September 12, 2008 23:46
巨人、得意の一発攻勢で大逆転! 脇谷、今季初アーチが決勝弾!
◆G11−7S◆
悪夢の3連続サヨナラ負けを喫し、Aクラス入りに黄信号が灯るヤクルトは初回。、一死一、二塁から畠山のタイムリーで先制すると、続く飯原が走者一掃のタイムリー三塁打。更に、田中が3号2ランを叩き込み、いきなり5点のビッグイニングを形成。しかし、巨人はその裏、ガッツのタイムリー二塁打,寿司職人ラミレスの37号2ランであっさり3点を返すと、3回にはガッツの犠飛で1点差。そして、5回にはまたまたガッツが29号2ランを叩き込んで、ついに逆転に成功。5点差を跳ね返されたヤクルトは直後の6回、一死から飯原,田中の連続二塁打で追い着き、内海をKO。更に、二死一、二塁となった所で3番手・山口から代打・川本がタイムリー内野安打を浴びせて、勝ち越し。再び追いかける展開となった巨人だが、その裏、二死一塁から3ヶ月ぶりにスタメンに抜擢された脇谷が今季初アーチとなる逆転2ラン。続く7回には一死二、三塁から代打・松田記者が9号3ランを叩き込み、4点差。ヤクルトは8回、4番手・豊田に対して、二死一、二塁のチャンスを掴むが、福地が三振に倒れて、二者残塁。最後は今季初登板となる5番手・久保の前に三者三振を喫し、4連敗となった。
内海が初回から5失点と言う衝撃的な幕開けとなったが、終わってみれば、巨人が4点差をつけて快勝。寿司職人ラミレス,ガッツばかりか、脇谷にまでアーチが飛び出す一発攻勢は何とも巨人らしかった。3番手・山口は一時は勝ち越し点を許しながらも、またまた白星が転がり込んで、とうとう10勝目。中継ぎとは言え、新人王の可能性は十二分に出てきた。それにしても、3戦連続サヨナラ負けの次は5点差を逆転負けとはヤクルトも不憫である。
◆YB7−1D◆
中日は初回から一死満塁のチャンスをベンちゃんがゲッツーで潰す最悪の立ち上がり。一方、横浜もその裏、一死満塁のチャンスを吉村,メカゴジラの連続三振で潰してしまうが、続く2回、二死二塁から石川,石井タクローの連続タイムリーで2点を先制。4回に武山の捕逸で1点を返されるが、5回、無死二塁から村田が36号2ラン。6回には代打・鈴木なおのりが今季初アーチを叩き込むと、7回には村田,吉村と連続アーチと一発攻勢で突き放した。投げては先発・ウッドが6回を1失点で切り抜けると、7回以降は3人のリリーフ陣が無失点で繋いで逃げ切った。
再三再四チャンスを掴みながら、タイムリーは1本も出ずの大惨敗と川相不在の弊害を大露呈した中日。先発転向後、2連勝だった期待の新星・清水昭も5回4失点KOの乱調だった。一方、開幕からローテを守っているが守っているだけのウッドは6回を自責0で7月25日以来の3勝目。打っては主砲・村田が2打席連発でついに寿司職人ラミレスに並んでホームランキング争いでトップに立った。
◆T0−4C◆
広島は2回、先頭の栗原がセンター前に弾き返すと、嶋が歩いて、無死一、二塁。ここで石原がライト前へタイムリーを放ち、栗原が先制のホームイン。更に、続く喜田がライトスタンドへ3号3ランを叩き込み、この回、4点。その裏、阪神は2つの四球で一、二塁とするも、投手の安藤に回ってしまい、二者残塁。5回には喜田の立て続けのエラー等で一死満塁のチャンスを掴むが、キュラソ星人はセカンドゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。安藤は3回以降立ち直り、8回から登板のアポリー中尉も2回をパーフェクトリリーフの好投を見せたが、阪神は6回以降、ノーヒットに終わり、完封リレーを喫した。
ワンチャンスをものにした広島が首位いじめに成功。喜田はエラーを連発しながらも、2試合連発アーチで最多勝に望みを繋ぎたかった安藤を粉砕。偽ハンカチ王子・斉藤は7回を4安打2失点の好投で2勝目をマーク。これで広島は3位中日に1差と肉迫した。阪神は3戦連続サヨナラ勝ちの勢いを見事に止められてしまった。巨人との差はまだ5差あるが、まだまだ予断を許さない戦いが続きそうだ。
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