August 28, 2008 23:52
巨人、クリーンアップ揃い踏みアーチで4連勝! 上原、693日ぶり先発勝利!
◆G7−1YB◆
久々の先発登板となった上原たが、初回、いきなり内川のタイムリー二塁打で先制点を献上。しかし、その裏、巨人は一死二塁からガッツの26号2ランであっと言う間に逆転すると、更に、寿司職人ラミレス,松田記者とクリーンアップトリオの3連続アーチが飛び出し、横浜先発・ウィリアムスはこの回で早くもKO。リードを貰った上原は危なっかしいながらも、5回まで追加点を許さず、この回限りでお役御免。2回以降も再三チャンスを掴みながら、あと一本が出ずにいた巨人だったが、5回、阿部のタイムリー等で2点を奪うと、6回にはガッツのタイムリー二塁打で7点目。6回以降、東野−山口−林と繋いで、4連勝を果たした。
星野監督に媚びる必要もなくなった事で、4ヶ月ぶりに先発に復帰した上原がフラフラの投球ながら、打線の援護にも恵まれて、実に693日ぶりの先発勝利。上原を復活させるとほたえていた星野監督だが、北京に拉致される直前の5試合で無失点と既に、復調の兆しが見えていた事を考えると、五輪が転換期になった訳でも何でもなく、星野監督が復活させたかの様な的外れな報道がない事を祈りたい。それにしても、結局、五輪では2試合しか使って貰えず、星野監督に媚びた甲斐は皆無だったな…。五輪と言えば、低打率に喘いでいたにも拘わらず、たまたま一発が飛び出しただけで復調扱いされた李がバーンサイドを差し置いて、この日から復帰したが、その復帰初打席がクリーンアップ揃い踏みアーチの直後とは気の毒な限り。4連発を大いに期待される中、しみったれたセカンドゴロに倒れた事でケチがつき、この日3タコ1死球と結果を出せなかった。横浜は内川が4安打の大当たりで久々に打率を3割7分台に乗せたが、続く村田が悉く凡退とブレーキだったのが痛かった。
◆T5−4D◆
初回から一死一、二塁のチャンスを逃した中日はその裏、キュラソ星人のタイムリーで先制を許してしまう。1点を追う中日は3回、鳥谷のエラー,中村紀の四球で一、二塁とタナボタのチャンスで李が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに11号3ランを叩き込み、逆転に成功。しかし、その裏、阪神はまたもキュラソ星人が21号3ランを放って、一気に逆転。再び1点を追う展開となった中日は6回、先頭のT.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに同点25号ソロ。更に、ヒットの森野を平田が送ったが、ピンキー井上,谷繁と倒れて、勝ち越しならず。阪神は7回、関本のタイムリーで勝ち越すと、8回からウィリアムス,9回から藤川と繋ぐ必勝リレーを展開。しかし、北京で星野監督にプライドを踏みにじられた事を引きずっているのか、中村紀に同点タイムリーを浴びてしまう。しかし、その裏、阪神は6番手・高橋を攻め立て、一死一、三塁とすると、林が犠飛を打ち上げ、サヨナラ勝ちを果たした。
昨日、怒りの投球で復活をアピールした岩瀬に対し、藤川は復帰初登板でいきなりリリーフ失敗。結果的に白星は転がり込んでは来たが、少々心配である。最後を決めたのは林だが、打のヒーローはやはり、先制打&逆転弾で4打点のキュラソ星人だろう。最終打席でもヒットを放ち、サヨナラの場面を演出。中日は相変わらずの一発依存症,タイムリー欠乏症を露呈し、勝てるゲームを落とし、またまた貯金が消滅した。
◆S3−2C◆
出戻り助っ人・ダグラスが古巣相手に先発マウンドに上ったが、初回からエラー絡みで1失点。直後の2回、ヤクルトは飯原,川端のダブルスチールで追い着くと、4回には畠山の7号ソロで勝ち越し。しかし、その裏、広島は梵のタイムリー二塁打で同点とすると、6回には先頭の栗原が17号ソロを叩き込み、勝ち越し。更に、二死二塁から小久保がレフト前に弾き返すが、一気に三塁を蹴った二塁走者・嶋が本塁憤死で1点止まり。土壇場9回、守護神・永川を投入し、逃げ切りを図る広島に対し、ヤクルトは先頭の飯原がヒットで出ると、田中が送って一死二塁と一打同点のチャンス。しかし、川端はレフトへ打ち上げると、代打・武内は三振に斬って取られて、ゲームセット。
