May 23, 2008 23:17
ゴンザレス、悪夢の登録抹消! グライシンガー、失意の7失点KO!
◆L10−1G◆
攻守に渡る安定感で李の付け入る隙を許さない活躍を見せている当ブログ推奨助っ人・ゴンザレスだが、15日にハマのチンピラから左脇腹に食らった死球の影響で登録抹消。意気消沈の巨人は初回に寿司職人ラミレスのタイムリー二塁打で先制するも、その裏、グライシンガーがG.G.佐藤に被弾するなど、5長短打を集中されて、4失点。ショックの癒えないグライシンガーは続く2回にも中島に10号2ラン,3回にはまたもG.G.佐藤に14号ソロと相次ぐ被弾で7点目を献上。中盤は沈黙していた西武打線だが、8回に中島のこの日2本目となる2ラン等でダメ押しの10点目。ゴンザレスに代わってセカンドに入ったキムタクがノーヒットに終わるなど元気のない巨人打線はスミ1で終わり、大惨敗となった。
2年連続でハマのチンピラにゴンザレスが潰されると言う悪夢の再来。あの時、感じた嫌な予感は残念ながら杞憂には終わってくれなかった。ハマのチンピラは後になる程、痛みが増していく死神ボールの使い手なのか!? 巨人を潰す為にゴンザレスを潰しておくと言うのは戦略としては的確であるのだが、実にインモラル。公約を掲げては破りまくるハマのチンピラにモラルを求める事がそもそも間違いなのは分かっているが、こうもピンポイントでゴンザレスをスナイプし、確実に故障に追い込んでいるのを見ると腹立たしい事この上ない。大体、勝率5割にも満たない巨人ごときに目くじら立ててどうするのか。それにしても、クオリティスタート率の高さでは定評のあるグライシンガーが3回までに7失点で、5回降板とは驚いた。春風亭半ケツ,内海の不振がグライシンガーにまで伝染してしまったのか!? それともグライシンガーですら抑えられない程、西武打線が凄いのか!?
◆F1−0D◆
長らく危惧されていた水島の呪いのXデーだったが、とんだスカシネタに取って代わられた事により、予想された甚大極まりないダメージを免れた日本ハムは2回、先頭の稲葉がライトスタンドへ7号ソロを叩き込み、1点を先制。日本ハム先発のスーパーさぶ・多田野は3回一死までパーフェクトと素晴らしい立ち上がりを見せていたが、ここで平田に頭部死球を食らわせて、あえなく危険球退場。折角、タナボタのチャンスを貰った中日だが、緊急登板の坂元に対して、小田はヘッポコバントで小フライを上げてしまい、飛び出した平田は戻れずにゲッツーとなる大チョンボ。4回には先頭の荒木がヒットで出ながら、井端のライトフライで強引に二塁へタッチアップを図り、憤死する大チョンボ。5回には一死からベンちゃんが二塁打で出ると、二死後、デラロサのシヨートゴロを陽がエラー。しかし、この隙に三塁を狙ったベンちゃんがオーバーランで刺される大チョンボ。中日先発・人斬り抜刀斎は稲葉に被弾した以外は僅かに2安打に抑えて完投を果たしたものの、一発が出ないと如何ともし難い中日打線が日本ハムの5投手に完封リレーを食らって、見殺しにした。
最も頼りになる男がコーチャーズボックスに軟禁されていると言う異常事態でタイムリーが出ず、頼みの一発も出そうにないとあって、焦りまくった数少ない走者が次々と憤死と言う負のスパイラルで中日が大惨敗。結果は1−0でも、こんなのは大惨敗である。ついに投手陣が及第点以上の投球をしてすら勝てない様になってきたとは深刻である。この悪夢の事態を打開する為にも名手・川相の現役復帰が待たれる所だ。
◆H7−2T◆
阪神は初回、キュラソ星人のタイムリー二塁打で2点を先制。一方、ソフトバンクは2回に長谷川の4号ソロで1点差。その後、安藤,大隣の投げ合いが続いたが、1−2で迎えた6回、ソフトバンク打線が突如爆発。川崎,松中,小久保の3連打で同点とすると、柴原が歩いて満塁となった所で松田が勝ち越し2点タイムリー二塁打を放ち、安藤をKO。更に、長谷川が犠飛を打ち上げると、二死一、二塁となった所が本多にもタイムリーが飛び出して、この回、大量5得点で試合を決定付けた。大隣は2回以降、追加点を許さず、完投こそ逃したものの、4勝目をマークした。
交流戦が始まった途端、3連勝と波に乗り始めたソフトパンク。厄介な阪神の継投モードに入る直前に安藤を捉えたのが大きかった。ここ4戦連続して4点以上失っていた大隣も久々に粘り腰を見せたのも明るい材料だ。阪神は6番以下の下位打線が誰一人出塁出来ない体たらく。相手が左腕でも、今のゼブラ今岡を使うくらいなら、悠久の若虎・桧山を使った方がいい様に思うのだが…。
◆Bs3−6C◆
