June 08, 2008 21:47
ブラウン暗黒采配、またも炸裂! 広島、連日の投壊で3連敗!
◆G4−0L◆
巨人先発・内海は3回までパーフェクトと素晴らしい立ち上がり。一方、西武先発・帆足はヒットを浴びても、落ち着いた投球で後続を断ち切り、こちらも先制点を許さない。中盤へと進むに連れ、流れは西武に傾き始めるが、5,6回と二死一、二塁のチャンスにあと一本が出ず、7回には先頭打者を四球で出しながら、ボカチカが最悪のゲッツーと一向に得点を奪えない。8回にはここまで無失点の帆足についに代打・高山を送るもレフトフライと凡退。二死後、栗山の四球,中島のヒットでまたまた先制のチャンスを作るが、ブラゼルの打球は地上スレスレでライト加治前にキャッチされるライナーとなり二者残塁。その裏から、西武のマウンドには2番手・ミャオが上がるが、これで流れは巨人へ移る事に…。一死からキムタクがヒットで出ると、二死後、寿司職人ラミレスがレフト線へ二塁打を放ち、代走・脇谷がノンストップで先制のホームイン。更に、続く松田記者が2試合連続となる3号2ラン。押せ押せの巨人は更に、加治前がライト線へ二塁打を放った後、代打・古城にタイムリーが飛び出して、ダメ押しの4点目。最後はセーブのつかない場面ながらも登板した守護神・クルーンが3人でピシャリと締めて、完封リレー。巨人は4連敗後の4連勝で再び勝率を5割に戻した。
帆足に代打を送ってしまった事が全てを決定付けた。100球に到達したばかりで余力のあった帆足だけに、チャンスだった訳でもないのに、わざわざ代打を送る事はなかったろうに…。ミャオはさほど悪かった様にも見えなかったが、流れに支配されてしまったかの様に寿司職人ラミレスのタイムリーをきっかけに一気に崩れ落ちた。巨人は内海が中盤以降、制球に苦しみながらも好投。プロ初スタメンの加治前はダメ押し点を呼び込む二塁打含む2安打と見事にアピールに成功し、今後もスタメンを勝ち取れる可能性は十分だ。
◆D2−5E◆
ここ2試合一発でしか得点出来ない無様な展開が続いていた中日だが、この日は2回二死一、三塁から小田に実にチーム26イニングぶりとなるタイムリーが飛び出して、1点を先制。しかし、それも束の間、直後の3回、ショートに犠飛を許して、あっと言う間に振り出しに。追い付いた楽天は5回、二死からヒットと2四死球で満塁としたものの、横川が三振に倒れて、三者残塁。ピンチを逃れた中日はその裏、一死一、三塁のチャンスを作るも、ここで井端がセカンドゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。1−1の儘、迎えた土壇場9回、ここまで粘り強く投げていた中田だが、先頭の代打・憲史を四球で歩かせてしまう。続く渡辺直のバントはピッチャー前にまともに転がるも、これを中田が二塁へ痛恨の悪送球。渡辺直に二盗を許して、二、三塁となった所で鉄平にセンターオーバーのタイムリー三塁打を浴び、ついに勝ち越しの2点を献上。続く高須に死球を食らわせた所で中田は失意のKO。代わった浅尾は二死まで持ち込んだものの、フェルナンデスに走者一掃のタイムリー二塁打を浴び、この回4失点。その裏、中日は一死一、三塁から代打・ピンキー井上がタイムリー。なおも一発で同点の場面だったが、肝心な時に一発は出てくれず、あと一歩届かなかった。
今日も相変わらず、一発が出ないと如何ともしがたい拙攻三昧の中日。先発・中田はよく投げたが、結局、自らのエラーで自滅。それにしても、相当な球数を投げていた中田をあそこまで引っ張ったのも解せないが、それ以上に中田KOの後、今季初登板の浅尾を持ってきたのが全くもって訳が分からなかった。岩瀬とは言わないまでも、もっと他に幾らでもいただろうに。2点差と4点差ではえらい違い。思いっきり結果論にはなるが、2点差ならば、その裏の攻撃で無死一、二塁の後、打たせる事なく送らせて、ピンキー井上のタイムリーで同点となっていたかもしれない。
◆C4−8H◆
高橋があえて大炎上する身を呈した抗議策も全く効果なく、ブラウン監督はこの日も求道者・前田をベンチに軟禁する暗黒采配を発動。無駄かもしれないと思いつつも、長谷川も高橋に倣って、2回に小久保に先制被弾を許した後、松田,的山に連続タイムリーを浴びて、3失点。今ならまだ間に合うと求道者・前田の投入を促したが、ブラウン監督には全く動きなく、広島は初回の二死二塁のチャンスに続き、2回も一死一、二塁のチャンスを逸してしまう始末。しかし、3回、ヒットで出た東出が暴投王子・新垣の相次ぐ暴投により本塁を陥れ、ようやくタナボタの1点をゲット。続く4回には石原が3号2ランを叩き込んで、ついに同点とするも、直後の5回、一死満塁のピンチで柴原のショートゴロの間に勝ち越し点を献上。更に、二死後、長谷川にタイムリー内野安打を浴びると、松田には6号3ランを叩き込まれて、この回、悪夢の5失点。求道者・前田は9回にようやく代打で起用されたものの、5点ビハインドの9回に起用された所で全く意味がなく、広島はこれで3連敗となった。
