August 29, 2008 23:39
キュラソ星人、先制タイムリー! 阪神、4度目のマジック点灯!
◆T7−5G◆
3タテすれば逆転優勝の可能性も見えてくる巨人だったが、先発・金刃が大乱調。初回から制球に苦しみ、二死一、二塁のピンチを背負うと、キュラソ星人,林と連続タイムリーを浴び、いきなりの3失点。3回にも林にタイムリー三塁打を浴びると、4回にはシャア少佐にタイムリーを許し、5失点KO。代わった林も5回に関本のタイムリー二塁打,6回にはバルディリスの2号ソロで1点ずつ失い、点差は7点に拡大。下柳の前に6回まで2安打と沈黙していた巨人は7回も簡単に二死を取られるが、ここから5連打で3点を返し、下柳をKO。9回にはウィリアムスに対して、代打・マッスル千代の富士のタイムリー等で2点差と詰め寄り、なおも一、二塁と一発逆転の場面を作ったが、最後はガッツがライトフライに倒れて、ゲームセット。
3タテすれば、一気に4ゲーム差まで縮まり、逆転優勝の可能性も大いに見えてくる巨人だったが、大事な初戦を今季未勝利の金刃では荷重だったか、いきなり痛い黒星。打線も下柳との相性は良かった筈が、中盤まで完璧に抑え込まれた。終盤猛追したものの、あまりにも反撃が遅過ぎた。阪神はこれで4度目の点灯となるマジック25。それにしても、9回、あそこまで追い上げられながら、藤川が最後まで出て来なかったのが少々気がかりだ。前日、打たれた事が原因なのか、単に左打者が続くからなのか、はたまた故障なのか…。
◆D4−3C◆
借金生活,Bクラス転落の危機に苛まれる中日が眼下の敵・広島と直接対決。2回、中日は川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにT.ウッズの26号ソロで先制すると、更に、栗原のタイムリーエラーでタナボタの2点目。名手・川相を現役復帰させなかった事で不信感を抱かれている首脳陣はまたもや川井を先発起用する事でお茶を濁しにかかっていたが、所詮、カワイであって川相ではない川井では拙攻三昧を繰り広げるチームの空気を変える事が出来ず、3回には無死一、二塁の場面で中村紀は三振,森野はショートゴロゲッツー。5回にも二死一、三塁のチャンスに中村紀が倒れて、二者残塁と一向に追加点を奪えない。5回まで無失点と踏ん張っていた川井も不甲斐ない打線に苛立ちを隠せなくなってきた6回、赤松,オチョア,栗原,嶋と4連打で追い着かれ、失意のKO。追い着かれた中日は7回、李のタイムリー二塁打で再び勝ち越し。しかし、直後の8回、広島はオチョア,栗原の連打でチャンスを作り、石原のタイムリーでまたもや同点。なおも一、二塁のチャンスだったが、梵,代打・緒方と連続三振に倒れて、勝ち越しならず。その裏、中日は2四球で二死一、二塁とすると、デラロサのタイムリーで三たび勝ち越し。最後は守護神・岩瀬が無死二塁のピンチを凌いで、辛くも借金生活を免れた。
中日は井端が右膝を捻って退場するアクシデントに見舞われたが、代わって守備に入ったデラロサが勝負を決めた。相変わらずの拙攻三昧を続けていたが、ブラウン暗黒采配に救われる形で白星を拾ったと言ってもいいだろう。どうやらブラウン監督は意地でも求道者・前田をお立ち台に上げたくないらしい。この試合展開で8,9回のチャンスに求道者・前田を代打起用しないのは、どう考えてもおかしい。左対左なんて要素は最早、建て前てしてすら通用しない。きっとコンディションがどん底状態の求道者・前田なら失敗を見越して起用し、戦犯に仕立てたのだろうが、今の求道者・前田では、逆の展開になる確率は高いのだから、そりゃ使いたがらない訳だ。そんな理由でみすみす3位浮上のチャンスを逃されてはたまったものではない。
◆YB4−2S◆
