June 17, 2008 23:25
ロッテ、18安打の猛攻で3連勝! 成瀬、約2ヶ月ぶりの4勝目!
◆G4−3Bs◆
初回にカブレラの12号ソロで先制した偽バファローズは4回にはローズ,北川,後藤の3連打で1点を追加。偽バファローズ先発・中山の前に3回までパーフェクトに抑え込まれていた巨人だが、4回、マッスル千代の富士が復帰初安打で出ると、続くキムタクがタイムリー二塁打。ガッツのセンターフライで三進したキムタクは続く寿司職人ラミレスの犠飛で同点のホームイン。2−2の儘、迎えた7回、偽バファローズは前田の今季初アーチで勝ち越しに成功。しかし、粘る巨人は8回、ガッツが10号同点ソロ。土壇場9回にはヒットの松田記者を阿部が送って、一死二塁のチャンス。偽バファローズは守護神・加藤を投入するが、坂本がヒットで繋ぐと、代打・清水が四球を選んで満塁となった所で代打・古城がセンターへ打ち上げて、代走・鈴木尚が快足を飛ばして、本塁を陥れ、サヨナラ勝ち。
1点を争うゲームを制し、巨人が四たび5割に復帰。終盤、流れを引き寄せる土壌を作ったリリーフ陣の頑張りが光った。果たして、今度こそ貯金を稼ぐ事が出来るか!? とりあえず、マッスル千代の富士にも1本が出たのも明るい材料だ。偽バファローズは小松をもう少し引っ張っても良かった様な…。先発もこなせる小松をわざわざリリーフに戻して、チマチマ投げさせるのは何だか勿体ない気がする。
◆D5−4L◆
故障を押して出続けていた井端がついに登録抹消となった中日。いきなり荒木,藤井と連続三振に倒れたが、ここか羅クリーンアップの3連打で1点を先制。1点を追う西武は2回、中村の14号ソロで追い付くと、5回には栗山に3号2ランが飛び出して、勝ち越しに成功。その裏、中村紀のタイムリー二塁打で1点差とされるも、直後の6回、中村がこの日2本目となる15号ソロを叩き込み、山本昌をKO。2点を追う中日は7回、中村紀が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに12号2ランを放り込み、一気に同点。4−4の儘、迎えた土壇場9回、中日は同点ながらも登板した守護神・岩瀬がきっちり0点に抑えると、その裏、二死走者しから中村紀が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに2打席連続の13号ソロを放ち、サヨナラ勝ちを収めた。
西武の中村が2発含む3安打2打点と爆発すれば、中日の中村紀も2発含む4安打4打点の大当たり。中村デーとなったこの試合は、より中村が爆発した中日に軍配が上がった。結局、中日は一発頼みかよ…。井端がいても一発依存症だったんだから、井端がいなくなったら、より一発依存になるのはある意味、当然の結果か…。
◆C7−8F◆
難敵・ダルビッシュが相手であろうと関係ないブラウン監督はこの日も求道者・前田をベンチに軟禁。ダルビッシュキラー・赤松の先頭打者アーチと高口のエラーで2点を先制したものの、直後の2回、先発・大竹が一死二、三塁のピンチに鶴岡の犠飛で1点差とされると、投手のダルビッシュにタイムリー二塁打を浴び、あっさり同点。続く3回には田中に9号ソロを叩き込まれて、勝ち越し点を献上。4回にまたも赤松が同点タイムリーを放ったのも束の間、直後の5回、二死満塁から稲田に2点タイムリーを浴び、大竹はここでKO。代わった梅津も鶴岡にタイムリーを許すと、6回には大島が打ち込まれて、2失点。大量5点を追う広島は8回、無死一、二塁のチャンスにようやく求道者・前田が代打で登場するも、ブラウン暗黒采配により、コンディションもモチベーションも低下させられている為にライトフライが精一杯。しかし、求道者・前田の一打を無駄には出来ないと、二塁走者・石原が果敢に三塁へタッチアップ。これで火がついた広島打線は二死後、東出,オチョア,栗原の3連続タイムリーが飛び出して、一気に1点差まで詰め寄った。土壇場9回には一死から石原がヒットで出たものの、最後は代打・喜田がショートゴロゲッツーに倒れて、あと一歩及ばなかった。
