August 13, 2008 23:34
延長10回、キュラソ星人、値千金の3ラン! 阪神、ついに連敗ストップ!
◆G2−4T◆
何とか連敗を止めたい阪神だが、先発・岩田が初回、いきなり先頭の鈴木尚に痛打されると、キムタクに犠打を決められた後、暴投で三進を許した所でガッツにタイムリーを浴び、あっと言う間に先制点を献上。直後の2回、先頭のキュラソ星人がヒットで出るも、続く高橋光が最悪のゲッツーを食らい、結局、3人で攻撃終了。0−1の儘、迎えた4回、阪神は先頭のシャア少佐のサードへのゴロがあの男のヘッポコ悪送球を誘って、一気に三塁を陥れると、関本のサードゴロの間に同点のホームイン。更に、鳥谷がヒットで続いたが、キュラソ星人がセカンドゴロゲッツーを食らい、1点止まり。続く5回には一死から林が四球を選ぶも、今度はバルディリスがゲッツーに倒れて、追加点ならず。巨人も7回二死一、二塁のチャンスを逃すと、9回には一死一塁から松田記者が空振り三振に倒れ、スタートを切っていたガッツが憤死する三振ゲッツーを食らって、延長にもつれ込んだ。10回、巨人は早くも守護神・クルーンを投入するが、全くストライクが入らず、関本,鳥谷と連続四球を与えると、若大将・原監督はあっさり藤田にスイッチ。しかし、これが大誤算。いきなりキュラソ星人にライトスタンドへ19号3ランを放り込まれて、一瞬にして3点のビハインド。その裏、巨人はあの男が同点に繋がるヘッポコラーで溜まりに溜まったインケツパワーを吐き出して、今季初アーチを叩き込むが、走者を溜めなければいけない状況でソロ一発では気勢も上がらず、後続3人が倒れて、万事休す。阪神の連敗はようやく5でストップ。マジック36が再点灯した。
膝の悪いガッツを走らせて三振ゲッツー食らったり、失点してもいないクルーンを早々引っ込めたら藤田がいきなり被弾したりと、若大将の采配が悉く裏目に…。あの男のヘッポコ悪送球さえなければ、完封していたかもしれない辺り、内海も気の毒な事この上ない。阪神としてはキュラソ星人の劇的弾で勝つと言う最高の形で連敗脱出となり、これで一気に息を吹き返すかもしれない。悉く炎上しているリリーフ陣の中で、最後の砦とも言えるウィリアムスがいきなり被弾した上、続く鶴岡にもカウント0−3となった時にはどうなる事かと思ったが、そこから3球あっさりストライクを見逃した鶴岡の消極的姿勢に救われた。
◆C11−5D◆
中日は初回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに飛び出した井端の先頭打者アーチで先制すると、更に、ピンキー井上のタイムリー等で2点を追加。2回には何と2番で起用された中村紀が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに21号2ランを叩き込み、早くも5点のリード。しかし、先発・中田はその裏、石原の犠飛で1点を返されると、3回には5本の単打を集中されて、3点を失い、1点差。そして、5回、二死走者なしから嶋にヒットを浴びると、続くシーボルに10号2ランを被弾し、ついに形勢逆転。広島は8回、無死一塁からついに求道者・前田が代打で登場。ブラウン暗黒采配により、コンディションはどん底に叩き落とされている状態ながら、鋭い眼光で浅尾を威圧し、四球を勝ち取ると、これで意気上がる広島は木村のバントが浅尾のエラーを誘って、満塁となった所で東出がスクイズに成功。更に、代打・赤松が2点タイムリーを浴びせると、一死後、栗原が走者一掃のタイムリー二塁打を放って、試合を決定付けた。2番手・宮崎は2回無失点で今季初白星。
2回で5点もリードしておきながら、それを中田が守りきれず、浅尾がエラーをきっかけに致命的な大量失点。打っては2併殺3走塁死7残塁の大拙攻と最悪の試合運びで中日が川相不在の弊害を大露呈。川相を現役復帰させなかった事を今更、後悔しても遅いと言うしかない。広島は求道者・前田の執念の四球がビッグイニング形成を呼び込んだ。代打などではなく、スタメンで使うべきなのは言うまでもないが、だからと言って、フル欠場に追い込むくらいなら、代打ででも使うべきなのもまた言うまでもない。だが、ブラウン監督はそんな所には目もくれず、逆転アーチを含む3安打3打点の同胞・シーボルの活躍に大喜びなのは想像に難くなく、今後も求道者・前田の積極的起用は期待出来そうもない。
◆YB12−8S◆
