August 26, 2008 23:12
岩田、7回零封で8勝目! 阪神、今季5度目の5連勝!
◆G7−3YB◆
初回、二死一、三塁のピンチを切り抜けた巨人はその裏、連打と四球で無死満塁とすると、寿司職人ラミレスのタイムリーで2点を先制。一死後、五輪から復帰したばかりの阿部が14号3ランを叩き込むと、更に、二死一、二塁から鈴木尚のタイムリーが飛び出し、この回、大量6点のビッグイニングを形成。横浜は5回、吉村のタイムリー二塁打等で2点を返すと、5回には村田のタイムリーで3点差。しかし、6回、内海からバトンを受けた2番手・越智が三者三振の快投を見せると、その裏、坂本が6号ソロを叩き込み、7点目。横浜は6回以降ノーヒットに終わり、早くも今季の対巨人負け越しが決まった。
阿部が五輪で溜め込んだストレスを復帰早々に爆発させるなど、巨人が初回の猛攻で一気に試合を決めた。ジワジワと差を詰める横浜の勢いを断ち切った越智の快投も大きかった。直後の坂本の一発で息の根を止められた横浜打線は以降、完全に沈黙。内海は大量リードを貰いながら、ピリッとしない投球で5回3失点で降板となったが、リリーフ陣の援護を仰いで、9勝目。3年連続2桁勝利へリーチをかけた。
◆T4−0D◆
0−0で迎えた4回、阪神は先頭のキュラソ星人が内野安打で出ると、続く林がライトスタンドへ2号2ランを叩き込み、2点を先制。先発・岩田は6回まで散発5安打無失点の好投。7回に2四死球で二死二、三塁のピンチを背負ったが、井端をサードフライに仕留めて、ここも0点で切り抜けた。阪神は8回、キュラソ星人のタイムリー二塁打でダメ押しの2点を追加。8回から久保田−ウィリアムスと繋いで完封リレーを達成した。
阪神が今季5度目の5連勝。岩田は7回を5安打無失点の好投で中日・吉見に並ぶ8勝目をあげ、新人王に大きく前進。今季9度目の完封を食らった中日は李が一人で3安打と気を吐いたが、チーム全体ではいずれも単打の散発5安打と沈黙し、好投の佐藤充を見殺し。連敗でまたまた貯金が消滅し、広島との差は僅かに1となってしまった。
◆C5−1S◆
ヤクルト先発・ゴンザレスの前に3回までパーフェクトと抑え込まれていた広島だが、4回、東出,オチョアのヒットで一死一、三塁とチャンスを作ると、栗原がレフト前へ先制タイムリー。直後の5回、併殺崩れの間に追い着かれるも、6回、栗原,喜田のタイムリーで2点を勝ち越し。続く7回には代打・森笠がタイムリー二塁打を放って、4点目。7回には3四死球で無死満塁のチャンス。石原,小窪と倒れて、二死となったが、ここで登場した代打・求道者・前田が不条理な起用法に怒りを漲らせ、そのド迫力にびびった西崎から押し出し四球を選んで、ダメ押し。ヤクルトは8回一死満塁のチャンスもゲッツーで潰すと、9回はあえなく三者凡退に終わり、5連敗となった。
ルイスが7回1失点の好投で7月4日以来となるハーラートップタイの12勝目。同点タイムリーの栗原はこれで8試合連続打点と好調をキープ。求道者・前田はこれで4打席連続出塁。ここ8打席で4安打3四球と徐々に代打と言う仕事にアジャストしてきた様だが、これではブラウン暗黒采配の思うツボだ。代打で結果を出せば代打が適職,出さなければとてもスタメンでは使えない…などと解釈されては、一体どうすればスタメンで使って貰えるのか…。今後も苦悩の日々が続きそうだ。
◆L2−7E◆
3回に片岡,中島のタイムリーで2点を先制された楽天だが、直後の4回、山崎武の17号ソロで1点を返すと、続く5回には3連打で無死満塁のチャンス。代打・高須は三振に倒れたが、ショートが2点タイムリー二塁打を浴びせて、逆転に成功。更に、青波の長瀬が犠飛を打ち上げると、続くフェルナンデスがタイムリーを放ち、この回4点。7回には二死一塁から山崎武がこの日2本目となる18号2ランを叩き込み、試合を決定付けた。
最下位・楽天が首位いじめ。山崎武が2発3打点の活躍を見せるなど、中盤に着々と加点し、突き放した。スライド登板となった岩隈は先制を許すなど、中盤まではピンチの連続だったが、粘りの投球で西武の反撃を断ちきった。五輪で失意のどん底に叩き落とされたG.G.佐藤はこの日から戦列復帰。不慣れなレフトなど、勿論守らされる筈もなく、ライトで2つのフライを無難に捌いた。
◆M2−3F◆
2回、ロッテは先頭の里崎がヒットで出ると、続く大松のタイムリー二塁打で先制のホームイン。二死後、今江もタイムリーを放って、この回2点。しかし、ロッテはこれ以降完全に沈黙。先発・渡辺俊は5回まで無失点の好投を見せていたが、6回、一死一塁から田中,稲葉の連続タイムリー二塁打で追い着くと、更に、続く小谷野もタイムリーを放って、勝ち越しに成功。7回、二死二、三塁のチャンスを掴んだロッテだが、代打・ベニー松山がサードゴロに倒れて、二者残塁。土壇場9回には守護神・MICHEALに対して、大松,サブローと連打を浴びせ、無死一、二塁。橋本,今江と倒れた後、代打・堀が三遊間を破るも、当たりが良過ぎたのが災いし、二塁走者の代走・竹原は三塁でストップ。満塁と一打サヨナラの場面となったが、最後は根元がショートゴロに倒れて、あと一歩及ばなかった。
日本ハムがワンチャンスを生かして、辛勝。立ち上がりは苦しんだスウィーニーが尻上がりに調子を上げて、11勝目。一方、渡辺俊は突然、崩れて自身の連勝は6でストップ。MICHEALを追い詰めた9回はサブローの内野安打で竹原が三塁へ進めなかったのが痛かった。水島の呪いに取り憑かれている根元は今日もブレーキ。隠れ首位打者どころか、3割キープもあやしくなってきた。
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