September 20, 2008 23:11
巨人、怒濤の一発攻勢! 16年ぶりの9連勝で首位に1差!
◆G9−1T◆
何とか巨人の勢いを止めたい阪神は初回、内海の制球難をついて、一死満塁と絶好のチャンスを作るが、鳥谷,関本と倒れて三者残塁。すると、その裏、下柳が一死一、二塁のピンチで寿司職人ラミレス,李と連続被弾し、早くも4失点。直後の2回、阪神は連打で無死一、二塁とすると、下柳はスリーバントを失敗したものの、シャア少佐がヒットで繋ぎ、再び一死満塁のチャンス。ここで平野の打球はライト前へ抜けるかと思われたが、李の好プレーに阻まれ、この間に三塁走者・高橋光を返すのが精一杯。その裏、巨人は1番に起用された松田記者が二塁打を放つと、一死後、ガッツが2試合連続となる31号2ランを叩き込み、早くもクリーンアップ揃い踏み。更に、この後、二死一、二塁から阿部がタイムリーを放って、下柳はあえなくKO。続く3回、2番手のアポリー中尉が一死からキムタクに頭部死球を食らわせ、危険球退場。3番手・渡辺は続くガッツにヒットを浴び、ピンチを広げるが、寿司職人ラミレスをゲッツーに仕留め、ようやく無失点で切り抜ける。しかし、巨人の勢いはこれで止まらず、続く4回、一死二塁から阿部が20号2ランを叩き込み、ダメ押しの9点目。大量リードを貰った内海は尻上がりに調子を上げていき、8回まで追加点を許さず、3年連続の2桁勝利に到達した。
昨日は一進一退の好ゲームだったが、この日は巨人がクリーンアップ+阿部で4ホーマーと得意の一発攻勢で圧倒。立ち上がりはどうなる事かと思われた内海だったが、終わってみれば8回1失点。破竹の連勝は9と伸び、ついに首位・阪神に1ゲーム差と肉迫した。阪神は1,2回と立て続けの満塁のチャンスを掴みながら、内野ゴロの間に1点を取るのが精一杯で内海を調子に乗せてしまう始末。投げては下柳が今季最短の1回2/3KO,2番手・アポリー中尉は危険球退場と投打に精彩を欠く惨敗となってしまった。
◆C10−0D◆
借金生活に加え、4位転落と泥沼の展開に陥った中日。この絶体絶命の状況を打破するには川相を起用するしかないのだが、今更ながら、名手・川相を現役復帰させなかった事を悔やむしかない中日首脳陣は川井を先発起用し、お茶を濁しにかかったが、所詮、カワイであって川相ではない川井を起用する事がチームの流れを変えられる筈もなく、いきなり初回からオチョア,嶋とタイムリーを浴びて、2点を献上。その後も失点こそ免れながら、走者を出しまくるフラフラとした投球が続き、4回一死で早くもKO。6回には3番手・小笠原が東出のタイムリー,オチョアの13号3ランで4失点。4番手・長峰も7回、4安打2四球で4失点と炎上し、大量10点差。打線も前田健の前に散発4安打完封を食らい、リーグ優勝の可能性゛か完全に消滅すると同時に自力でのAクラスも消滅してしまった。
この期に及んで広島相手に大惨敗とは中日のチーム状態の悪さは深刻だ。川井に罪がある訳ではない。川相を復帰させず、川井でお茶を濁そうなどと陳腐な考えを起こした首脳陣が悪いのだ。一方の広島だが、求道者・前田は嫌がらせで幽閉されているだけの話で(これはこれで大問題なのだが)、前田健は求道者・前田不在のお茶濁しの為に起用されている訳ではない所を見せつけての見事なプロ初完投初完封勝利で逆転新人王へ僅かに望みを繋いだ。広島の躍進は昨年は戦力でなかった前田健とルイスで13個も貯金を稼いでいるのが大きく、ブラウン監督の手腕がどうこうと言う話ではないのだが、この儘では嫌がらせに邁進しているだけのブラウン監督の続投が決まってしまいかねない。川相不在の中日に多くを期待するのは無茶と言うものだが、少しは意地を見せて貰いたいものだ。
◆S4−1YB◆
5連敗中の横浜は2回、2四球と内野安打で一死満塁と先制のチャンス。しかし、武山はファーストへのファールフライに倒れると、続くウッドはピッチャーゴロに終わり、先制ならず。すると、その裏、ヤクルトは二死走者なしから川本,川島亮,青木,川島慶と怒濤の4連打で2点を先制。リードされた横浜は3回二死一、二塁,4回一死満塁のチャンスを悉く逃したものの、5回、一死から村田の41号ソロでようやく1点。8回には先頭のメカゴジラがヒットで出ると、石井タクローが送って、一死二塁と一打同点のチャンス。しかし、鈴木なおのり,石川と代打攻勢が実らず、無得点。ピンチを脱したヤクルトはその裏、福地のタイムリー,小山田の暴投で2点を加え、ダメ押し。最後は五十嵐が締めて、今季初セーブを飾った。
