June 21, 2008 23:39
キムタク、逆転サヨナラタイムリー! 巨人、4連勝で交流戦首位浮上!
◆G3−2H◆
巨人先発・グライシンガーはいきなり先頭の本多に二塁打を浴びると、2つのライトフライであっさり先制点を献上。その裏、巨人は杉内から先頭のマッスル千代の富士が二塁打とソフトバンク同様のチャンスを掴んだが、キムタク,ガッツと連続三振。寿司職人ラミレスもサードゴロに倒れて、マッスル千代の富士は二塁に釘付け。グライシンガーは2回以降、落ち着きを取り戻し、7回まで追加点を許さない好投を見せるが、一向に打線の援護を貰えず、リードを許した儘、代打を送られて降板。8回にはまたもマッスル千代の富士がヒットで出ると、キムタクの犠打で二進。しかし、ガッツ,寿司職人ラミレスと倒れて、またも無得点。土壇場9回、簡単に二死を取られ、完封負け目前となった巨人だが、ここで代打・大道が同点アーチを叩き込み、試合は延長に突入。迎えた12回、ソフトバンクは松田の7号ソロでついに勝ち越すが、粘る巨人はその裏、古城,鈴木尚の連打で無死二、三塁のチャンス。ここでキムタクがセンター前に弾き返し、古城に続いて、鈴木尚も本塁を陥れ、逆転サヨナラ勝ちを収めた。
巨人は9回,12回と2度に渡る絶体絶命の危機をいずれも途中出場組の活躍で切り抜け、4連勝。代打・大道の一発は正に起死回生。最後に決めたのはキムタクだが、途中から守備に入っていた古城,代走から守備に入っていた鈴木尚の連打が大きかった。チーム勝ち頭だと言うのに、李の復調,フルに使われている外国人枠の兼ね合いで二軍落ちの危機に瀕し、背水の陣で臨んだグライシンガーは制球難に陥っていたフォーム調整が奏功し、7回1失点の好投で何とか踏み留まったと言っていいだろう。この所、安定感抜群の杉内はこの日も素晴らしい投球。殆ど援護を貰えないながらも、スミ1完封勝利…まで一人と迫りながら、最後の最後で躓いたのが悔やまれる。8回に捻った足首の影響もあっただろうか…。12回も久米や小椋でなく、何故、佐藤投入だったのか少々解せないのだが…。
◆D6−1M◆
中日は水島の呪いに苛まれている横浜から脱出する事に成功した小池を早速、スタメン起用。初回、その小池の四球と中村紀のヒットで一、三塁とすると、T.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、犠飛としては十二分のセンターフライとなり1点を先制。更に、ベンちゃんもタイムリーを放って、この回2点。4回には二塁打の荒木を小池が送ると、二死後、T.ウッズがタイムリー。続く4回にはピンキー井上,デラロサ,小田の3連打で4点目。先発の人斬り抜刀斎は毎回の様に走者を出しながら、あと一本を許さない粘りの投球を見せていたが、6回、二死一、二塁のピンチを作ってKO。しかし、代わった吉見が代打・オーティズを打ち取りピンチ脱出。すると、その裏、一死二塁から荒木のタイムリー三塁打,小池の犠飛で2点を加え、ダメ押し。ロッテは8回に今江のタイムリー二塁打でようやく1点を返すのが精一杯だった。
中日が一発に依存せずに着々と加点する珍しくまっとうな攻撃を展開し、4連勝。移籍初スタメンの小池が四球に犠打と犠飛で悉く得点に貢献したのも大きかった。この儘、井端の穴埋めとして2番に定着出来る様だと、中日にとって有意義なトレードになりそうだ。一方、ロッテが1併殺14残塁と中日紛いの大拙攻。特に、終盤は点差を広げられた焦りからか、淡泊な攻撃が目立った。
◆C−E◆
降雨中止。
◆T0−4F◆