コリンズ監督がいきなりバックれて、大石新政権が誕生した偽バファローズ。コリンズ監督から先発に転向させて貰った事を恩義に感じている小松だったが、2回、ネクストバッターズサークルに控える求道者・前田の存在にビビって、栗原に先制アーチを被弾。その裏、後藤のタイムリー二塁打で追いついたのも束の間、直後の3回、東出に勝ち越しタイムリーを許した後、続くオチョアに6号2ランをぶち込まれる始末。7回にも二死一、二塁のピンチを迎えた小松はまたもや次に控える求道者・前田の姿に恐れをなし、栗原に走者一掃のタイムリー二塁打を浴びて、無念のKO。偽バファローズは9回に2点を返したものの及ばず、大石新政権の初戦を飾る事は出来なかった。
またもスタメンを勝ち取った求道者・前田だが、スタメンでただ一人出塁出来ず。2〜4番で全打点と求道者・前田に回ってくる前にカタがついてしまったので、大局には影響なかったが、求道者・前田を幽閉する機会を虎視眈々と狙っている指揮官がいるだけに、明日の安否が心配だ。確変中の高橋は今日も健在。6回を1失点の好投でハーラートップの6勝目をあげたが、ここまで無失点で来ていた永川が2点を失ったのが少々心配。偽バファローズは村松と坂口を入れ替えるマイナーチェンジでコリンズ色が消えたんだか消えてないんだか、大石新政権はさしたる独自性を見せる間もなく敗れた印象だ。
◆E7−5YB◆
横浜先発のルーキー・小林に対して、楽天は2回、フェルナンデス,鉄平の連続タイムリー二塁打で2点を先制すると、藤井が内野安打で繋いだ後、聖沢が犠飛を打ち上げて、3点目。4回に村田の12号ソロで1点を返した横浜は5回にも一死から連打で一、二塁のチャンス。しかし、大西,ガッツな貴公子・仁志と内野ゴロに打ち取られ、二者残塁。すると、その裏、楽天はショートのタイムリー二塁打で1点を追加。7回には山崎武に9号2ランが飛び出して、6点目。これで決まったかに思われたが、直後の8回、横浜が怒濤の猛反撃。3本の単打で1点を返すと、二死満塁となった所で金城,相川と連続タイムリーを浴びせて、1点差。しかし、その裏、楽天は代打・憲史のタイムリー内野安打で貴重な1点を追加。最後は小山が3人で締め、辛くも逃げ切った。楽天先発・岩隈はハーラートップの7勝目。一方、敗れた小林はプロ初黒星。
岩隈から5点を奪い、マウンドから引きずり下ろした横浜から、あまりにも反撃が遅過ぎた。村田は一発含む3安打の大当たりだったが、その前後を打つ好調の内川,ビグビーが今日に限って大ブレーキだった事が響いた。横浜はこれで4連敗と、交流戦に入ってからも浮上の気配が全く見えない。とにかく投手陣が打たれ過ぎである。楽天は小山が好投を見せ、今季初セーブ。小山がストッパーとして復活する様になると、交流戦で一気に浮上出来る可能性も見えてくるが…。
◆M0−2S◆
成瀬,石川の両先発が息詰まる投手戦を展開。成瀬が9回を散発2安打無失点に抑えれば、石川も負けじと9回を散発3安打無失点。結局、0−0の儘、試合は延長に突入し、両先発は揃ってマウンドを降りる事に…。継投モードに入ってからも、両軍のリリーフ陣が10,11回とパーフェクトの好投を見せ、ラストイニング12回へ突入。ヤクルトは先頭の福地が四球で出ると、一死後、畠山がタイムリー二塁打を放ち、ついに均衡を破る先制点をゲット。更に、田中のヒット,ガイエルの四球で満塁となった所で宮出のサードゴロを今江がエラーし、決定的な2点目を追加。その裏、押本が3人でピシャリと締めるプロ初セーブで完封リレーを達成した。
いずれも3試合白星から遠ざかっている成瀬と石川が完璧な投球を展開したにも拘わらず、いずれも白星を掴めないとは何とも不憫な展開。結局、勝負を決めたのはリリーフ陣の差だった。ヤクルトの防御率0点台トリオは素晴らしい安定感だね。JFKの様な凄みは感じないのだが、どうにも打ち崩せそうな雰囲気がない。押本は開幕から22戦連続無失点と来るから圧巻だ。またも打順を微妙〜にテコ入れしたヤクルトだが、ユウイチの3番はともかく、田中が5番と言うのは何だか違和感を覚える。そして、ガイエルはとうとうクリーンアップを押し出され、6番にまで降格となったが、意地を見せられずに4タコ。更に、打順が落ちるのが先か、スタメンを外されるのが先か、はたまた二軍に落とされるのが先か気になる所。
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コメント一覧
あそこだけ、川相に代わりにバントだけさせておいたら・・・??
でも、1アウトからの送りバントって必要なのかな?
次凡退したらチェンジなんですが。