August 25, 2008 23:38
スタメン抜擢が大的中! 古城、起死回生の逆転サヨナラ二塁打!
◆G6−5D◆
中日は初回、先頭の井端が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、センターオーバー。一気に三塁まで到達した井端は川相不在では一か八かに賭けるしかないとばかりに本塁まで狙ったが、これは完全に暴走でタッチアウト。2回も先頭打者を出しながらゲッツーで潰し、4回も二死二塁のチャンスを逸するなど怒濤の拙攻三昧。しかし、5回、2四球と内野安打で二死満塁とすると、五輪帰りの荒木が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、左中間を深々と破る走者一掃のタイムリー二塁打となり、3点を先制。更に、李もタイムリーで続いて、この回4点。巨人は6回、一死一、二塁から古城のタイムリー二塁打で1点を返すと、二死後、坂本が2点タイムリーを浴びせて、中田をKO。続く7回には一死か亀井,ガッツの連打で一、三塁と一打同点のチャンス。しかし、寿司職人ラミレスはセカンドへ打ち上げると、マッスル千代の富士もショートゴロに倒れて、二者残塁。中日は9回、一死二、三塁から荒木の内野ゴロの間に貴重な1点を追加。これがダメ押しになるかと思いきや、そ粘る巨人はその裏、連打で無死一、二塁とすると、亀井のタイムリー二塁打で1点差。続くガッツが歩かされ、満塁となったが、寿司職人ラミレスが最悪のホームゲッツー。一塁が空いた事で今度はマッスル千代の富士が敬遠されて、再び満塁となった所で古城が右中間突破のタイムリー二塁打を放ち、逆転サヨナラ勝ちを収めた。
あの男を外して、古城をスタメンに抜擢した若大将・原采配が見事に的中。今季2度目のサヨナラタイムリーを含む3安打3打点の大活躍だった。寿司職人ラミレスが5タコとチャンスに悉く凡退していただけに古城の活躍は大きかった。浅尾の炎上で敗れた中日はやはり、岩瀬不在が響いたと言えるだろう。同じく五輪帰りの荒木は早速、スタメン復帰となったが、岩瀬は星野監督にトラウマを植え付けられたショックが尾を引いているのか、一軍登録はお預けとなっていた。
◆S0−3T◆
阪神先発・安藤に対して、ヤクルトは6回まで毎回の6安打4四死球と攻め立てながら、一向に得点を奪えない。一方、ヤクルト先発・石川も6回まで5安打を浴びながら無失点と踏ん張っていたが、7回、連打と犠打で一死二、三塁のピンチを迎えると、安藤の代打・桜井にタイムリー内野安打を許し、ついに先制点を献上。更に、続くシャア少佐には犠飛を打ち上げられ、この回2失点。その裏、ヤクルトは先頭の飯原がエラーで出るも、畠山の打球に当たってしまう守備妨害。この後、武内,田中と連打を浴びせ、満塁とするが、ガイエルが最悪のゲッツーに倒れて無得点。すると、直後の8回、阪神は鳥谷の10号ソロでダメ押し。その裏から久保田−ウィリアムスと繋いで完封リレーを達成。
ヤクルト打線が14残塁の大拙攻で完封を食らい、石川を見殺しに…。特に、4回,7回の満塁のチャンスを逃したのが痛かった。逆に粘りに粘った安藤は6回無失点でいつの間にやらハーラートップタイの12勝目で初の最多勝も視界に入ってきた。間もなく五輪組が戦線復帰すると言うタイミングで調子を取り戻しつつある阪神はこれで4連勝。
◆YB2−3C◆
初回、ゲッツーでチャンスを潰した広島だが、続く2回に小窪のタイムリーで先制。2回まで4安打を浴びせながら、攻めあぐねていた横浜だが、3回、ヒットの石川を二塁に置いて、内川が同点タイムリー。1−1で迎えた6回、横浜は一死満塁のチャンスに大西が犠飛を打ち上げ、勝ち越しに成功。しかし、直後の7回、広島は一死一、三塁から東出のタイムリーで追い着くと、二死満塁となった所で栗原が押し出し四球を選んで勝ち越しに成功。その裏から、シュルツ−ブラウワーと繋ぎ、最後は守護神・永川が無難に締めて、逃げ切った。
序盤はピンチの連続だった前田健だったが、尻上がりに調子を上げていき、6回2失点で5勝目。広島は連敗をあでストップさせた。またもベンチに幽閉されていた求道者・前田は8回に代打で登場し、怒りのライト前ヒットで出塁したが、怒りの盗塁を敢行して憤死し、怒りの形相でベンチへ戻ってきた。もっと求道者・前田に健全な精神状態で野球をさせて欲しいものである。横浜は北京で不振を極めた村田が戦列復帰早々、2安打と活躍。北京で打てなかったのは不振ではなく、川相不在のチームで金メダルなど取れるのか?と言う不安が影響していたのではあるまいか。
◆E−H◆
降雨中止。
◆F3−4L◆
初回から小谷野の2試合連続4号2ランで先制された西武だが、2回に後藤が10号ソロで応戦。4回に鶴岡のスクイズで突き放されるが、直後の5回、後藤が2打席連続の11号ソロを叩き込み、再び1点差。3−2の儘、迎えた8回、この回から代わった武田久に対して、先頭の中村が32号ソロをぶち込んで、ついに同点。土壇場9回には一死から佐藤の二塁打,ボカチカの死球で一、二塁とすると、江藤はサードゴロに倒れるが、ボカチカのスライディングで足下を取られた田中が一塁へ痛恨の悪送球。ボールが転々とする間に佐藤が生還し、これが決勝点となった。
西武が一発攻勢の末、タナボタのエラーを呼び込んで辛勝を収め、マジックを25と減らした。先発・岸が7回を前に股関節痛でリタイアするアクシデントに見舞われたが、後を継いだ3人のリリーフがきっちり抑えたのも大きかった。日本ハム打線は序盤、毎回得点圏に走者を送りながら、攻めきれず、終盤は沈黙。最後はまたも武田久が攻略されての粘り負けで貯金が消滅。
◆M2−6Bs◆
初回、カブレラのタイムリー二塁打で先制した偽バファローズは3回にまたもカブレラが28号2ラン。更に、続くローズにも2戦連続の31号ソロが飛び出して、この回、3点。その裏、塀内の2号ソロで1点を返したロッテは7回には二死から塀内,根元,フクーラの3連打で2点差と詰め寄る。しかし、直後の8回、偽バファローズは後藤のタイムリー二塁打,日高のスクイズでダメ押しの2点を追加。最後は加藤が無死一、二塁のピンチを背負いながらも、後続を断ち切った。
投打噛み合っての快勝を収めた偽バファローズが再びロッテと入れ替わりで4位に浮上。打ってはカブレラ,ローズの助っ人コンビが2発4安打4打点と活躍。投げては先発・金子が7回途中まで2失点の好投で8勝目をあげ、初の2桁勝利も現実的になってきた。一方、水島の呪いに苛まれている小野は5回4失点KOの背信投球だった。
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