August 27, 2008 23:57
岩瀬、五輪の鬱憤晴らす好投! 阪神、連勝ストップでマジック消滅!
◆G3−2YB◆
2回に先頭の村田を死球で出した横浜は続く吉村の25号2ランで先制。2点を追う巨人は4回、ガッツの25号ソロで1点を返すと、6回には連打で作った一、二塁のチャンスに1番スタメンに抜擢された亀井が同点タイムリー。続くキムタクが送って、二、三塁と勝ち越しのチャンスを作ったが、ガッツ,寿司職人ラミレスと倒れて、同点止まり。2−2の儘、迎えた8回、この回から代わった2番手・小山田に対して、一死から代打・大道が2号ソロを叩き込み、ついに勝ち越し。最後はクルーンが3人でピシャリと締めて、逃げ切った。
大道の会心の代打決勝アーチで3連勝を果たした巨人が自力優勝を復活させた。投げては先発・バーンサイドが6回を3安打2失点と好投。リリーフ陣もヒットを許さず、最後を締めたクルーンは2年連続の30セーブ目をマーク。横浜はハマのチンピラが良く投げたが、いかんせん打線が3安打では如何ともし難かった。
◆T1−4D◆
2回一死一、二塁のチャンスをゲッツーで潰し、3回には一死一、三塁のチャンスを逃し、4回には一死からヒットで出た中村紀が盗塁死と、怒濤の拙攻三昧を繰り広げていた中日だが、5回、一死満塁から荒木のタイムリーでようやく2点を先制。なおも一、二塁のチャンスだったが、李がゲッツーに倒れて、2点止まり。その裏、阪神は高橋光のタイムリー二塁で1点を返すと、続く6回には一死満塁と一打逆転のチャンスを掴むが、ここで林が最悪のピッチャーゴロゲッツーに倒れて、無得点。8回から登板の久保田は二死満塁から押し出し四球と暴投で痛恨の2失点。最後は五輪で失意のどん底に叩き落とされ、怒り心頭の岩瀬の前に3人で抑え込まれて、連勝は5でストップした。
阪神のシニアディレクターに北京に拉致され、訳の分からない起用法で振り回されて、最大級の戦犯扱いされるなど、心に深い傷を負った岩瀬がその阪神相手に敵愾心を燃やし、溜まった鬱憤を晴らす怒りの投球で阪神のマジックを消滅させた。どうなる事やら心配だったが、復帰最初の登板が阪神戦と、ウサを晴らすには絶好の相手だったと言うのは僥倖だった。打線の方は3併殺を食らうなど、相変わらず、無様な攻撃を繰り広げていたが、とにかく今回は岩瀬の復活が見られて何よりだ。
◆S4−1C◆
広島先発・高橋に対して、ヤクルトは2回、先頭の飯原が6号ソロを叩き込んで、先制すると、5回にはオチョアのタイムリーエラーで2点目を追加。3,4回とチャンスを逃した広島だが、その裏、二死三塁から東出がタイムリー二塁打を浴びせて、1点差。7回には二死から小窪が振り逃げで出ると、代打で登場の求道者・前田が怒りのライト前ヒットで続いたが、東出は三振に倒れて、二者残塁。直後の8回、ヤクルトは武内のタイムリーでダメ押しの2点を追加。その裏から、五十嵐−林と繋ぎ、連敗を5で止めた。
5割復帰と3位浮上が懸かっていた広島だが、求道者・前田がまたもやベンチに軟禁された事が大きく響き、僅か1点と沈黙し、痛い黒星。代打で起用された求道者・前田はまたもや怒りのヒットを放ち、これで4打数連続ヒット(5打席連続出塁)。だが、求道者・前田は代打の神様なんて位置付けを目指している訳ではない。折角、調子が上がって来ているのだから、いい加減、スタメン起用を図って欲しいものだ。3位浮上のチャンスだと言う事を分かっているのか!?