かつての同僚・ダグラスを返り討ちにした広島が再び3位・中日を射程に捉えた。最近、代打でも調子の上がってきている事で、下手に接戦で起用すると、勝利の立役者になりかねない事を恐れたブラウン監督の陰謀により、求道者・前田は悪夢のフル欠場に終わったが、先発・大竹の踏ん張りと、栗原の一発で辛くも白星を拾った。
◆H3−2Bs◆
偽バファローズ先発・近藤が4回をノーヒットに抑えれば、ソフトバンク先発・新垣も負けじと4回までパーフェクトの快投。5回も簡単に二死を取った新垣だが、ここで後藤に初安打となる8号先制ソロを被弾。8回には二死一、三塁から伝家の宝刀・ワイルドピッチが炸裂し、2点目を献上。ここまで1安打と沈黙していたソフトバンクはその裏、中西,代打・吉川のヒットで二死二、三塁のチャンスを掴み、近藤をKOすると、代わった清水から本多がタイムリーを浴びせて、1点差。更に、3番手・川越に対して、本多が二盗を決めた後、代打・本間が2点タイムリーを放って、逆転に成功。9回は守護神・馬原が締め、新垣はようやく今季初白星を飾った。
暴投王子・新垣が8度目の登板で何とか今季初勝利。8回で10三振を奪い、3安打2失点と申し分のない内容ながら、2失点目が必殺の暴投だった事で何とも印象が悪かったのだが、その直後に逆転して貰えるとはツイている。昨日はリリーフに失敗した馬原もこの日はきっちり抑えて、雪辱を果たし、チームも2位に再浮上。偽バファローズ2番手・清水は1球で敗戦投手となった。
◆M0−3F◆
日本ハム先発・藤井に対して、ロッテは初回、田中雅,オーティズの連打で無死一、三塁のチャンス。一死後、ズレータがセンター前へ弾き返して、田中雅が先制のホームイン。続く2回には里崎が13号ソロを放り込むと、5回には二死から今江の11号ソロで3点目。ロッテ先発・清水は6回までノーヒットの素晴らしい投球を展開。7回二死から小谷野にヒットを浴び、快挙は逃すも、動揺する事なく、後続を断ち切った。土壇場9回、一死から四球とヒットで一、二塁と一発で同点のピンチを迎えるが、稲葉,小谷野と打ち取って、今季2度目の完封をマークした。
水島の呪いにより、壊滅的不振に陥っている根元がついにスタメンを外されたが、代わって1番に入った田中雅がいきなりのヒットと盗塁で先制ホームをゲット。その後、ソロ2発で2点を取るに留まったが、今日の清水にはそれで十二分だった。あわやノーヒットノーランの散発2安打完封で、2年ぶりの10勝目をマークし、チームの連敗を3で止めた。
◆L5−4E◆
西武は初回、中島の19号ソロで先制。3回に聖沢のタイムリーで追い着かれるも、その裏、ボカチカの19号ソロですかさず勝ち越し。4回には細川,5回には栗山にタイムリーが飛び出し、着々と加点。7回に渡辺直のタイムリー三塁打で1点を返されるも、その裏、ボカチカのこの日2本目となる20号ソロですかさず突き放す。しかし、8回から登板の3番手・小野寺が大乱調。いきなりショートに二塁打を浴びた後、連続四球で満塁とすると、山崎武に2点タイムリーを浴び、あえなくKO。代わったミッチーもいきなり四球で再び無死満塁とするが、続く礒部を空振り三振に斬って取ると、5番手・大沼は藤井にライトフライを打ち上げられるが、タッチアップで本塁を狙ったフェルナンデスをG.G.佐藤が好返球で刺し、同点を阻止。9回にはグラマンが二死満塁の大ピンチを背負ったが、山崎武をライトフライに仕留めて、辛くも逃げ切った。
昨日に続いての一発攻勢で着々と加点した西武が、楽天の猛追を振り切り、マジックを22と減らした。先発・オツはコーナーワークが冴えて、7回途中まで2失点で3連勝の7勝目。3年ぶりの2桁勝利の可能性も見えてきた。楽天は今季初先発の木谷が5回もたずに4失点KO。打線も西武を上回る12安打を放ちながら、9回の満塁のチャンスを逃すなど、11残塁の拙攻が響き、60敗目。
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