June 04, 2009 22:05

飽くなき優勝への執念! 吾郎、気力の続投! / 今週の「MAJOR」 2

 マウンド上でうずくまった吾郎を見て、慌てふためいて駆け寄るホーネッツ首脳陣。監督にリリーフの準備が出来ているかを尋ね、今から準備を始めた事を確認した吾郎は、バランスを崩して、つまずいただけだと事実を偽る。左腕を押さえていた事で不安を隠せない首脳陣だが、次の打者だけ投げておかしかったら代えてくれと言う吾郎の言葉にとりあえず、ベンチへ引き下がる。事情を分かっているキーンはこの期に及んで、なおケガを隠して続投しようとする吾郎を諭そうとするが、突然の降板で準備の出来ていないリリーフに任せる訳にはいかないと強い意志は揺らがない。リリーフの時間稼ぎの為ならば、歩かせてもいいと告げ、キーンは守備位置に戻るが、吾郎は時間稼ぎの為に走者を出していたら意味がないとばかりに痛みを押して、全力投球を敢行。発症したら降板すると言う約束を反故にし、投げ続ける吾郎の様子を見ていたファーガソンは吾郎の出した答えを理解しながらも、早く降板してくれと祈るばかり。カウント2−2と追い込み、もう時間は稼げたから、次の球でアウトになってくれと願うキーンだったが、無情にもファールで2球粘られてしまう。球速も94マイルまで落ち、痛みが止まらず限界寸前の吾郎は7球目を投じるが…。

 準備を始めたばかりのリリーフと、血行障害を発症した吾郎の比較で、吾郎が投げた方がマシ…と果たして、言いきれるだろうか。これでまた先の様な棒球を投げ込んで、勝ち越し弾でも浴びた日には紛れもないA級戦犯である………なんて意見が野暮である事は分かっているが、ここまで来ると、責任感が強いとか、優勝への想いが強いとか言う話では済まされない気がする。三船リトルや聖秀時代と違って、自分が倒れたら、もう誰も投げる投手がいないと言う状況ではない訳だし…。監督への密告も辞さないとばかりに吾郎に降板を強要しようとしていたキーンも肝心な所で防波堤になれないよなぁ…。まぁ、見せ方としては確かにグッと来るものがあったのだが、これはいよいよ長期離脱の予感が漂ってきたなぁ。この年のポストシーズンには一切出られない…程度の離脱で済めばいいのだが…。何せ、噛ませ犬なシルヴァを擁するチーム相手に、ホーネッツが地区優勝を果たしたくらいでは、吾郎の選手生命と引き替えにする程の劇的感はない訳であり…。シルヴァと言えば、全く事情も知らずに、吾郎の球速が落ちてきたとはしゃぎ立てるなど、小物化に拍車がかかるばかりだなぁ。

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