December 18, 2008 06:39

武蔵、決勝ツーランスクイズ! 暴かれた知三郎隠密采配! / 今週の「ドカパロSS 超絶無間地獄変」 2

 無死満塁のピンチで武蔵を打席に迎えた里中は、表の攻撃同様に敬遠策をやり返す可能性を察したか、ベンチの土井垣をチラリと見やるが、勝負に決まっていると言うアイコンタクトに安堵。一方、四国ベンチでは知三郎の出したサインに坂田が困惑していた。トリプルプレーを警戒して出したと言うそのサインは何とスクイズ。余計にトリプルプレーの可能性が増すのではないかと危惧する坂田だが、だからこそ意表をつく事になると知三郎は揺らがない。結果として、完全に東京バッテリーは裏をかかれ、三塁走者・ストーカー女は悠々ホームイン。岩鬼が一塁へ転送する間に二塁走者の犬神も一気に本塁を陥れるツーランスクイズが決まり、四国が逆転に成功。この間に一塁走者・青山くんも三塁を狙ったが、際どいタイミングながら、星王からの送球を受けた山田が犬神へのタッチは間に合わないと完全に無視して、すかさず三塁へ転送する好判断により、青山くんは憤死。この後、播磨矢を三振に斬って取り、2点で食い止めたものの、結局、この2点が最後まで重くのしかかり、東京は2−1で初戦を落としてしまうのだった。まんまと知三郎隠密代理監督起用が成功した事により、小次郎は2戦目以降も知三郎に指揮を執らせる事を決意。一方、帰りのバスでシーズン中とは全く違う四国の采配に戸惑いを隠せずにいた山田だが、そこへ彩子からメールが届く。そこには母親の敏子が知三郎が監督だと勘違いしていると言う内容が書かれていた。しかし、実際にサインを知三郎が出していたと言い張る敏子の話に、山田はこの日の采配は本当に知三郎が執っていたのだと確信する。

 ディープな野球ファンでも一生に何度体験出来るか分からない希有なプレーである筈のトリプルプレーの発生率がダブルプレーよりも遥かに高いと言う狂気の水島ワールド。当然、ここでもトリプルプレーの可能性については、大半の読者が想定していたであろうが、悪い意味で予想を裏切らない水島氏が珍しくその予想を逆手に取るかの様な描き方をしてくれた。攻守両陣営からトリプルプレーの可能性を大いに匂わせておきながら、ツーランスクイズを成立させたのは、少々意外な展開だった。あのタイミングでタッチするまでもなく生還出来てしまう犬神のスタートの早さは驚異的で武蔵が小フライでもあげてたら、100%トリプルプレーだったよな。調子ぶっこいて三塁を狙った青山くんは無謀過ぎるが、サルが捕球した時点の絵ではセーフのタイミングにしか見えない。サルが神懸かり的な速さでタッチしたのか、青山くんのスライディングスピードが神懸かり的に遅いのか…。「ドラゴンキル」と呼ばれていた頃の青山くんなら、ぶちかましでサルを数mふっ飛ばすくらいやってくれそうなのに、すっかり大人しくなっちまったもんだ。それにしても、まさか初回の攻防だけでこの試合を終了させてしまうとは…。と言うか、1試合だけで終わらせなかったのが意外な展開。もしかすると、アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦に時間をかけて、日本シリーズは1ページで終わってしまう展開になるのだろうか…。小次郎の投球をもう少し堪能したい所だったが、初回のあのザマではこれ以上見せられた所でさしたるものは期待出来なかったかな。さて、知三郎隠密采配が完全なグラウンド外から発覚してしまい、四国には気の毒な事この上ないのだが、ベンチの影からこっそり指揮しろと言われていたのに、サインを出している所をTVカメラに撮られてしまうとは知三郎も迂闊過ぎる。これはもう山田×彩子は確定なのかなぁ。遥はどうでもいいとしても、小林稔子が忘れ去られたまま、この二人がくっついてしまう展開は承伏しかねるが…。

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