初回、内野ゴロの間に先制された横浜はその裏、好調・内川のタイムリーであっさり同点。直後の2回、ヤクルトはエラーをきっかけに掴んだチャンスに福川のタイムリーですかさず勝ち越し。1点を追う横浜は3回、内川のヒットと2四球で無死満塁のチャンス。吉村は倒れたものの、続くメカゴジラがタイムリーを放って、同点。なおも満塁のチャンスだったが、金城,相川と倒れて、三者残塁。ヤクルトは5回二死満塁に続き、6回二死一、二塁のチャンスも逃す拙攻続き。その裏、横浜は川端のエラーで出た相川を石井タクローが送ると、二死後、ガッツな貴公子・仁志のセンター前タイムリーでついに勝ち越し。7回には相川のタイムリー内野安打でダメ押し。最後ははーちゅんが3人でピシャリと締め、連敗を4で止めた。
◆H3−3L◆
五輪帰りの杉内,涌井の投げ合いとなったこの試合、先手を取ったのは西武。3回、二死一塁から栗山がタイムリー二塁打を放つと、中島が歩いた後、ブラゼルが2点タイムリー二塁打を浴びせて、3点を先制。しかし、その裏、ソフトバンクは松中の史上34人目の通算300号となる23号2ランで1点差と迫ると、続く4回には二死一、二塁から森本が同点タイムリー。7回には一死満塁と絶好のチャンスを掴むが、ここで松田がショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。一方、6,7,8回と3人ずつで打ち取られていた西武は土壇場9回、一死二、三塁のチャンスを作るが、ボカチカ,片岡と倒れて、二者残塁。試合はその儘、延長へ突入した。西武は11回、一死から細川の14号ソロでついに均衡を破るが、粘るソフトバンクはその裏、代打・吉川の今季初アーチが飛び出し、またも試合は振り出しに。ソフトバンクはラストイニングとなった12回にも2人の走者を出して、一打サヨナラの場面を作ったが、最後は代打・金子がセカンドライナーに倒れて、結局、ドローに終わった。
劣勢からよく粘ったソフトバンクだったが、相手がマジック点灯中の首位・西武とあっては引き分けに持ち込んだと言うより、勝てなかったと言う印象が残ってしまった。12回のチャンスもそうだが、7回の松田のゲッツーも痛かった。あと一押し出来れば、勝てた試合だけに実に勿体ない。川崎の復帰がしばらく望めない以上、早い所、ハマのスペランカーに戻って来て欲しいものだが、復帰か…と思えば延期の繰り返しには困ったものである。
◆Bs7−4F◆
3タテで3位浮上を狙う偽バファローズは初回、小谷野のタイムリー二塁打で2点を先制されるが、その裏、二死一、二塁から濱中の9号3ランで一気に逆転すると、続く後藤も9号ソロを叩き込み、4点目。日本ハムは3回、糸井,田中の連打で一、三塁とするが、稲葉のゲッツーの間に1点を返すのが精一杯。突き放したい偽バファローズは5回、カブレラの29号2ランで2点をあげると、6回には北川の10号ソロで7点目。日本ハムは8回、一死から呪われた助っ人・ボッツの4号ソロで1点を返すと、高橋もヒットで続いたが反撃もここまで、続く高口がゲッツーに倒れると、9回は守護神・加藤の前に3人で打ち取られ、万事休す。
4発のアーチを叩き込む一発攻勢で初戦を取った偽バファローズが3位浮上,借金完済へ大きく前進。逆転3ランの濱中は3安打の大当たりだった。2点を先制しながら、あっさり逆転を許した日本ハムはこれで対偽バファローズ戦7連敗。上位打線はそこそこにヒットが出るが、6番以降は僅か2安打と下位打線の弱さが目立った。2ヶ月連続の負け越しも決まってしまい、偽バファローズとは逆にBクラス転落,借金生活突入の危機である。
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