September 17, 2008 22:43
東野、プロ初先発初勝利! 巨人、投打噛み合い7連勝!
◆YB2−6G◆
逆転優勝へ向け、連勝街道をひた走る巨人は2回、一死一塁から坂本の8号2ランで先制すると、続く3回には二死走者なしから寿司職人ラミレスが39号ソロ。更に、李の二塁打,マッスル千代の富士の四球で一、二塁となった所で阿部が19号3ランを叩き込み、6点目。横浜先発・ハマのチンピラはこの回限りで降板となった。プロ初先発となった東野は5回まで1安打無失点と素晴らしい投球を展開。しかし、6回二死走者なしから石井タクローを歩かせた所で内川に10号2ランを被弾し、この回限りで降板。追い上げムードの高まった横浜は7回二死満塁,8回二死二、三塁と絶好のチャンスを掴みながら、あと一本が出ない。最後はクルーンの前に反撃を断たれて、対巨人7連敗となった。
プロ初先発の東野が期待に応える好投で悲願のプロ初勝利。昨日の久保に続いて、またまた新たな先発要員が誕生。完全に流れは優勝チームのそれである。巨人はこれで7連勝。阪神との差は縮まらなかったものの、全く勢いが止まる気配がない。問題は5位・ヤクルト,最下位・横浜相手に勝ちまくっていると言う点だ。果たして、この勢いが本物なのかどうかは19日からの阪神3連戦で明らかになる事だろう。
◆D6−11T◆
中日先発・山本昌が立ち上がりから大乱調。先頭のシャア少佐に痛打されると、一死後、連続四球で満塁とした所で鳥谷に12号グランドスラムを被弾。続く2回には平野,ゼブラ今岡と連続タイムリーを浴びると、3回に矢野にタイムリーを許し、7失点KO。中日はその裏、李のタイムリーでようやく1点。4回に2点を失い、突き放されるも、その裏、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに谷繁が今季初アーチとなる3ラン。更に、5回には川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに小池が4号2ランを叩き込み、3点差。しかし、阪神は8回、キュラソ星人の22号2ランで貴重な2点を追加し、これがダメ押し点となった。
山本昌がよもやの3回7失点KO。川相不在によるやぶれかぶれの一発攻勢も時既に遅く、中日はまたまた貯金が消滅してしまった。阪神は先発・リーソップが4回もたずにKOとなったものの、12安打11得点と打線が爆発し、この3連戦勝ち越し。何とか3ゲーム差を保った状態で東京ドームへ乗り込む事となった。
◆S6−1C◆
泥沼の連敗地獄に喘ぐヤクルトは初回に畠山のタイムリーで先制するも、4回、栗原にタイムリーを許して、振り出しに。しかし、5回、ヒットの福川を石川が送った後、青木,川島慶と連打を浴びせて、一死満塁。ここで飯原のゲッツー崩れの間に福川が勝ち越しのホームを踏むと、飯原のディレードスチールの間に青木が本塁を陥れ、3点目。続く6回には一死二、三塁から田中のタイムリーで1点を加えると、8回には福川のタイムリー,青木の犠飛でダメ押しの2点を追加。先発・石川は1失点完投勝利を果たし、連敗は8でストップした。
接戦を悉く落とし続けたヤクルトが投打噛み合う完勝で連敗を脱出。石川は今季2度目の完投で2年ぶりの10勝目に到達した。広島はまたまた求道者・前田がフル欠場に追い込まれての大惨敗。中日も負けた為、4位転落は免れたものの、5割に逆戻りとなってしまった。やはり、ブラウン監督は自らの続投よりも、求道者・前田をシメる事の方が優先度が高いらしい。嶋を下げて、キャラかぶりの赤松,天谷を同時に出すくらいなら、求道者・前田をスタメンで使えよ!
◆Bs2−4H◆
負のスパイラルに歯止めがかからないソフトバンクは初回から二死一、二塁のチャンスを掴むも、松田が打ち上げ、二者残塁。すると、その裏、先発・杉内が本多のエラーでピンチを作った挙げ句、ローズに37号2ランを浴び、先制点を献上。杉内は2回以降、走者を出しながらも粘りの投球で追加点を阻止するが、肝心の味方打線が岸田の前に拙攻を切り返し、2−0の儘、土壇場9回へ突入。偽バファローズは守護神・加藤を投入し、逃げ切りを図るが、これに対して、ソフトバンクは二死一、二塁のチャンスを掴むと、代打・田上のタイムリーで1点差。更に、続く本多が3号3ランを叩き込み、一気に逆転に成功。最後は一週間ぶりの登板となった守護神・馬原が3人でピシャリと締めて、ようやく連敗を脱出した。
8回を自責点0と言う杉内の粘りの投球も虚しく完封負けを覚悟した展開だったが、加藤から4点を奪う予想外の大逆転で連敗を5で止めた。Aクラス返り咲きが厳しい状況なのは確かだが、残り試合全て勝つつもりで意地を見せた貰いたい。一方、偽バファローズは痛恨の逆転負け。岸田は8回無失点とは言え、125球投げており、加藤へのスイッチは妥当と言えた訳で、加藤の乱調が大きな誤算だった。これで西武との差は7と開いてしまい、流石に、逆転優勝はほぼ絶望的になってきたか…。
◆E15−7F◆
初回、高橋のタイムリーで先制された楽天だが、その裏、青波の長瀬の8号3ランで逆転すると、更に、山崎武にも21号ソロが飛び出し、この回4点。続く2回には内村のスクイズで1点を追加。4点を追う日本ハムは3回に無死二、三塁から高橋の内野ゴロの間に1点を返すと、連続四球で満塁とチャンスを広げたが、糸井,代打・稲田と倒れて、1点止まり。5回にはスレッジの13号ソロで2点差とするが、その裏、楽天は嶋,渡辺直の連続タイムリーで3点を奪うと、6回には7長短打の集中攻撃で6点をあげ、試合を決定付けた。日本ハムは8回に3点を返したものの、焼け石に水で貯金が消滅した。
楽天が19安打15得点の猛攻でこの3連戦勝ち越し。ノーヒットに終わったフェルナンデス以外(1回表にケガをしたショートに代わって入った中島を含めて)8人がマルチ安打を記録。先発・朝井は5回降板ながらも、打線の援護に恵まれ、初の2桁勝利へリーチをかけた。日本ハムも13安打7得点と応戦したが、8失点KOのスウィーニーを初め、投手陣が総崩れだった。
◆L5−4M◆
2回、西武はブラゼルの二塁打,久保の暴投,中村の四球で無死一、三塁とすると礒?が犠飛を打ち上げ、先制点をゲット。1点を追うロッテは4回、西岡の四球,橋本のヒットで二死一、二塁とした所で大松が23号3ランをぶち込んで、一気に逆転。続く5回の満塁のチャンスは逃したが、6回、ミャオの暴投でタナボタの4点目を追加。3点を追う西武は7回、栗山のタイムリーで1点を返し、久保をKOすると、中島が歩いた後、ブラゼルが2点タイムリー二塁打を放ち、試合はその儘、延長にもつれ込んだ。迎えた10回、西武は先頭の中村がバックスクリーンへ41号ソロを叩き込み、サヨナラ勝ちを飾った。
オツが5回もたずにKOされるなど、中盤までは苦しんだ西武が3点差を跳ね返してのサヨナラ勝ち。キング独走の41号を放った中村はこれが自己初のサヨナラアーチ。これでマジックは2つ減って5と優勝へ大きく前進した。ロッテは先発・久保が堪えきれず、痛い連敗で5割復帰を逃した。
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