July 28, 2008 23:45
大松、サヨナラ打含む全打点! 楽天、16残塁の大拙攻!
◆C6−4G◆
5月8日以来の先発となる栂野に対して、広島は2回、嶋の5号2ランで先制すると、3回には東出,オチョアのヒットで一死一、三塁とした所で栗原の犠飛で3点目を奪い、栂野はこの回限りでKO。6回には倉の死球,小窪のヒットで二、三塁とすると、一死後、東出の犠飛,西村健の暴投で2点を追加。巨人は7回に一死一、二塁のチャンスでマッスル千代の富士が代打で登場。マッスル千代の富士はファーストゴロに倒れるも、これを栗原がタイムリーエラー。更に、続く代打・大道のサードゴロの間に2点目を追加。しかし、広島はその裏、シーボルがタイムリーを放って、突き放す。巨人は9回、連打でチャンスを作り、守護神・永川を引っ張り出すと、代打・李のタイムリーで2点を返したものの、反撃もそこまでで、連勝は4でストップした。
あの男が3打数3安打の大当たり。好結果がチームの好結果に繋がらない辺りが、あの男のインケツぶりを象徴しているかの様だ。初アーチを打ったのに、左腕相手だからとスタメンから外されてしまった李も代打で2点タイムリー。李とあの男が結果を出し、坂本は2タコで代打を送られると言う展開は非常に不吉極まりない。広島はまたもや求道者・前田がフル欠場となったが、ローテの谷間で登板の栂野相手だった事が幸いした。求道者・前田が軟禁されると造反を続けていた高橋だが、いい加減勝っておかないと立場が危うくなると察知したのか、7回2失点の好投で5月23日以来の白星を手にした。
◆D3−9YB◆
0−0で迎えた3回、横浜は一死二、三塁からガッツな貴公子・仁志,内川の連続タイムリーで2点を先制。更に、二死後、吉村もタイムリーを浴びせて、この回3点。5回には一死二塁からまたも内川がタイムリー二塁打を放つと、村田もヒットで繋いだ後、吉村が犠飛を打ち上げ、5点目。更に、8回には大西が2点二塁打,村田がタイムリー二塁打と着々と加点。中日は終盤、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに森野,ピンキー井上に一発が飛び出したが焼け石に水だった。
今日も今日とて拙攻三昧で大惨敗の中日。タイムリー欠乏症,一発依存症は前半戦一杯好転する気配はなさそうだ。この拙攻の呪縛から逃れる為にも、名手・川相の現役復帰を決断して欲しいものである。横浜は15安打9得点と打線が爆発。内川は3安打3打点の活躍で、一夜で首位打者の座を奪い返した。投げては先発・ハマのチンピラが大量リードに守られて、今季初完投勝利となった。
◆S4−3T◆
ヤクルト先発・村中は立ち上がりから制球が定まらず、2四球と暴投でピンチを作り、キュラソ星人のセカンドゴロの間に先制点を献上。更に、高橋光にも四球を許した後、鳥谷にタイムリーを浴びて、この回2失点。ヤクルトは2回、四球の畠山を田中が送ると、飯原がタイムリー三塁打。更に、川島慶が歩いた後、福川が同点タイムリー,村中が勝ち越し犠飛を打ち上げ、阪神先発・上園はこの回限りで早くも降板。1点を追う阪神は4回、ジュビロ野口,バルディリス,代打・浅井の3連打で同点。更に、シャア少佐が犠打を決め、二、三塁とチャンスを広げたが、平野の痛烈なライナーが田中に好捕されて、ゲッツーを食らい、勝ち越しならず。追い着かれたヤクルトは6回、バルディリスのエラー,畠山のヒットで一、三塁とすると、田中のセカンドゴロの間に勝ち越しに成功。7回から松岡−押本と繋ぎ、最後は林が三者三振の快投で締め括った。
