October 30, 2008 22:27
若大将、悲願の抽選初勝利! 後輩・大田の交渉権獲得!
4年ぶりの一括ドラフトが開催。逆指名も自由獲得枠も希望枠もなくなり、久々に劇的なドラマが生まれるか…と思いきや、最大のビッグネーム・田沢(新日本石油ENEOS)は早々と国外亡命を表明し、強行指名する球団も現れず仕舞い。5球団以上の競合の可能性も予想されていた高校通算65発のスラッガー・大田(東海大相模)も、強行指名で東海大進学される事を危惧したか、次々と撤退し、巨人とソフトバンクの2球団しか競合しなかった。第一次政権から数えて、はーちゅん(当時・ダイエー),堂上直(中日),由規(ヤクルト),大場(ソフトバンク),篠田(広島)と悉く抽選に敗れ続けてきた若大将・原監督だったが、残り物に福があり、悲願の抽選初勝利。6度目の正直で、相思相愛である高校の後輩を見事に引き当てた。秋山新監督が初仕事でいきなり黒星を喫してしまったソフトバンクは外れ1位に関西リーグで1試合23三振やノーヒットノーランの快挙を達成した本格派右腕・巽(近大)を指名。大田の他に競合となったのは、強肩好打の松本(早大)を横浜と阪神,走攻守3拍子揃った野本(日本通運)を中日と楽天がそれぞれ指名。抽選の結果、横浜,中日が交渉権を獲得。抽選に敗れた阪神と楽天は外れ1位でいずれも社会人No.1左腕の呼び声高い藤原(NTT西日本)を指名し、またまた競合。昨年、5球団競合に勝利した楽天・島田オーナーは今度はしっかり当たりクジをゲットし、阪神は外れ外れ1位で名前のインパクトでは今ドラフト候補屈指の台湾出身即戦力右腕・蕭一傑(奈良産業大)を指名した。パ・リーグを制した西武は得意の隠し球ではなく、当初から予想されていた通り、将来性を期待される左腕・中崎(日南学園)を指名。最近では西武以上に予想泣かせのロッテは当日の予定変更も示唆していたが、結局、大方の予想通り、即戦力左腕として期待されている木村(東京ガス)を指名。大田を回避した偽バファローズはMAX151kmを誇る豪腕・甲斐(東海大三),V3を逃し、巻き返しを狙う日本ハムは12球団唯一の捕手指名でリードと強肩に定評のある大野(東洋大)の交渉権を獲得。競合抽選の強さには定評のあるヤクルトはMAX147kmの速球とキレのいいスライダーが武器の大型左腕・赤川(宮崎商)を一本釣り。悪夢のブラウン暗黒政権が続いてしまう事となった広島は地元出身の大学No.1スラッガー・岩本(亜大)を指名した。また、巨人入りを志望して、2年前に日本ハムからの指名を蹴った長野(ホンダ)は2位を予定していた巨人からのを指名を心待ちにしていたが、ウェーバー順で先を行くロッテに横槍を入れられ、またも巨人入りに失敗した。名前が怜王(レオ)だからと西武入りを期待する声の大きかった近田(報徳学園)だったが、所詮、西武はレオ軍団などではなくパンジャ軍団である為、縁がなく、ソフトバンクが3位で指名した。
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コメント一覧
ところで中日1位指名の野本選手は、岡山南高校卒なので、川相さんの後輩と言うことになりますね。
偉大な先輩と同じチームに所属できるのは、原−太田もそうですけど、なにか運命的なものが働いたのではないかと思います。