開幕からローテを守っているが守っているだけのウッドが5回2失点と最低限の投球はしたが、打線の援護に恵まれず、リーグトップタイの12敗目。村田が2四球1死球と歩かされまくった(唯一、勝負して貰った打席では一発かましたが)のも響いた横浜は今季2度目の6連敗となり、借金はついに40にまで積み上がってしまった。ヤクルトはこれで3連勝となり、中日との差が3と4位浮上の芽も出てきた。
◆H0−1L◆
ソフトバンク先発・和田は6回一死までパーフェクトに抑えるなど、9回まで無失点の素晴らしい投球を展開。何とか和田を援護したいソフトバンク打線だったが、帆足に対して、毎回安打を浴びせながら、あと一本が一向に出ず、ゼロ行進を続けるばかり。9回から代わった大沼,星野を攻め、二死満塁とサヨナラのチャンスを掴むも、本多はセカンドゴロに打ち取られ、0−0の儘、延長に突入。10回も続投となった和田は簡単に二死を取るが、ここでこの日2安打を浴びていた細川にスタンドへ15号ソロを被弾し、ついに先制点を献上。その裏、グラマンの前に3人でピシャリと締められ、完封負けを食らった。
ソフトバンクが9回まで毎回安打で無得点と言う不甲斐ない攻撃で好投の和田を見殺し。屈辱の完封負けを喫し、ついにリーグ優勝の可能性が完全に消滅してしまった。アジアリーグだの、アジアリーグ出場権争奪戦だの、アジアリーグ出場権争奪戦出場権争奪戦だのは所詮、エキシビジョンマッチでしかない訳で、王さんのラストイヤー…になるかもしれない年に日本シリーズへの出場を果たせなかった事は実に無念である。守護神・馬原が開幕から長期離脱し、五輪ではローテ投手を二人も拉致された上、首位打者候補の川崎を今季絶望クラスの重傷に追い込まれ、ハマのスペランカーのリタイアは………、まぁ、恒例行事だからいいとしても、偽バファローズから無理矢理強奪したパウエルが全く働かないなど助っ人陣が投打揃って総崩れとなるなど、今季はあまりにも逆風が強過ぎた。果たして、王さんはこんな結果で本当に今季限りで勇退してしまうのか? WBCの監督就任を拒否する理由に体調だけでなく、時期的に現場監督では厳しいと言っている事からも来季も続投する意欲があると言う事なのか? 是非とも来季にリベンジを図って欲しいと願うばかりだが…。
◆M4−1E◆
ロッテは初回、いきなりの4連打で2点を先制。オーティズはゲッツーに倒れたものの、続くズレータが8号2ランを叩き込み、この回4点。楽天は先発・木谷を2回限りで諦め、小刻みな継投で追加点を許さない必死の防戦を展開。5回、2四球とエラーでノーヒットながら満塁のチャンスを掴むが、代打・高須はセンターへ打ち上げ、三者残塁。7回、ショートの犠飛で、ようやく1点を返したものの、反撃はここまでだった。
2回以降散発3安打に終わったロッテだが、初回の4点が大きくものを言って、単独3位に浮上。成瀬は7回を散発2安打無失点の好投で7月12日以来、約2ヶ月ぶりの7勝目を飾った。一方、木谷は先発転向以来4戦連続KO。いつまで経っても5回すらもたない有様でもういい加減、先発から外した方がいいのではなかろうか。
◆Bs6−1F◆
28イニング無失点を続行中のグリンは初回、一死一、二塁のピンチを切り抜け、連続イニング無失点を29と伸ばしたものの、続く2回、二死満塁から下山に2点タイムリーを浴び、無失点記録が途絶えると、ここからカブレラにタイムリーを浴びた後、ローズには39号3ランをぶち込まれ、悪夢の6失点。グリンは3回以降立ち直ったものの、味方打線は偽バファローズ先発・山本の前に拙攻続きで6回まで無失点。7回に代打・飯山のタイムリーでようやく1点を返した日本ハムはなおも二死満塁とチャンスを広げたが、劇団ひちょりがセンターフライに倒れて、1点止まり。続く8回も一死一、二塁としながら、あとが続かず。9回は三者凡退に終わり、4連敗となった。
2回を除けば無失点で完投と申し分ない内容のグリンだったが、それだけに2回の大量失点が悔やまれる。打線も偽バファローズを上回る10安打を放ちながら、拙攻に次ぐ拙攻が響き、ヒットが一極集中した偽バファローズに5点もの差をつけられてしまう有様。これで日本ハムは再び4位に転落となり、3連覇の夢が消滅した。偽バファローズ先発・山本は粘りの投球で自己初の10勝目をマーク。
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コメント一覧
毎週楽しみにしていたので続けてほしいです。
ご指摘どうもです。早速、修正しておきました。
>Riserさん
有難うございます。言われなければ、多分、未掲載の儘、
次週のレビューを載せちゃってました。
ただ、出来れば、ドカベン関連の話は
ドカベンカテゴリの記事にコメントして頂けますでしょうか。