September 25, 2008 23:14
越智、痛恨の決勝暴投! 巨人、連勝ストップで首位陥落!
◆C5−4G◆
連勝街道をひた走る巨人はこの日も初回からガッツの33号2ランで先制。更に、二死満塁と追加点のチャンスだったが、坂本が三振に倒れて、2点止まり。すると、その裏、広島はいきなりの連打で一、二塁とすると、一死後、栗原が20号3ランを叩き込み、一気に逆転。4回にはシーボルが2試合連続の13号ソロを放ち、4点目。2点を追う巨人は5回、先頭の鈴木尚が三塁打で出ると、続くキムタクのタイムリーで1点差。更に、東出のエラーでチャンスを広げるが、寿司職人ラミレスがサードゴロゲッツーを食らうと、李は三振に倒れて、同点ならず。しかし、続く6回、一死から阿部が22号ソロを叩き込み、ついに同点。7回には二死から連打と四球で満塁とし、前の打席で一発かましている阿部に回したが、阿部のレフトへのライナーは伸び過ぎたのが災いして、嶋にキャッチされ、三者残塁。その裏、広島は一死一塁から東出がショートゴロに倒れるも、これを坂本が後逸。天谷が死球を食らって、満塁となった所で先発・グライシンガーはついに降板。代わった越智はオチョアを2−2と追い込んでおきながら、5球目に痛恨の冒頭を犯して、勝ち越し点を献上。土壇場9回、巨人はどこからでも一発の飛び出すクリーンアップからの好打順だったが、守護神・永川の前にガッツ,寿司職人ラミレスと連続三振。李のレフトへのフライもフェンス手前で失速し、万事休す。巨人の連勝は12でストップし、首位陥落となった。
いきなりの一発攻勢で先制し、先発がグライシンガーとあっては、巨人の連勝はまた伸びるのかと思わせたが、グライシンガーがよもやの5失点でついに連勝ストップ。エラーで作ったピンチに暴投で決勝点を失うと言う何とも嫌な負け方での首位陥落。果たして、これで勢いは止まってしまうのか? 接戦を制した広島は中日と並ぶ3位タイに浮上。接戦が故に、殊勲打を打たせたくないブラウン監督の嫌がらせにより、求道者・前田がフル欠場に追い込まれた事だけが口惜しい。
◆T5−3YB◆
序盤は両軍共に拙攻を繰り返し、いずれも塁上を賑わせているにも拘わらず、0−0の儘、中盤へ突入。迎えた4回、阪神は鳥谷の四球,関本のヒットで一、二塁とするも、葛城イクロー,矢野と倒れて、二死。またも残塁か…と思いきや、ここで投手の安藤が自らタイムリーを放って、1点を先制。更に、シャア少佐がヒットで続いた後、平野がタイムリー,ゼブラ今岡が走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、この回、大量5点。直後の5回、横浜は二死一塁から石川のタイムリー三塁打でようやく1点を返すと、続く6回には村田のタイムリー二塁打,金城の犠飛で2点を奪い、2点差。しかし、阪神は7回から継投モードに入り、ウィリアムス−アッチソン−藤川と繋いで逃げ切りに成功。並んでいた巨人が敗れた為、単独首位となった。
阪神が3連勝で再び単独首位に。巨人に13ゲーム差を追い着かれたとは言え、首位タイの座を守り続け、先に巨人に陥落させたのは大きいだろう。阪神は残り試合下位球団との対決が多いだけに再び頭一つ抜け出したのはかなり重みがある筈だ。ここに来て、どん底状態の横浜と当たったと言う巡り合わせにもツキを感じる。安藤は自ら先制打を放つ活躍で13勝目を呼び込むと、最後を締めた藤川は史上21人目となる通算100セーブを達成した。
ランキング投票にご協力下さい→ 人気blogランキング