May 29, 2008 23:42
求道者・前田、怒りの先制三塁打! ルイス、ハーラートップの7勝目!
◆G2−4E◆
開幕以来の借金をようやく完済し、貯金生活に持ち込みたい巨人だが、先発・グライシンガーが初回、脇谷のエラーで作ったピンチから鉄平にタイムリーを浴びて、先制点を献上。1点を追う巨人は3回、無死満塁の大チャンス。ここから隠善,坂本と連続三振に倒れたものの、ガッツが押し出し四球を選んで、同点とすると、続く寿司職人ラミレスが勝ち越しタイムリー。それも束の間、楽天は4回に山崎武が同点アーチを叩き込むと、6回にはショートのタイムリー二塁打で2点を勝ち越し。その裏、巨人は連打の後、松田記者が送って一死二、三塁と一打同点の場面を築くも、古城,脇谷と倒れて、二者残塁。7,8回と三者凡退に倒れると、9回も抑えの小山の前に簡単に二死。ここでようやく一軍に戻ってきた代打・矢野が四球を選びながら、2点差あるにも拘わらず、無闇に二盗を仕掛けて憤死するあっけない幕切れで巨人は再び借金生活に逆戻りとなった。
内海は復活したが、グライシンガーでまたも勝てずに貯金生活に失敗。寿司職人ラミレスは好調をキープしているが、やはり、亀井もゴンザレスも消えた打線では安定した得点力は望めないのか。1,2番で5三振と言うのも淡泊過ぎた。そんな中、矢野が戻ってきたのは明るい材料。この状況ならスタメン起用の機会もそれなりに貰えるだろう。代打屋に収まってしまう前にスタメンでアピールしておきたい所だが、それにしても、何で最後、盗塁仕掛けたかね?
◆D1−3Bs◆
初回、ローズのタイムリー二塁打で先手を取られた中日はその裏、二死二、三塁と一打逆転のチャンスに中村紀が三振と早速、川相不在の弊害を露呈。続く2回に小田の犠飛で同点としたものの、直後の3回、依然としてピリッとしない先発・朝倉が坂口,村松,カブレラの3連打で勝ち越されると、続くローズには13号3ランを被弾。更に、北川にも二塁打を浴びた所であえなくKO。ここで落合監督は川相………ではなく、川井を投入。川井は3回を無失点の好投を見せたものの、所詮、カワイであって川相ではない川井にはチームの空気を変える事が出来ず、中日は拙攻の連続で一向に点差を縮められない。7回以降は一人の走者も出せない有様でこの2連戦2連敗となった。偽バファローズ先発・オルティズは5回1失点で来日初白星。
相手打線を覚醒させる事に定評のあるオルティズとの対戦と言う事で、タイムリー欠乏症,一発依存症の払拭を期待された中日だが、何ら症状は好転する事なく、オルティズに初勝利を献上してしまう始末。やはり、この症状が治らない限り、先発がコケたらどうしようもないチームである。せめて、3回に川井ではなく、川相を(勿論、野手で)投入していたら、状況は変わったかもしれないが、川井では現状維持が精一杯だった。
◆YB5−6H◆
ソフトバンクは初回、ルーキー・小林の制球難に付け込み、柴原のタイムリーで先制。続く2回には投手の大隣がプロ入り初アーチとなる2ランを叩き込むと、3回には松田に5号2ランが飛び出して、5点目。更に、5回には小久保の11号ソロで1点を追加。大隣の前に6回まで散発3安打と沈黙していた横浜は7回に村田,金城,吉村の3連打でようやく2点。8回には金城のタイムリー二塁打等で2点を追加すると、土壇場9回には二死から野中の今季初アーチで1点差まで詰め寄った。更に、大西もヒットで続き、長打が出れば同点と言う所だったが、最後はガッツな貴公子・仁志がファーストファールフライに倒れて万事休す。
ぶっちぎり最下位だと言うのに、何故か水島氏に目をつけられてしまうと言う悲惨な流れになりつつある横浜。惨敗ペースからよく追い上げたものの、あと一歩届かない詰めの甘さはやはり最下位チームと言う事か。一発が効果的に飛び出したソフトバンクは2タテで上昇気配。投打に渡る活躍を見せた大隣は交流戦に入ってから投球に安定感が戻ってきた感じで、この儘、軌道に乗って欲しい所だ。
◆C3−1L◆