まだどちらに転ぶか分からない状況ならいいものの、完全に大局が決した所で求道者・前田を出して、一体何がしたいのか。そりゃ、嫌がらせがしたいんだろ…と邪推したくなる程、暗黒オーラに包まれているブラウン采配。高橋に続き、長谷川の自己犠牲も全く報われる事はなく、チームは下降線を辿るばかりで最早、交流戦首位を狙うどころではなくなってきた。ソフトバンクは今季未勝利の新垣がいよいよ初白星のチャンス…と思われたが、不甲斐ない投球におかんむりの王さんは非情の降板指令。結果として、これが奏功した訳だが、新垣もいい加減、しっかりして欲しいものだ。
◆YB3−9F◆
初回に内川の5号ソロで先制を許した日本ハムだが、直後の2回、稲葉の10号ソロであっさり追い付くと、2四死球にエラーと暴投で労せずして勝ち越しに成功。更に、鶴岡のスクイズ,藤井のタイムリー内野安打でこの回4点。続く3回にも二死一、二塁から4連打で4点を追加し、横浜先発・那須野は栄養費パワーを発動する間もなくKO。横浜は4回に石井タクローのタイムリー二塁打,5回に大西の移籍初アーチでちまちまと1点ずつ返したものの、序盤の大量失点が響き、5連敗となった。日本ハム先発・藤井は5回降板ながらも50日ぶりの2勝目を手にした。
現在、水島の呪いに取り憑かれている横浜と、ちょっと前まで取り憑かれていた日本ハムの激突は、やはり、現在取り憑かれている方に分が悪かった。那須野の大乱調であっさり試合を決められ、5連敗で早くも40敗到達。一向に浮上の兆しが見えない上、畳み掛ける様な呪い攻撃。この儘ではシーズン100敗も決して非現実的な話ではなくなってきた。
◆T4−3Bs◆
阪神は初回、北川のエラー等で作ったチャンスにキュラソ星人の犠飛で先制すると、4回には新井に8号ソロが飛び出して、2点目。一方、アッチソンの前に4回まで1安打と沈黙していた偽バファローズは5回に北川が汚名返上の4号ソロを叩き込むと、6回にはローズの2点タイムリーで逆転に成功。更に、北川も二塁打で続いて二、三塁としたものの、日高,大引と倒れて二者残塁。すると、その裏、阪神は二塁打の新井が2本の外野フライで同点のホームイン。続く7回には二死三塁からシャア少佐のタイムリーで勝ち越しに成功。この1点のリードを久保田−藤川と繋ぐ必勝リレーで守りきった。
先制し、逆転されても、粘り強く再逆転し、得意の継投で逃げ切ると言う持ち味を生かした試合運びの阪神が4連勝で貯金20。特に、新井は3安打2得点1打点とポイントゲッターとしての活躍が目立った。偽バファローズは北川が打っては一発含む2安打、守っては2失策と一人舞台。やはり、北川のサードに多くを期待してはいけないと言う事か。
◆S3−4M◆
4月20日以来白星から遠ざかっているロッテ先発・成瀬の立ち上がりをついて、ヤクルトは宮本,畠山のヒットで二死一、二塁とすると、ここで田中がセンター前へ先制のタイムリー。成瀬は2回以降、立ち直りを見せ、付け入る隙を与えない好投を展開するが、味方打線が今季初先発となる松井の前に4回まで1安打と沈黙。5回に畠山のエラーをきっかけに二死二、三塁のチャンスを作り、勝利投手の権利まであと一人と迫る松井をKOするが、代わった佐藤の前に根元が三振に倒れて、二者残塁。0−1の儘、迎えた7回、ロッテは一死からオーティズ,サブローの連打で二、三塁とすると、今江のタイムリーでついに同点。続いて成瀬の代打・フクーラが犠飛を打ち上げ、勝ち越しに成功。更に、根元のヒット,代打・西岡の四球で満塁とチャンスを拡大させたが、ここで代わった五十嵐の前に里崎が三振に倒れて、2点止まり。すると、その裏からマウンドに上がった久保が二死満塁のピンチを背負い、宮本に押し出し四球を与えると、3番手・川崎が暴投を犯して、やらずもがなの勝ち越し点を献上。粘るロッテは直後の8回、今季無失点の押本から今江が同点タイムリー。土壇場9回、ヤクルトは二死二塁から宮本がセンター前ヒット。二塁走者の川島慶は一気にサヨナラのホームを狙ったが、サブローのストライク返球の前に憤死し、試合は延長に突入。10回からヤクルトは守護神・林を投入するが、これに対して、先頭のオーティズがバックスクリーンへ4号ソロを叩き込み、勝ち越し。最後は荻野がクリーンアップを三者凡退に仕留めて、連敗を3で止めた。
成瀬を引っ込めたおかげで勝ち越したロッテだが、成瀬を引っ込めた所為で逆転され、最終的に試合には勝ったものの、成瀬はまたも勝つ事が出来なかった。毎度、好投しても打線に見殺しにされ、実に不憫。たまりかねて自ら三塁打を放っても、後が続かないし…。あの場面も同点にはなっていたし、まだ一死だったのだから、無理に代打を出さずに成瀬に打たせてりゃ良かったかもしれない。まぁ、一番まずかったのは2番手として選択したのが久保だった事か…。成瀬に勝たせたいと思っているなら、あそこで久保はあるまいに…。
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