村中が投打に渡って勝利に貢献。打っては一時は勝ち越し打となる犠飛を放てば、投げては制球に苦しみながらも、粘り強い投球で傷口を広げず、チームの連敗を4で止めた。これで白星は岩田に並ぶ6勝目。防御率も勝率も吉見や岩田の後塵を拝してはいるが、後半戦の投球次第ではまだまだ新人王の望みはありそうだ。一方、上園は前回に続いて2回KOとなる体たらく。おかんむりの岡田監督はローテ降格を示唆した模様だ。
◆H2−10F◆
立ち上がりからピリッとしないパウエルに対して、日本ハムは初回、一死二塁から田中,稲葉,小谷野の3連続タイムリーで3点を先制。3回にはまたも稲葉がタイムリーを放つと、6回には金子誠の今季初アーチ等で2点を追加。大量6点を追うソフトバンクはその裏、松中の21号ソロでようやく1点を返すが、後が続かない。7回には二死から仲沢の四球,高谷のヒットでチャンスを作るが、本多はセカンドゴロに倒れて、二者残塁。日本ハムは8回、工藤,小谷野のタイムリーでダメ押しの4点を奪い、試合を決定付けて、一夜で2位の座を取り戻した。
パウエルが5回途中4失点KOの背信投球。リリーフ陣も総崩れで10点を失い、打線もヒットが散発で繋がらず、完敗を喫したソフトバンクはあっさり3位転落。逆に入れ替わりで2位浮上となった日本ハムは上位打線が大爆発。工藤の4安打を初め、1〜5番までが揃ってマルチ安打を放つなど、12安打9打点と見事に繋がった。投げては武田勝が7回1失点の好投で1ヶ月ぶりの5勝目を飾った。
◆M4−3E◆
楽天は初回二死一、二塁のチャンスは逸するも、続く2回に藤井にタイムリー二塁打で1点を先制。3回には一死二、三塁から草野,鉄平と連続タイムリーを浴びせて、2点を追加。しかし、ロッテは4回、一死から橋本,サブローの連打で二、三塁とすると、大松が18号3ランをぶち込んで、一気に試合は振り出しに。楽天は5回二死一、二塁,8回一死二塁,9回二死満塁と再三のチャンスをモノに出来ず、一方、ロッテは5回以降ノーヒットと沈黙。いずれも勝ち越せないまま、延長にもつれ込んだ。迎えた10回、ロッテは二死満塁のチャンスを作ると、ここで大松がライト前へタイムリーを放って、サヨナラ勝ち。
最下位決戦を制したロッテ。84日ぶりに先発マウンドに上った呉が2回もたずにKOされ、代わったゴーグルも炎上したが、久保が3回1/3のロングリリーフで無失点と抑えて試合を作ったのが大きかった。打のヒーローは言うまでもなく、サヨナラ打を含む全打点をあげた大松だろう。楽天は先発要員の片山までリリーフで投入し、食い下がったが、16残塁の大拙攻が痛かった。
◆L2−6Bs◆
西武は初回、先頭の片岡がヒットで出ると、すかさず二盗。栗山のセカンドゴロの間に三進すると、中島の犠飛で先制のホームイン。涌井の前に3回までゼロ行進の偽バファローズは4回、二死一塁から日高のヒット,下山の四球で満塁とすると、フェニックス一輝が5号グランドスラムを叩き込み、一気に逆転に成功。2回以降1安打と沈黙していた西武は6回、片岡のヒット,栗山の四球で一、二塁とすると、日高の捕逸で片岡は三塁へ。ここで中島の併殺崩れの間に片岡が本塁を陥れ、2点目。偽バファローズは9回、カブレラに20号2ランが飛び出し、ダメ押し。その裏、セーブのつかない場面ながらもマウンドに上がった加藤が3人で締めて、逃げ切った。
ローズが腰痛で欠場となった偽バファローズだが、フェニックス一輝が値千金の満塁弾。ダメ押し弾のカブレラは8年連続の20号となった。投げては先発・小松が7回を自責点1の好投を展開。これで偽バファローズは7月の月間首位が確定。8月もこの調子をキープ出来ると、一躍、台風の目になりそうだ。北京に誰一人として拉致されず、現有戦力で戦えるだけにその期待も大きいだろう。
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