August 03, 2008 22:54
後半戦スタート! 各球団、戦力不在の影響は…!?
◆D2−4G◆
主力が5人も北京に拉致されたと言うのに、名手・川相を現役復帰させなかった辺り、逆転優勝を完全に諦め、アジアシリーズ出場権を掠め取る事しか考えていないらしい後ろ向きな中日に対して、巨人は初回、鈴木尚の内野安打,ガッツの死球で一死一、二塁とすると、寿司職人ラミレスが先制タイムリー。更に、マッスル千代の富士が死球を食らって満塁となったが、あの男は空振り三振と怒濤のチャンスブレイカーぶりを遺憾なく発揮すると、続く坂本も三振に倒れて、1点止まり。その裏、中日は二死から中村紀が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに20号ソロを叩き込み、同点。巨人は2回二死一、三塁,3回一死一、二塁のチャンスを逃す等、6回までゼロ行進。一方、中日も2回以降、散発2安打と沈黙。1−1の儘、迎えた7回、巨人は一死から鈴木尚が二塁打で出ると、続くキムタクのタイムリーでついに勝ち越し。更に、ガッツに21号2ランが飛び出して、この回、3点。土壇場9回、クルーンを投入し、逃げ切り体勢の巨人に対して、中日は代打・立浪の四球,中村紀のヒットで無死一、三塁と一発で同点の大チャンス。しかし、ここで不振のT.ウッズが簡単に打ってショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。この間に1点を返したもの、最後はベンちゃんが三振に倒れて、万事休す。巨人先発・グライシンガーは8回1失点の好投でハーラートップタイの11勝目。
とうとう戦力補強の期限が過ぎてしまい、今季中の名手・川相の現役復帰が絶望的となった中日。その上、荒木,森野が不在でT.ウッズが絶不調とあって、今まで以上に川相不在では一発に賭けるしかない試合をせざるを得ない様だが、こんなザマでは逆転優勝など夢のまた夢で、アジアシリーズ連覇しか眼中にないと思われても仕方ない。一方、巨人はこれまでいなかったも同然の上原,李の不在は殆ど影響なく、阿部の代替要員としてトレードで獲得した鶴岡が2安打の活躍と、五輪期間中の不安を感じさせない試合運びだった。
◆YB2−19T◆
制球に苦しむ横浜先発・真田に対して、初回から二死満塁とした阪神は葛城イクローの走者一掃タイムリー二塁打で3点を先制。その裏、横浜は北京に拉致された村田に代わり、4番に入った吉村のタイムリー二塁打で1点を返したが、阪神は3回、キュラソ星人,庄田のタイムリー二塁打で3点を奪い、点差は5点と拡大。阪神は終盤戦に入っても猛打を爆発させ、圧勝を収めた。
北京に拉致された藤川どころか、勝ちゲームでのリリーフ要員をアテにする必要の全くない超ワンサイドゲームで阪神が好発進。今季最多の21安打19得点と猛攻を見せたが、特に、キュラソ星人は5打数5安打6打点の大当たりだった。矢野の代役・ジュビロ野口はスタメン野手で唯一ノーヒットに終わったが、好リードで安藤の2年ぶりの2桁勝利を導くと、第2捕手候補として昇格させた5年目の小宮山が待望のプロ初安打初打点と結果を出した。横浜は投手陣が悉く大炎上で村田不在を嘆くどころではなかった。オールスターで大爆発の内川は4タコに終わり、自ら青木との差を広げてしまった。
◆C0−2S◆
後半戦に入っても求道者・前田をシメ倒すと言う方針を覆す気のないブラウン監督は早速、求道者・前田をベンチに軟禁。失意のどん底に叩き落とされた広島はヤクルト先発・川島亮の前に4回まで僅かに1安打と沈黙。広島先発・牧野も4回まで毎回走者を出しながらも無失点と踏ん張っていたものの、5回、自らのエラー等でピンチを作った挙げ句に福地に先制2点三塁打を浴びて、無念のKO。川島亮は6回まで無失点で降板すると、7回からは松岡−押本−林と1イニングずつ繋いで完封リレーを達成した。
