September 21, 2008 23:20
大量8点のビッグイニング! 巨人、天王山3タテで首位タイ浮上!
◆G9−5T◆
巨人の2連勝で迎えた天王山第3戦。何としても3タテは回避したい阪神は2回、キュラソ星人がライトスタンドへ先制23号ソロを叩き込むと、4回にも2打席連続となる24号ソロを放つ獅子奮迅の活躍。先発・岩田は好調巨人打線を相手に4回まで内野安打1本と好投を展開していたが、5回、李に二塁打を浴びてから突如、変調。続く松田記者に三遊間を破られ、1点を返されると、一死後、坂本にライト前へ落とされ、一、三塁のピンチ。ここで若大将・原監督は早くも上原に代えて、代打・大道を起用。大道は死球を食らって満塁となると、鈴木尚が逆転2点タイムリー二塁打を浴びせて、岩田をKO。2番手・渡辺の前に代打・マッスル千代の富士は三振に倒れるが、3番手・江草からガッツが四球を選んで再び満塁となった所でリリーフ転向後、27回1/3無失点を続けていた4番手・アッチソンから寿司職人ラミレスが2点タイムリーを浴びせると、続く李がライトスタンドへ2試合連続の7号3ランをぶち込んで、この回大量8点のビッグイニングを形成。続く6回には阿部が2試合連続の21号ソロを叩き込み、9点目。7点ビハインドとなった阪神は8回、無死満塁とするも、シャア少佐の犠飛で1点を返すのが精一杯。しかし、粘る阪神は土壇場9回、キュラソ星人のヒット,鳥谷の四球の後、関本のタイムリーで1点を返すと、越智の暴投で更に、1点を加え、4点差まで詰めたものの、反撃もここまで。5番手・越智の前に代打・高橋光,代打・悠久の若虎・桧山,矢野と3連続三振に倒れて、万事休す。これで巨人はついに首位タイに浮上した。
キュラソ星人の2打席連続アーチでリードを奪ったまではこの日の阪神は違う…と思わせたのだが、気付いてみれば、上原の前に阪神は5回までにこの2発以外完璧に抑えられていたのが問題だった。キュラソ星人が2発打ってすら勢いが生まれない。対する巨人は対戦防御1点台と苦手にしていた岩田に4回まで抑え込まれながらも、5回に大爆発。好投の上原に5回にして早くも代打を送ると言う勝負を賭けた若大将の執念の采配が見事に報われた格好だ。これで巨人は16年ぶりの10連勝でついに首位阪神に捉える事に成功。勿論、これは通過点に過ぎない訳で喜ぶのはまだ早過ぎる。明日から巨人は広島との4連戦。今季8勝11敗と分が悪い上、3位が懸かっている広島のモチベーションは下手すると阪神以上。そんな中、ルイスが今日投げたばかりと言うのは僥倖だろう。一方、阪神は最下位とは言え、後半戦に入ってから苦しめ続けられている横浜との4連戦。現在、6連敗中とチーム状態がどん底の横浜だが、果たして、阪神との相性の良さで勢いを取り戻してしまうのか? それにしても、鬱陶しいのがアジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦出場権の存在だ。阪神と巨人のみで行われる分には百歩譲って妥協出来るとしても、5割前後をさ迷う中日や広島が絡んでくる様では、この首位決戦の価値も一気に希薄になって白けるばかりだ。
◆C2−4D◆
Bクラス定着の危機に瀕している中日は初回、ヒットの李を荒木が送ると、森野,T.ウッズと連続タイムリー二塁打で2点を先制。更に、ベンちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに14号2ランを叩き込み、この回4点。4点を追う広島は4回、オチョアのヒットが李のエラーを誘うと、一死後、嶋のヒットがベンちゃんのエラーを誘い、オチョアが生還。更に、シーボルもヒットを放ち、一、二塁とするが、石原,梵と倒れて、1点止まり。5,6回のチャンスを悉くゲッツーで潰してしまった広島だが、続く7回、一死から梵がヒットで出ると、ここで登場した求道者・前田が怒りのライト前ヒットを放ち、一、三塁。求道者・前田の一打を無駄には出来ないと続く東出が犠飛を打ち上げて、梵が返って、2点差。9回には守護神・岩瀬相手に一死一、二塁と攻め立てたが、赤松,東出と内野ゴロに打ち取られ、あと一歩及ばなかった。
初回こそ打線が繋がった中日だが、2〜8回までは四球の走者を1人出しただけで、9回に久々に出たヒットもゲッツーで潰す体たらくだったが、吉見ら投手陣の好投に救われた。吉見は6月22日以来となる9勝目。先発としては5月16日以来の白星で新人王に望みを繋いだ。一方、12安打で2点しか取れずに敗れた広島はあくまで求道者・前田に肩書き付きタイムリーを打たせない様に起用するブラウン暗黒采配がまたも炸裂。追撃の狼煙を上げる怒りの一打を浴びせた求道者・前田だったが、すかさず代走・赤松を送られてしまった為に、9回一死一、二塁のチャンスでその赤松に回ってしまうと言う皮肉な展開に…。あの儘、求道者・前田を残しておけば、逆転サヨナラの可能性も十分に考えられただけに、正に、ブラウン暗黒采配の影響で敗れた試合と言えよう。無論、ブラウン監督的には大勝利なのだろうが…。これで中日との差は1ゲームとなり、3位争いはまた分からなくなってきた。
