September 19, 2008 23:33
巨人、破竹の8連勝で首位に2差! 坂本、3安打3打点の大活躍!
◆G6−4T◆
3ゲーム差で迎えた首位攻防戦の第1ラウンド、先手を取ったのは巨人。2回、一死からマッスル千代の富士がヒットで出ると、二死後、坂本がレフトオーバーの先制タイムリー三塁打。4回には二死走者なしから連続四球で一、二塁とした所でまたも坂本が左中間突破のタイムリー二塁打を放ち、二者生還。3点を追う阪神は5回、一死三塁から代打・葛城イクローの犠飛でまず1点。その裏、鈴木尚の2号ソロで突き放されるも、直後の6回、二死三塁から関本がセンター前へタイムリー。更に、関本が二盗を決めた後、林もタイムリーを放って、1点差。しかし、7回、巨人はヒットの鈴木尚を脇谷が送った所でガッツが通算300号となる30号2ランを叩き込み、貴重な2点を追加。阪神は直後の8回、ゼブラ今岡の5号ソロで応戦するも、反撃もここまで。巨人は山口−クルーンと繋いで逃げ切り、8連勝を飾った。
最下位横浜相手に久保や東野を使う事で、無理矢理この天王山に照準を合わせてきたグライシンガー。中8日と登板間隔が空き過ぎた事が逆に裏目に出ないとも危惧されたが、7回を3失点で切り抜け、ハーラー独走の16勝目。最後を締めたクルーンもリーグ単独トップに踊り出る36セーブ目をマーク。打っては坂本が3安打3打点の大活躍。ガッツにもダメ押しとなるメモリアルアーチが飛び出すなど、万全の試合運びで連勝を伸ばした巨人はいよいよ阪神との差は2ゲームにまで縮まった。阪神は勝ち頭の安藤が4回KO。キュラソ星人,鳥谷の4,5番がブレーキとなるなど、どうにも流れが悪かった。
◆C7−1D◆
同率3位同士の対決となったこの試合。中日が初回、シーボルのタイムリーエラーでタナボタの先制点をゲット。その裏、広島は二死満塁とし、打席にはシーボル。汚名返上のチャンスだったが、シーボルはセンターへ打ち上げ、三者残塁。しかし、3回、広島は二死からオチョアがヒットで出ると、続く栗原が19号2ランを叩き込み、逆転に成功。続く4回にはシーボルがようやく名誉挽回の11号ソロを放つと、一死満塁から天谷の犠飛でこの回2点。勢い付く広島は6回には代打・喜田が4号ソロ,7回にはシーボル,梵の連続タイムリー二塁打でダメ押し。これで広島は単独3位に浮上。中日は借金を抱える形で4年4ヶ月ぶりの4位転落となった。
4位転落の危機を何度となく踏み留まってきた中日だったが、ついにその時が来てしまった。先制点を奪いながら、スミ1の拙攻。25日ぶりの先発となった中田は4回もたずにKOの体たらくだった。広島は偽ハンカチ王子・斉藤が6回を自責0の好投で3連勝。再昇格となったシーボルはいきなりの先制エラーにチャンスブレイクとやきもきさせたが、2安打2打点で何とか帳尻を合わせた。しかし、求道者・前田はまたもフル欠場。この日も嶋が3タコと調子を落としているだけに、スタメン起用を図っても何ら不思議ではないのだが、どうせブラウン監督は嶋を外した場合も天谷,赤松を同時に出す事しか考えないのだろう。同胞・シーボルには何度となくチャンスを与えるが、求道者・前田にはピンチしか与えない。この儘、広島が3位に踏み留まる事が果たして、チームの将来の為にプラスに働くと言えるのだろうか…。
◆S6−2YB◆
左肘痛により、長らくリハビリモードだったカリメロが4月1日以来となる先発マウンド。初回に内川のタイムリー二塁打で先制点を貰ったカリメロだが、その裏、二死二塁から畠山にタイムリーを浴び、同点。3回には一死一塁から連続四死球で満塁のピンチ。ここで福地は三振に斬って取ると、続く宮本をショートゴロに打ち取り、ピンチ脱出…と思いきや、これを石川がエラーし、勝ち越し点を献上。直後の4回、村田のタイムリー二塁打で同点として貰ったのも束の間、その裏、一死一、三塁とまたまたピンチ。ここで川島慶がスクイズを仕掛けるが、カリメロは素早く処理し、三塁走者・福川を刺す好プレー。続く飯原に内野安打を許し、満塁となるが、畠山をライトフライに打ちとって、チェンジ…と思いきや、これを雨が目に入ったか、吉村のよもやの落球により、一気に二者生還。続く福地にも走者一掃のタイムリー二塁打を浴びた所で失意のKO。試合は5回が終了した所で強くなった雨の影響でコールドゲームとなった。
久々に登板となったカリメロだったが、自責点1ながら、失点は6と相次ぐタイムリーエラーで足を引っ張られ、今季初白星ならず。来年も現役で頑張って欲しいだけに、何とか残り少ない試合で結果を残して欲しい所。4点差つけられたとは言え、内川,村田が当たっていただけに、5回コールド負けと悔しい結果となった横浜はこれで5連敗。ヤクルトは接戦続きでリリーフ陣に負担がかかっていた状況下、ダグラス一人で済んだとあって恵みの雨となった。
◆M1−1E◆
初回、二死二塁のチャンスを逃した楽天は続く2回にも無死一、二塁のチャンスを作りながら、嶋のゲッツー等で潰してしまうと、3回には一死から中村を三塁打で出しながら、後続を断たれる拙攻三昧。しかし、続く4回、先頭の青波の長瀬の9号ソロでようやく1点を先制。しかし、5回、先発・片山が突如、制球を乱し、1安打2四球で一死満塁のピンチを迎えると、オーティズに押し出し四球を許して、同点。なおも満塁のピンチだったが、ズレータ,大松と打ち取って、1点止まり。ここで雨により、中断となり、その儘、コールドゲームが成立した。
片山はあと2人を抑えていれば、コールドで逃げ切れただけに、正に痛恨の押し出しとなってしまった。残り試合が僅かとなってきている状態で最下位脱出に望みを繋ぎたい楽天にとっては、何とも痛いドロー。一方、タナボタで滑り込みの同点劇となったロッテは4位転落の危機を辛くも免れた訳だが、あと一本が実質上、サヨナラ打に値するものだっただけに単独3位浮上のチャンスを逃したとも言える展開だった。
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