制球に苦しみながらも、3回まで無失点で踏ん張っていた岩田だが、4回、稲葉を歩かせた後、高橋に痛打され、ピンチを作ると、スレッジにタイムリー二塁打を浴び、、先制点を献上。更に、二死満塁となった所でスウィーニーのセカンドゴロの間に高橋の生還を許し、この回2失点。7回には3番手・久保田が一死満塁のピンチを作ると、稲田にタイムリーを浴びて、痛恨の2失点。日本ハム先発・スウィーニーは6回まで無四球の無失点に抑えると、7回に宮西を挟み、8回から武田久−MICHEALと繋ぐ必勝パターンで完封リレーを達成した。
北京五輪代表の最終候補にも残ってしまい、拉致される可能性が高まった岩田。このタイミングで拉致されてしまうと新人王争いはますます苦境に立たされる事になるだけに何としても勝っておきたい所だったが、初の中8日登板で調整し損ねたか、5回2失点で無念の降板。岩田が投げると、打線が湿りがちな事もあり、これでもう5試合白星から遠ざかっている。日本ハムは藤川に小指を叩き折られた高橋がスタメンに復帰。藤川へのリベンジの機会は訪れなかったが、先制のきっかけとなるヒットを放ち、復活をアピールした。
◆S4−2Bs◆
初回から一死満塁のチャンスを掴んだ偽バファローズは北川の犠飛で先制すると、3回には村松が今季初アーチを叩き込み、2点目。1,2回と立て続けにゲッツーでチャンスを潰したヤクルトだが、赤い、福地のタイムリーでようやく1点を返すと、5回には二死一、三塁から福地,宮本の連続タイムリーで逆転に成功。6回にはエラー絡みで満塁とした所で川本が押し出し四球を選んで4点目。先発の川島亮は5回でマウンドを降りたが、6回以降、松井−松岡−押本と1回ずつきっちり抑えると、最後は林がピシャリと締めて2点のリードを守りきった。
謎の新助っ人・ウィルソンが来日初スタメン。いきなり初打席でゲッツーを食らったが、その後は2安打1四球と結果を出した。リグス,ガイエルが消え、国産打線を余儀なくされていたヤクルト打線に厚みを生み出せる存在となれるか!? 偽バファローズは先発・山本が踏ん張り切れず、4連敗。打線も4番以下が全てノーヒットでは如何ともし難かった。
◆YB5−4L◆
金城の先頭打者アーチで先制された西武だが、直後の2回、中村が16号同点アーチ。4回にはG.G.佐藤の18号2ランで勝ち越すと、5回にはボカチカが13号ソロと一発攻勢でリードを広げた。3点を追う横浜は8回、一死からガッツな貴公子・仁志のヒット,内川の四球で一、二塁とすると、村田が17号3ランを叩き込み、一気に同点。試合はその儘、延長にもつれ込んだ。迎えた10回、簡単に二死を取られた横浜だが、ここで村田がライトスタンドへ2打席連続となる18号ソロをぶち込んで、劇的なサヨナラ勝ちを収めた。
今週の「ドカパロSS」にて、シメられるどころか、2週連続で持ち上げられた村田が2発4打点の活躍で勝利に貢献。たまにはこういう事も起きるのか…。一旦上げておいて、一気に叩き落とす展開になる可能性は高いだけに予断は許さない所だが、シメられないでいるうちに、少しでも白星を稼いでおきたい所だろう。トレードで出した小池が初スタメンで活躍したが、小池と代わりに貰った石井裕も移籍初登板で1回を2三振含む三者凡退と上々の結果を出したのも明るい材料だ。
ランキング投票にご協力下さい→ 人気blogランキング
トラックバックURL
トラックバック一覧


コメント一覧
2打席目で決めた送りバント。
あそこまできっちり決めた選手は、ここ数年のドラゴンズにはいませんでした。
一瞬、川相が打席にいるんじゃないかというくらいの完璧なバントだったように思いました。