July 29, 2008 23:42
中村紀、やぶれかぶれの3発! 森野、サヨナラタイムリー!
◆C2−6G◆
初回、巨人は一死から四球で出た寺内がガッツの史上49人目となる300二塁打で返して、1点を先制。更に、二死後、松田記者が6号2ランを放ち、この回、3点。3回には寿司職人ラミレスが30号ソロを放って4点目を追加。広島はその裏、二死から寿司職人ラミレスのタイムリーエラー,栗原のタイムリーで2点を返し、2点差。5回には先頭の赤松がサードゴロに倒れるも、あの男のヘッポコエラーで出塁。折角貰ったチャンスにも拘わらず、赤松は牽制で刺される大チョンボをかまし、結局、無得点。巨人は8回にガッツの20号ソロ,9回に阿部の13号ソロと一発攻勢でダメ押し。8回から登板した上原が9回も締めて、今季初セーブをマークした。
前半戦最終戦も求道者・前田をシメ倒す姿勢を崩さないブラウン監督。4点ビハインドの9回一死走者なしなどと言う場面で代打起用した所で何にもならない事など、勿論、分かっていてやっている嫌がらせ行為なのだろう。巨人は6安打で6得点。うち4発のアーチで5得点と得意の一発攻勢が炸裂。李はまたも左だからとスタメンを外されてしまい、7回に代打で三振。折角、一軍復帰したと言うのに、何とも消化不良の儘、北京に拉致される事に…。北京に拉致と言えば、上原が2回を1安打無失点で今季初セーブ。復調しない儘、拉致されて星野効果だけで復活などされてはたまらない若大将だったが、拉致される前に復調の兆しを見せた事には安堵している事だろう。
◆D5−4YB◆
横浜は2回、吉村の振り逃げをきっかけに一、三塁のチャンスを掴むと、ジェイジェイの犠飛で先制。その裏、中日は川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに中村紀が18号2ランを叩き込み、逆転。1点を追う横浜は4回に村田が30号ソロを放ち、追い着くと、6回には一死三塁からまたも村田が犠飛を打ち上げ、勝ち越し。その裏、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに飛び出した中村紀のこの日2発目のアーチで追い着かれるも、直後の7回、ビグビーの8号ソロで再び勝ち越し。中日は8回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにまたまた中村紀が3発目のソロアーチを放ち、同点。土壇場9回にはヒットの平田を井端が送ると、二死後、森野がタイムリーを放って、サヨナラ勝ちを収めた。
川相を現役復帰させない儘、前半戦最終戦を迎えてしまった中日。失意のどん底に叩き落とされ、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに中村紀が3発を叩き込んだ事で辛くも白星を拾ったが、こんなやぶれかぶれの野球で掴んだ白星を手放しで喜んでいる訳にはいかないだろう。戦力補強のリミットまであと2日。この2日のうちに何としても名手・川相の現役復帰に踏み切って欲しいものである。尚、内川は3タコで一夜にして再び首位打者から陥落した。
◆S3−4T◆
阪神先発・ボーグルソンに対して、ヤクルトは初回、畠山の4号2ランで先制。阪神は3回に3連打で無死満塁とすると、キュラソ星人が同点2点タイムリー。なおもチャンスは続いたが、後続3人が打ち取られ、勝ち越しならず。その裏、ヤクルトの機動力作戦で勝ち越しを許したボーグルソンだが、4回、自らの一発ですかさず取り返すと、5回には高橋光が2号ソロを放って、勝ち越しに成功。3−4で迎えた8回、突然、雷雨に見舞われ、試合中断。結局、その儘、降雨コールドとなって、阪神が連敗を脱出した。
突然の局地的豪雨により、ヤクルトが無念のコールド負け。この後、久保田,藤川と控えていたとは言え、僅かに1点差だっただけに何とか続行したい所だった。阪神はボーグルソン−リーソップ−ウィリアムスと助っ人3人リレーで連敗阻止。3勝目をあげたボーグルソンは同点アーチを放つなど、投打に渡って勝利に貢献した。
◆H2−5F◆