求道者・前田を幽閉した途端に連勝が止まった事でナインの不信感を感じ取ったのか、ブラウン監督は仕方なく求道者・前田をスタメンに復帰させると、これが当然のごとく奏功。0−0で迎えた4回一死から栗原が三塁打で出ると、ここで打席を迎えた求道者・前田もタイムリー三塁打を放って、1点を先制。更に、二死後、梵もタイムリーを放って、2点目。5回にボカチカの一発で1点を返されるが、6回、求道者・前田のヒット等で二死満塁のチャンスを掴んだ広島は石原のタイムリー内野安打で1点を追加。8回にシュルツを挟んで、最後は守護神・永川が3人でピシャリと抑え、ルイスはハーラー単独トップとなる7勝目をマークした。
前日、求道者・前田幽閉策に対して、3度の満塁のチャンスを叩き潰すと言う自らの身を呈した栗原の抗議が実り、スタメン復帰した求道者・前田が2安打1打点1得点と勝利に大貢献。ブラウン監督も選手にいらん気を回させたり、ネガティブな方向でいらぬ事を画策する暇があったら、もっとプラス方向に働く事を考えて貰いたいものである。
◆T8−4M◆
立ち上がり、一向に制球の定まらない阪神先発・安藤に対して、ロッテは初回一死一、三塁からサブローの犠飛で先制すると、更に、大松が歩いた後、今江がタイムリー二塁打。続くオーティズが歩いて、満塁とチャンスを拡大させたが、早川はショートライナーに倒れて、2点止まり。2回までパーフェクトの好投を見せていた清水だが、3回、二死満塁のピンチを迎えると、新井に2点タイムリーを浴びて、一気に同点。5回には再び二死満塁のピンチを背負い、新井をセカンドゴロに打ち取ったにも拘わらず、根元が一塁へ悪送球を犯して、勝ち越しの2点を献上。続くキュラソ星人を敬遠し、再び満塁となった所で葛城イクローには走者一掃のタイムリー二塁打を浴びて、ここで清水は無念のKO。ロッテは直後の6回、西岡の2点タイムリーで応戦するも、その裏、今季初打席となる代打・林にタイムリー二塁打を浴びて、突き放される。阪神は7回からJFKを投入し、ロッテの反撃を断ち切った。
清水が5回もたずに7失点KO。何と言っても痛かったのは根元の悪送球だ。折角、ダイビングキャッチで打球を抑えたと言うのに何とも勿体なかった。阪神は平野が右内側腓腹筋損傷で登録抹消。復帰までの期間に予測が立たないのは心配だが、関本が調子を上げてきているので十分に補填は出来そうだ。林も復帰早々、結果を残したのも大きい。ダメ押し3点打を放った葛城イクローもうかうかとしてはいられないだろう。それにしても、4点ものリードがありながら、JFK揃い踏み…って、何と言う容赦ないリレー。少々ロッテが気の毒になってしまった。
◆S2−3F◆
日本ハム先発のスーパーさぶ・多田野は4回までノーヒットと素晴らしい投球を展開。しかし、5回、先頭の武内に初安打となる二塁打を浴びると、一死三塁となった所で川端にタイムリーを許し、先制点を献上。一方、ヤクルト先発・石川に対して、再三再四チャンスを掴みながら、残塁を量産するばかりの日本ハムだったが、6回、スレッジの8号ソロでようやく追い付くと、続く7回には稲葉が9号ソロを叩き込み、勝ち越しに成功。1点を追うヤクルトは8回に福地の犠飛で追い付き、同点で土壇場9回へ突入。ヤクルト3番手・押本は簡単に二死を取りながら、ここで田中を歩かせると、稲葉のキャッチャーフライを米野が痛恨の落球。ここで高橋にタイムリーを許して、勝ち越し点を献上。最後は暫定ストッパー・武田久に抑え込まれて、5連敗となった。
水島の呪いが横浜へ移り、ようやく解放された日本ハムが接戦を制したが、10安打5四死球と走者を出しまくりながら、3点中2点がソロアーチ,3点目もエラーで貰ったチャンスを辛うじて生かした形で、最終的に12個の残塁を量産する大拙攻だった。ただ、投げては先発・多田野が白星こそつかなかったものの、7回1失点と安定した投球を見せた。対するヤクルト先発・石川は7回2失点ながら、またも勝てず。4月までに5勝しながら、5月に入ってから一度も勝っていない。その間、大崩れしたのは1度だけだが、どうにも打線と噛み合わない。ところで、4番→5番→6番→7番→代打と着実に凋落の道を辿っているガイエルだが、この日はとうとうお呼びがかからず、今季初めてフル欠場となってしまった。
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