February 18, 2009 23:14
山田の故障はスカシネタ! 驚愕の新展開へ突入! / 今週の「ドカパロSS 超絶無間地獄変」
阿部のキャッチャーファールフライでタッチアップで二塁を狙ったマッスル千代の富士だが、山田の好返球の前にタッチアウト。この瞬間、東京がアジアシリーズへの出場権を獲得(日本一は四国が日本シリーズ出場を辞退した為、不戦勝で巨人)。最後の好プレーで一躍MVP候補にのし上がった山田だが、結局、2つの完投勝利に加え、値千金の決勝アーチと投打に活躍した里中がMVPに輝いた。しかし、里中は日本一の余韻など味わう暇もない儘、オフに入ってからはサチ子との結婚式の準備に大忙し。披露宴の席順は決まったが、お互い親戚が少ない事から、結婚式の参列者が寂しい事になると頭を悩ませていた。参列して欲しかった者の一人として、明訓時代の恩師・徳川にも招待状を送ったのだが、宛先人不明で戻ってきてしまっており、里中はショックを受ける。酒を飲みまくって、借金を抱えて売り払っただの、家賃滞納で追い出されたの、ホームレスと化しているだの、兄と婚約者の恩師に対して、身も蓋もない推測ばかりするサチ子のあまりの性格の悪さに里中の結婚生活に苦労が耐えないであろう事を予測する山田だったが、徳川の様子が気になって、翌日、徳川のアパートを訪ねるが、既に、表札が別の名前に変わってしまっていた。丁度、戻ってきた今の住人から、徳川が2年前に妻に先立たれて、一人ぼっちとなってから、更に酒浸りになり、1年以上も家賃を滞納して追い出された事を聞かされる。また、草野球の審判によく駆り出されていたと言う情報から、ダメ元で多摩川河川敷の様子を見に行く山田。たまたま目に止まった試合で、二塁への牽制球を一瞬落としたショートが主審からは死角になる様、背中で隠す形でアウトを主張するプレーがあった。しかし、主審はそのショートの誤魔化しを見抜いたかの様にセーフのコール。マスクを取った主審の顔は山田が探していたその人、徳川であった。
山田の故障はとんだスカシネタで東京が苦もなくアジアシリーズに進出決定(勿論、水島鎖国ワールドなので、アジアシリーズなんか描いたりはしないが)。敗れた巨人ナインはさして悔しい様子も見せずに「素晴らしい捕手だ」「凄い義兄弟だ」と恒例の山田礼賛台詞を吐かされまくる始末でうんざりする事しきり。故障はフェンスに激突した所為なのか、遠投した所為なのかすら分からない有様だ。あれがセーフだったら、土井垣がマスクを被る事になっていた…などと、さも重傷っぽい事をぬかしている山田だが、表情が妙に明るいし、バット持っちゃったりして、素振りとかは普通に出来る程度のケガらしく、来季に影響が出る様な不穏な雰囲気が全く感じられない。これで影響が出たら出たで、説得力がないよな。人生山あり谷ありが面白いのに、ホント、明訓四天王のプロ野球人生は延々と平らな高山を進み続けるだけだよな。殿馬はプライベートでは谷底へ落ちまくっているけどさ。それにしても、ここに来て、よもや徳川の話になるとは思わなんだ。しかも、自由気ままに生き、独身貴族を満喫している様にしか思えなかった徳川に何と奥さんがいたとは、驚愕の展開だ。そんなサプライズを呼び込んでくれた奥さんは既に他界。あの徳川の伴侶になろうと言う女性が一体どんな人物だったのか、かなり興味があったのだが、こういう所でもしっかり期待を裏切ってくれる水島氏である。徳川が最後に出たのは仙人に化けていた時だっけ? ああいう別れ方をした後で次は何かやってくれる筈だ…と思わせておきながら、いかに奥さん先立たれたとは言え、こんな再登場の仕方になるとはガックリするばかりだ。どいつもこいつも再登場する度にスペックが落ちていく悪夢の様な漫画だな! ところで、明訓の先輩でサチ子とも馴染みがあり、今もチームメイトなのに、結婚式に呼んで貰えない山岡と北が何だか憐れ。あと、実は約半年しか世話になっていない徳川を呼ぶんだったら、太平も呼んでやれよ。歴代の明訓監督では太平が土井垣をも凌ぐ長期政権を握ったってのにさ…。そういや、太平洋はどこいっちまったのかね。太平 vs 武蔵坊を期待させておきながら、結局、描いてくれなかったのもスカシネタだったな…と、ふと思い出したよ。
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