフト前へ弾き返されると、続く松田記者に右中間へタイムリー二塁打を浴び、ついに先制点を献上。巨人は8回、東野を下げ、豊田にスイッチするが、これが裏目。豊田は先頭の武内に痛打されると、一死二塁となった所で代わった3番手・山口も青木にタイムリー二塁打を許して、試合は振り出しに。1−1で迎えた9回、巨人はガッツの四球,松田記者のヒットで二死一、二塁のチャンス。ここでこの日、控えに回っていた代打・阿部がライト前へタイムリーを放ち、サヨナラ勝ちで6連勝。4番手の越智に2勝目が転がり込んだ。投げては7回無失点,打ってはライトゴロと目立っていた東野だが、結局、白星を粉砕されてしまったのは気の毒な限り。とは言え、流石に7回で120球では引っ込められてもやむなしか。
◆D1−4T◆
後依然として川相不在の弊害を露呈し続ける中日は制球に苦しむ安藤に対して、2回の満塁のチャンスを潰すと、3回も2四球で貰った一、二塁のチャンスにベンちゃんがキャッチャーファールフライに倒れる体たらく。しかし、5回、平野のエラー等で貰ったチャンスに森野がタイムリー二塁打を放ち、ようやく1点を先制。不甲斐ない味方打線の最小援護しか貰えないながら、辛抱強く投げていた吉見だったが、8回、先頭の代打・悠久の若虎・桧山に今季初アーチを2浴び、試合を振り出しに戻され、その儘、延長に突入した。この所、リードしていない場面でもやたらに岩瀬を使いまくっている落合監督はこの日も9回に早々と岩瀬を使ってしまい、切り札を失った状態での延長戦を強いられた中日は小刻みに繋ぐ継投で必死に阪神の攻撃をかわしていたものの、12回、二死二、三塁のピンチを迎えると、7番手・パヤノが鳥谷に3号3ランを叩き込まれ、致命的な3点を献上。11回から登板していた藤川は最後まで投げきり、今季初勝利をマークした。中日はサヨナラのチャンスを悉く潰すなど、14残塁で僅か1点に抑え込まれる相変わらずのタイムリー欠乏症で好投の吉見を見殺し。この絶望感しか漂わない無様な攻撃を繰り返さない為にも、一刻も早い名手・川相の現役復帰が待たれる所である。
◆YB0−2C◆
広島先発の偽ハンカチ王子・斉藤は4回まで僅かに1安打の快投を展開。何とか斉藤を援護したい広島打線はウォーランドの前に毎回走者を出しながら、残塁を量産するばかりだったが、5回、天谷のタイムリー二塁打でついに均衡を破る先制点をゲット。7回には四球の赤松を一塁に置いて、腰に張りを訴え、5回からベンチに下がった栗原に代わって4番に入っていた梵がタイムリー三塁打を放ち、2点目を追加。8回からは横山−永川と繋いで完封リレーを達成。斉藤は7回を1安打無失点に抑え、今季初勝利。ガッツな貴公子・仁志の引退騒動など、またチームの空気が悪くなりつつある横浜は散発2安打で二塁も踏めない有様。昨日から復帰した村田はこの日も3タコと不発に終わった。勝った広島だが、気がかりなのは栗原の腰の状態だ。
◆F7−6H◆
ここまで2戦連続5回もたずにKOを食らい、背水の陣で臨んだ大隣だったが、小久保のエラーに足を引っ張られ、劇団ひちょりのタイムリー二塁打で先制点を献上。4回に松中の5号2ランで逆転して貰ったのも束の間、その裏、姫ちゃんに3号3ランを被弾し、再び逆転を許す始末。しかし、ソフトバンクは5回、森本のタイムリーで1点差と詰め寄ると、二死満塁から小久保が汚名返上の2点タイムリー二塁打を放ち、再々逆転。更に、6回には田上が2号ソロを放って、6点目をゲット。今度こそ初白星なるかと期待が懸かった大隣だが、7回、先頭の劇団ひちょりを歩かせた所で降板。しかも、代わった森福,久米が2四球で満塁とピンチを広げた挙げ句、代打・ミスタースナイパー・坪井に同点2点タイムリーを許し、大隣の白星はまたもお預け。6−6の儘、迎えた9回裏、日本ハムは4番手・攝津アッパーに対して、一死走者なしからスレッジがライトスタンドへ4号ソロをぶち込んで、サヨナラ勝ち。ソフトバンクの連勝は4でストップした。
◆E2−5M◆
初回の満塁のチャンスを逃したロッテだが、続く2回、竹原のタイムリーで先取点を獲得。その裏、山崎武の2号2ランであっさり引っ繰り返されるが、直後の3回、今江が同点タイムリー。2−2で迎えた6回には井口の2点タイムリーで勝ち越し、楽天先発・長谷部をKOすると、更に、里崎にもタイムリー二塁打が飛び出し、5点目を追加。7回以降は楽天打線をノーヒットに退け、連敗を3でストップさせた。一見、快勝に見えるロッテたが、16安打放ちながら、たったの5点。残塁の数は実に16個と言うとてつもない大拙攻。ノムさんも幾ら得点に結びつかないからと、あれだけ打ち込まれていた長谷部を6回まで投げさせたのは流石に、引っ張り過ぎだった。
◆Bs2−1L◆
西武先発・オツは初回、一死二塁から3連続四球を許し、痛恨の押し出しで先制点を献上。なおも満塁のチャンスを逃した偽バファローズは続く2回にも二死二、三塁のチャンスを潰し、オツを立ち直らせてしまう。粘りの投球を続けるオツに報いたい西武打線は4回にトリプルプレーを食らうなど、まずい攻めで6回までゼロ行進を続けていたが、7回一死からG.G.佐藤に2号ソロが飛び出して、ついに同点。スミ1から抜け出せない偽バファローズは土壇場9回、同点ながらも守護神・加藤を投入。加藤は三者凡退に斬って取る好投でムードを高めると、その裏、西武3番手・大沼に対して、先頭の日高がライトスタンドへ3号ソロを放り込み、劇的なサヨナラ勝ち。何とか勝ちを拾った偽バファローズだが、カブレラが三塁走者として後藤のファールを右足小指に食らってしまい、骨折で全治2ヶ月の重傷に見舞われたのは痛かった。
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