一昨日、リリーフでプロ初勝利をあげたばかりの陽がよもやの中1日で先発登板するも、これが大誤算。立ち上がりから全くストライクが入らず、3四死球で一死満塁のピンチを作ると、小谷野にも死球を食らわせ、押し出しで先制点を許して、失意のKO。更に、2番手・高橋秀が高橋,鶴岡とタイムリーを浴びて、この回大量5失点。ソフトバンクは2回、松田のタイムリー三塁打で1点を返すと、一死後、連続四球で満塁とした所で高谷がタイムリーを放ち、2点目。なおも満塁のチャンスだったが、本多,川崎と倒れて、三者残塁。5回にも満塁のチャンスを作ったソフトバンクだが、仲沢がショートゴロに終わり、またも三者残塁。日本ハムは6回から継投モードに入り、建山が2回を無難に抑えると、8回からは武田久−MICHEALと繋ぐ必勝リレーでソフトバンクの反撃を断ち切った。
2番手・高橋秀が5回2/3を1失点。投げたばかりの陽を無理矢理先発させるくらいなら、最初から高橋秀を使っておけば良かったのに…と思わずにはいられない展開でソフトバンクは痛い連敗。陽はノーヒットで4失点とあまりにも酷過ぎた。打線もスウィーニーののらりくらりとした投球を攻めきれず10残塁の拙攻が響いた。日本ハムは呪われた男・ボッツがこの日も4タコとブレーキ。そろそろ登録名を「ジェイソン」に変えた方がいいのではなかろう。楽天が青波の長瀬を獲得したらしいが、呪われた男を獲るくらいなら、青波の長瀬を残しておけば良かった…と言われない様にボッツには奮起を期待したい。
◆M8−2E◆
長谷部,伊志嶺のルーキーバッテリーで臨んだ楽天だが、初回からフクーラにタイムリーを浴び、先制点を献上。3回に草野のタイムリーで同点として貰った長谷部だが、4回、連続四球と大松のヒットで無死満塁の大ピンチ。ここからサブロー,今江と打ち取り、二死まで持ち込んだものの、竹原に走者一掃のタイムリー二塁打を浴びると、更に、渡辺正,大塚と連打を浴びて、無念のKO。2番手・永井も堀にタイムリーを許して、この回、悪夢の6失点。楽天は5回以降、山崎武の14号ソロのみの1安打に抑え込まれ、連敗となった。
今度こそプロ初白星を掴みたかった長谷部だが、四球で自滅し、7失点KO。惜しくも何ともない投球が続き、防御率も10点台まで落ち込んでしまい、そろそろ二軍で再調整した方がいいのではなかろうか。一方、大量リードを貰った小林宏は7回を2失点で約2ヶ月ぶりとなる3勝目。
◆L4−2Bs◆
近藤,石井一の両先発がいずれも5回まで無失点の好投を展開。迎えた6回、偽バファローズはカブレラ,ローズと連続アーチが飛び出して、2点を先制。しかし、その裏、今度は自らのエラーでピンチを招き、KO。代わった吉野がブラゼルのタイムリーで1点を返されると、なおも一、二塁のピンチで3番手・本柳がG.G.佐藤に21号3ランを放り込まれて、一気に形勢逆転。偽バファローズは8回、2つの四球で二死一、二塁のチャンスを作るが、ここで代わったグラマンの前に阿部がショートゴロに倒れて、二者残塁。グラマンは9回もきっちり締めて、2点のリードを守りきった。
6月4日以来白星から遠ざかっていた石井一が連続被弾で先制されながらも、G.G.佐藤の一発に救われ久々の8勝目。対する近藤は6回途中でKOとなったが、打たれたヒットは僅かに3本。リリーフ陣が抜群の安定感を誇っている訳でもなし、あのタイミングでの交代は少々早かったでのはなかろうか。
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あの騒動に関しては言語道断ですが…。
二岡はルーキー時代から「プロ野球界で最も期待していない選手」なので
あの事件はさしたる引き金にはなっていないんですよ。
(=ショート川相の重要性を知っている人)だったなら、
二岡は即座にサードか外野に転向させていたでしょうね。
或いは、そもそも獲らなかったかも知れません。
だからといって、地元の広島で東出と、
又は阪神で今岡と三遊間(or二遊間)を組んでいたら、
それはそれで地獄絵図だったでしょうが…。
プロ入り当初、同じ様に「打撃優先のザルショート」
と言われていたトメ(福留)が、
外野に転向した途端に名手呼ばわりされる迄に
なったのとはえらい違いですね…。