5点リードがあるからと、ダルビッシュを7回で下げてみたら、えらい事になりかけた日本ハムだが、辛くも逃げ切り。先発全員がヒットを放ったが、中でもスレッジが4安打と爆発した。広島はとにもかくにも求道者・前田のコンディションが万全でなかった事が悔やまれる。タイプ的に代打で使われている限り、そう簡単に浮上してくるとは思えないのだが、それを分かっているからこそ、ブラウン監督はスタメンで浮上のきっかけを掴ませる様な真似は極力回避しようと図る筈。この負のスパイラルはいつまで続くのか…。
◆T5−3E◆
序盤は拙攻続きの両軍だったが、先手を取ったのは阪神。3回、四球で出たシャア少佐が二盗と犠打で三塁まで進むと、渡辺直のタイムリーエラーで先制のホームイン。しかし、直後の4回、楽天は3連打であっと言う間に追い付くと、更に、山崎隆のプロ初打点となる犠飛で勝ち越し。毎回走者を出しながら、あと一本が出ずにいた阪神だが、7回、無死一、二塁から関本が犠打を決めると、ここで新井が犠飛を打ち上げ、ついに同点。直後の8回、山崎武のタイムリーで再び勝ち越しを許すものの、その裏、一死から連打で一、二塁とすると、代打・高橋光が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、逆転に成功。更に、シャア少佐がヒットを放った後、小山の暴投で5点目を追加。最後は藤川が3人で締めて、連敗を3で止めた。
シャア少佐が出ては、関本が送り、シャア少佐が出ては、関本が送り…と重ねる事、実に4打席連続。1試合4犠打で日本タイ記録となったが、これだけやって、シャア少佐はエラーで1回ホームを踏んだだけ。無駄に手こずった阪神だが、終盤の集中打で何とか逃げ切り、連敗を脱出。粘り負けた楽天だが、ノムさんはこれで史上最多タイとなる監督通算1453敗目となった。
◆YB1−14M◆
水島の呪いにより疲弊しきっている横浜相手にロッテが序盤から容赦のない猛攻を展開。初回、サブローの今季初アーチとなる3ランなど、5長短打を集中し、いきなり5点を先制。横浜先発・桑原謙は早くもこの回限りでKOとなった。更に、3回には西岡,ズレータに一発が飛び出すなど、6長短打で一気に6点を追加し、早くも試合を決定付けた。ロッテは終盤にもオーティズ,里崎の一発でダメ押しし、計18安打14点。大量リードを貰った先発・成瀬は7回を吉村の一発による1失点のみで切り抜け、4月20日以来となる4勝目。横浜は今季4度目の5連敗となった。
惨憺たる結果に水島の呪いの影響を痛感し、涙が止まらない。負け方も酷い上、連敗も止まらない。このチームは一体、何に救いを見出せばいいのか…。相次ぐトレードで足掻いているが、果たして、それで活路が開けるのかどうか…。そのトレードの第1弾として獲得した入団前から名手・川相を信奉していたナイスガイ・真田がこの日3番手として移籍初登板。走者を出しながらも、2回を無失点。先発として期待されている真田だが、まずは中継ぎで結果を残し、次のステップへの足がかりを掴んだのは何よりだ。一方、打線に見殺され、リリーフに白星を消され…と、まだ3勝しかしていないのが嘘の様な成瀬にようやく白星。これだけワンサイドな展開だと、「成瀬で勝った」感が足りないが、長らく白星から遠ざかっていただけに嬉しい1勝だろう。
ランキング投票にご協力下さい→ 人気blogランキング
トラックバックURL
トラックバック一覧