◆S−YB◆
降雨中止。
◆H5−10L◆
西武は2回、先頭の中村がヒットで出ると、続く江藤が7号先制2ラン。更に、佐藤がヒットで続くと、細川が送った所で赤田がタイムリーを浴びせて、この回、3点。3回まで1安打と沈黙していたソフトバンクは4回二死から松中が中村のエラーで出ると、続く松田がタイムリー三塁打を放ち、1点を返すと、7回には一死一、三塁から柴原のタイムリーで1点差。なおも一、二塁のチャンスだったが、小斉,高谷と倒れて、同点ならず。直後の8回、西武は二塁打の片岡を栗山の犠打,代打・平尾のショートゴロで迎え入れると、9回にはソフトバンクの拙守に乗じて、栗山,平尾と連続タイムリ。更に、満塁とチャンスを広げた所で中村が43号グランドスラムをぶち込んで試合を決定付けた。ソフトバンクはその裏、3点を返し、グラマンを引っ張り出したものの、反撃が遅過ぎた。
リーグ優勝を目前にする西武と、優勝が完全消滅し、目標を失ってしまったソフトバンクの差が出てしまった。ソフトバンクの目標はあくまでリーグ優勝であって、アジアリーグ出場権争奪戦出場権争奪戦などではないとは言え、幾ら何でも5位で終わる訳にはいかないと言う意地くらいは見せて貰いたいものである。西武はこれでマジックを2とし、明日にも優勝の可能性が出てきた。
◆M0−0E◆(4回降雨ノーゲーム)
第1戦に続いて、いつ雨で中断となるとも分からない状態で始まったこの試合。何とか早めに先制して、逃げ切りたい楽天は2回、青波の長瀬,鉄平のヒットで二死一、二塁とするも、中島はファーストファールフライに倒れて、先制ならず。その裏、ロッテも一死から大松の四球,ズレータのヒットで一、二塁とするが、フクーラ,渡辺正と倒れて、二者残塁。試合は4回裏、二死から大松が四球を選んだ所で雨が強まり、中断。結局、その儘、ノーゲームに終わった。
◆Bs5−10F◆
日本ハムは1,2回と二死から連打を浴びせるも、あと1本が出ない。3回も二死から連打で一、二塁とまるで同じ展開となったが、今度は糸井がタイムリー二塁打を放ち、ようやく先制。しかし、その裏、偽バファローズは一死満塁からローズの2点タイムリー二塁打で逆転すると、続く後藤が12号3ランを叩き込み、この回大量5点。4点を追う日本ハムは直後の4回、二死満塁から高橋が押し出し四球を選んで、金子をKO。なおも満塁と一発逆転の場面だったが、2番手・吉野の前にスレッジはショートフライに倒れて、三者残塁。6回には無死満塁のチャンスに高橋が2点タイムリーを浴びせて、1点差。一死後、代打・ボッツのタイムリーで同点とすると、二死後、代打・小谷野のタイムリー二塁打で2点を勝ち越し。8回には小谷野が5号ソロを叩き込むと、9回にも2点を追加し、ダメ押し。最後はセーブのつかない場面ながら登板したMICHEALが締めて、逃げ切った。
スーパーさぶ・多田野が3回KOとなった日本ハムだが、先発全員毎回の22安打を浴びせる猛攻で、逆転勝ちを果たし、連敗を4でストップさせ、借金完済へリーチ。偽バファローズは先発・金子が大量点を貰いながら、4回途中で降板する背信投球。その後、小刻みに繰り出した中継ぎ陣が悉く崩壊する有様で連勝はストップした。
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いつも楽しく拝見しています。
実は私、恥ずかしながらドカベンのプロ野球編から
最新刊まで全て揃えております。
あまり面白いとは思いませんが完全に惰性で
買い続けております。
ところで、管理人様はドカベンの他にもメジャーや
キャプテン等を読んでおられますがマガジンで連載中の
ダイヤのAは御存じでしょうか?
元祖ドカベンに近い感じの熱い高校野球漫画です。
現在連載中の野球漫画で一番面白いと思います。
機会がありましたら読んでみて下さいませ。
出来れば批評も期待しております。
それではこれからも頑張って下さい!!
ここまで付き合った以上、最後まで付き合うしかない
と言う感じで、泣く泣く買っていますよ。
「ダイヤのA」は聞き覚えはありますが、読んだ事はありません。
野球漫画って読んでしまうと、つい単行本を揃えてしまうので
迂闊に手を出すと危険なのです(^^;)。現在、5作品購入中ですし…。