求道者・前田がフル欠場に追い込まれ、散発3安打の完封負けと目も当てられない最悪の後半戦スタートとなった広島。牧野は粘り強く投げていたものの、踏ん張り切れずに移籍初白星。5番手として登板した謎の新助っ人・ブラウワーは1回を1安打無失点と、無難なデビューとなった。ヤクルトは求道者・前田不在の広島が相手とは言え、4人の投手がきっちり仕事を果たしての完封で球団通算3500勝。一軍に復帰したガイエルは4タコと相変わらずのブレーキでついに打率は2割を割ってしまった。
◆Bs2−4H◆
2回に大村のタイムリー二塁打で先制された偽バファローズは3回、阿部,カブレラの連続タイムリーで一気に逆転。しかし、直後の4回、南海は連打で一死二、三塁のチャンスを作ると、中西のセカンドゴロの間に三塁走者・松田が同点のホームイン。2−2の儘、迎えた8回、偽バファローズは阿部のヒット,カブレラの四球で無死一、二塁と勝ち越しのチャンス。しかし、後続3人があえなく凡退し、二者残塁。土壇場9回、南海は二死二塁から本多のタイムリー三塁打でついに均衡を破ると、続く仲沢もタイムリーを放って、ダメ押し。最後は守護神・馬原が3人でピシャリと締め括った。
パ・リーグで唯一、誰も拉致されなかった偽バファローズ。5連勝中の先発・金子が8回まで2失点と踏ん張っていたが、立ち上がり不安だった大隣を打線が捉えきれなかったのが響き、大石監督の監督就任初戦を白星で飾れなかった。今季限りの現役引退を示唆しながらも、695日ぶりの一軍復帰となった破戒僧・清原は7回に先頭打者として代打出場したが、あえなく空振り三振。南海は杉内,和田が拉致され、現有戦力で唯一完投能力のある先発・大隣が8回2失点で初の10勝目。川崎の代役・仲沢も見事にダメ押しタイムリーを放ち、会心の後半戦スタートを切った。
◆E11−4F◆
初回に田中の犠飛で先制した日本ハムは続く2回には糸井の三塁打,鶴岡の二塁打で2点を追加。しかし、その裏、楽天は鉄平の4号3ランで一気に同点。追い着かれた日本ハムは直後の3回、無死満塁と絶好のチャンスに小谷野が最悪のサードゴロゲッツー。続く高橋も凡退し、結局、無得点。これで流れは再び楽天へ。4回、一死二、三塁から藤井の犠飛で勝ち越すと、5回には高須の4号ソロ,山崎武のタイムリーで2点を追加。更に、7回には山崎武の15号2ラン,8回にはショートの8号2ラン等一発攻勢で試合を決定付けた。
グスマンが3回もたずにKOとなったが、無死満塁の大ピンチを見事に切り抜けた2番手・朝井が5回まてを無失点のロングリリーフをこなして、7勝目。日本ハムは北京に拉致された稲葉に代わって4番に入ったスレッジが3タコ。唐川が呪われているうちに突き放しておきたいスーパーさぶ・多田野だったが、5回6失点KOとなってしまった。また、呪われた助っ人・ボッツは今日も代打であえなく三振の体たらくだった。
◆L3−4M◆
2回にブラゼルの25号ソロで先制した西武は3回には栗山のタイムリーで1点追加。ロッテが5回に根元の2点タイムリーで追い着いたのも束の間、その裏、西武は黒瀬のタイムリーで再び勝ち越し。1点を追うロッテは6回無死一、二塁のチャンスは逃したものの、続く7回、一死満塁からサブローの2点タイムリーで逆転に成功。先発・渡辺俊は8回、一死三塁のピンチを迎えた所でKOとなるが、ここで代わった川崎が代打・佐藤,ボカチカと連続三振に斬って取り、切り抜けると、最後は荻野が締めて、逃げ切った。
ロッテが接戦を制して、4位浮上。最終選考から漏れ、北京拉致を免れた渡辺俊が8回途中まで3失点と粘りの投球を見せれば、ピンチで登板の川崎も連続三振で見事に切り抜ける好リリーフ。北京に拉致された西岡の代役・塀内は今季初安打で同点のホームを踏んだ。西武はG.G.佐藤,中島の代わりにクリーンアップを務めたボカチカ,後藤がいずれもノーヒット。中島に代わってショートに入った黒瀬は2安打1打点と結果を残した。2番手として登板したルーキー・平野は無死満塁のピンチを作ってプロ初黒星。
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コメント一覧
しかも機能している様で有難いです。
もっと早くそうしていれば、
今頃は阪神とデッドヒートに
なっていたかも知れなかったでしょうに…。