初回、村中の暴投連発で労せずして先制した横浜は続く2回には二死二、三塁から石川,ガッツな貴公子・仁志,内川と3連続タイムリーを浴びせて、3点を追加。再三チャンスを逃してきたヤクルトは5回、川端のタイムリー二塁打でようやく1点を返すが、その裏、ガッツな貴公子・仁志に10号ソロを浴びて、再び4点差。勢い付く横浜は続く6回にはハマのチンピラにタイムリーが飛び出すと、なおも二死一、二塁の場面でガッツな貴公子・仁志が2打席連続の11号3ランをぶち込んで、この回4点。更に、7回にも4長短打を集中して、3点を追加。粘るヤクルトはジワジワと1点ずつ返していくと、9回には飯原の5号2ラン等で一気に5点を返し、4点差まで追い上げたが、ここで力尽きた。
ここ2試合白星が続いていた村中だったが、4回4失点KO。リリーフ陣も総崩れの投壊ぶりでヤクルトが惨敗。終盤追い上げただけにリリーフ陣が踏ん張れなかったのが大きく響いた。横浜は吉見の5失点が余計だったが、先発・ハマのチンピラは8回3失点とまずまずの投球で5勝目。打ってはガッツな貴公子・仁志が2発含む3安打5打点の大活躍だった。
◆M2−4H◆
自力優勝消滅の危機に立たされ、負けられないソフトバンクだが、先発・ホールトンが初回一死から根元に痛打されると、橋本には四球を許して、一、二塁のピンチ。しかし、サブロー,大松と打ち取って、ここを切り抜けると、2回以降はすっかり立ち直り、全く走者を許さない完璧な投球を展開。何とか援護したいソフトバンク打線はロッテ先発・清水の前に5回までゼロ行進を続けていたが、6回、先頭の明石が三塁打を浴びせると、続く松中がセンター前に弾き返して、ついに1点を先制。7回には一死一、三塁から本多の併殺崩れの間に2点目。更に、8回には大村のタイムリー二塁打で3点目を追加。ロッテはその裏、二死から神戸が7イニングぶりの走者となるヒットを放つと、金沢,フクーラの代打攻勢で連打を重ねて、ようやく1点を返し、ホールトンをKO。なおも一、二塁のチャンスだったが、代わった篠原の前に代打・竹原がセカンドゴロに倒れて、二者残塁。最後は馬原の前に反撃を断ち切られた。
西武との差を5.5に縮め、マジック点灯を阻止したソフトバンク。何と言ってもこの日はホールトンの好投に尽きるだろう。2〜7回までに8三振を奪ってのパーフェクト投球は圧巻だった。清水も7回2失点と先発としての責任は果たしたが、打線に見殺しにされてしまった。
◆F2−4Bs◆
偽バファローズ先発・小松に対して、日本ハムは初回、二死一、二塁から小田のタイムリーで先制。直後の2回、偽バファローズは先頭のローズが27号同点ソロを叩き込むと、一死後、日高の三塁打に続き、後藤がタイムリー二塁打を放って、勝ち越しに成功。その後、しばらく膠着状態となったが、1−2の儘、迎えた7回、偽バファローズは二死走者なしから後藤が7号ソロを放って、3点目を追加。8回に田中のタイムリー二塁打で1点差と迫られるが、土壇場9回、ローズにこの日2本目となる28号ソロが飛び出して、貴重な1点を追加。最後は守護神・加藤が3人で締めて、逃げ切った。
西武に3タテを食らって自力Vが消滅した事を引きずっているのか、この日も日本ハムは打線が精彩を欠き、4連敗。貯金も残す所、僅かに1つとなってしまい、逆転Vどころか、Aクラス死守すら危うくなってきた。グリンは好投虚しく、13敗目。一方、小松は8回2失点で9勝目と初の2桁勝利へリーチをかけた。
◆E11−7L◆
今日にもマジックが点灯となる西武に対して、楽天は初回、フェルナンデスのタイムリー等で2点を先制。2回に後藤,中村の連続アーチであっさり追い着かれるも、3回、ショートの9号ソロ等で2点を勝ち越し。続く4回にはショート,山崎武のタイムリー等で一気に4点を追加。6点を追う西武は5回、栗山の8号2ランで2点を返すと、7回にはボカチカのタイムリー等で2点を追加し、2点差まで接近。しかし、その裏、楽天は二死一、三塁からショートが走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、10点目。西武は8回に後藤のこの日2発目となる7号ソロで応戦するも、その裏、代打・礒部のタイムリーでダメを押された。
楽天がノーガードの打ち合いを制して、西武の連勝を阻止。ショート,フェルナンデスの両助っ人がいずれも3安打を放ったのに加え、出戻り助っ人・青波の長瀬も初スタメンで2安打2死球1打点と健在ぶりを見せつけた。渡辺直も2四球3安打の5連続出塁に2盗塁とリードオフマンとして貢献。西武は4発のアーチが飛び出したが、ソロ3発,2ラン1発と走者を溜まっていなかったのが悔やまれる。
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