◆H2−3Bs◆
ソフトバンクは2回、一死満塁と絶好のチャンスを掴むも、辻,高谷と倒れて三者残塁。続く3回にも二死から松中の二塁打,小久保の四球で一、二塁とするが、松田が打ち上げて二者残塁。すると、直後の4回、偽バファローズは無死一、二塁のチャンスにローズが最悪のゲッツー。しかし、続く濱中が歩くと、濱中が一、二塁間で挟まれている隙に三塁走者・坂口が本塁を陥れ、1点を先制。続く5回には下山が8号ソロを放ち、2点目。その裏、ソフトバンクは二死から松中がヒットで出ると、続く小久保が20号2ランを叩き込み、一気に同点。更に、6回には一死二塁から連続四球で満塁とし、偽バファローズ先発・小松をKOするが、本多,代打・本間と打ち取られ、三者残塁。同点の儘、迎えた土壇場9回、ソフトバンクは好投の大隣を下げ、早くも守護神・馬原を投入するが、これが裏目。一死から連打で一、三塁のピンチを背負うと、小瀬にスクイズを決められ、勝ち越し点を献上。その裏、加藤の前に三者凡退を喫し、3位転落となった。
五輪前に既に壊れかけていた川崎が五輪で完全に壊されてしまい、疲労骨折で今季絶望の危機に…。五輪の結果が結果だけに川崎の頑張りは何一つ報われなかった事になり、実に不憫だが、WBCの時と言い、国際大会に行く度にケガして帰ってきて長期離脱するのも考えものだ。五輪野球の暫定ラストイヤーでメダルを掠め取る事よりも、王さんのラストイヤー(?)でペナントを勝ち取る事に邁進してくれよ。川崎の復帰を心待ちにしていただけに、この離脱はやはり痛過ぎる。2試合で9安打と爆発していた本多も雨天中止で勢いが止まってしまい、5タコ。松中,小久保の両主砲は気を聞いたが、10残塁の拙攻も大きく響き、好投の大隣を見殺しに…。折角、戻ってきたのに、全然セーブのつく場面を作って貰えない馬原が同点の場面で上がってみれば、今季初黒星と、どうにも明るい材料が見えて来ないソフトバンクである。
◆M0−1F◆
両軍共に走者を出しながら、あと一本が出ず、0−0の儘、中盤へ突入。迎えた5回、日本ハムは二死走者なしから稲田の四球,田中のヒットで一、二塁とすると、稲葉がライト前へ弾き返して、稲田が先制のホームイン。1点を追うロッテは7回、2本のヒットで一死一、三塁とするも、代打・早川,根元と倒れて、二者残塁。9回にも守護神・MICHEALからサブローの四球,ベニー松山のヒットで長打が出れば一気に逆転サヨナラと言う場面を作ったが、最後は田中雅が三振に倒れて、完封負けとなった。
日本ハムが最少得点を守りきる完封リレーで2位浮上。先発・グリンは7回零封の好投で対ロッテ14イニング連続無失点と相性の良さを見せつけた。ロッテはベニー松山が3安打でいずれも大きなチャンスを築いたが、全て報われず仕舞いで3連敗。水島の呪いに取り憑かれている根元はこの日も3タコ。これで最近27打席で僅かに1安打と不振は深刻を極め、今週中にも3割を割りそうな勢いだ。
◆L7−2E◆
3回に渡辺直のタイムリーで先制を許した西武だが、4回、四球のG.G.佐藤を一塁に置いて、中村が逆転の33号2ラン。中村は続く5回にも二死一、二塁のチャンスに2打席連続の34号3ランをぶち込んで、一気に4点差。直後の6回、併殺の間に1点を返されるも、その裏、すかさず細川の13号ソロで突き放す。8回には栗山のタイムリーでダメ押しの8点目。土壇場9回、楽天は二死満塁と粘りを見せ、守護神・グラマンを引っ張り出したが、最後は代打・高須がショートゴロに倒れて、万事休す。
西武が一発攻勢で逆転勝ちを収め、マジックを23と減らした。中村は2発5打点の大活躍。ローズに3差の34号とホームランキング争いで独走体勢に入りつつある。五輪で計り知れない精神的ダメージを受けたG.G.佐藤も本職のライトを守っているうちにほぐれてきたのか、この日は2安打1四球て勝利に貢献。先発の石井一は6回を2失点で切り抜け、2年ぶりの2桁勝利をマークした。
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