May 12, 2008 20:58

ダルビッシュ、20三振へあと2つ! 土壇場9回、日本ハム同点なるか? / 今週の「ドカパロSS 超地獄変」 1

 残り3イニングで20三振まであと7個と迫ったダルビッシュはその最大の関門として、7回先頭打者の山田を迎えるが、MAX152kmのストレートで前に飛ばさせず、あっと言う間に2−0と追い込むと、最後はフォークボールで空振り三振。続く星王も三振に斬って取った後、義経にはサードライナーを打たれて、ノルマはあと6人で5個。三振記録に盛り上がる日本ハムベンチだが、同点に追いつかなければ、9回裏は巡って来ない事を吉井コーチにどやされる始末。吉井コーチの檄が効いたのか、8回、二死から小田がレフト前に落とすと、鶴岡は粘って四球を拾い、一、二塁のチャンス。ここで金子誠が一、二塁間へ痛烈なライナーを放つも、殿馬の美技に阻まれて、二者残塁。その裏、ダルビッシュは9回裏が来る事を信じて、土井垣,山岡,サルと三者三振の快投を見せ、20三振まであと2個と接近。迎えた土壇場9回、日本ハムは1番・劇団ひちょりからの好打順だが、果たして、追いつけるのか?

 第3打席はあっさり三振した山田だが、配球を読む描写が完全に省略されている事からして、全球読みを外された事が三振した理由と見て間違いないだろう。少なくとも、3球目のフォークに対する山田は全くフォークを予期していなかった表情である。つまり、ダルビッシュのストレートの球威やフォークのキレが凄いのではなく、単に、読みが当たれば限りなく100%に近い数字でスタンドに放り込むが、外れればほぼ凡退すると言う山田のジャンケン野球ぶりが遺憾なく発揮された結果に過ぎないと言う訳だ。これが穿った見方である事は否定しないが、今まで水島氏が描いてきた山田と言う打者は紛れもなくそういう打者なのであり、その長年の蓄積がここでダルビッシュが凄いのだとは微塵も感じさせない土壌を作ってしまっているのである。さて、ドカパロワールドにおいて、日本記録どころかパ・リーグタイ記録ですらない20三振とやらにご執心のダルビッシュだが、その記録を達成出来ないケースは日本ハムが完封食らって9回裏が回って来ないか、山田の第4打席で被弾するかの二択。どうせ阻止されるなら、まだ前者の方がマシなのだが、後者になりそうな気がしてならない。9回表は走者が一人出てトンガの第4打席が回ってくる事はほぼ確実。一発でしか点の取れない水島野球を考えると、トンガが渋く同点タイムリーを放つなどとと言う展開は期待出来ず、三振か逆転2ランと言う大味な二択が待っている。トンガの第3打席を振り返れば、何故か里中がビビリまくるなど、トンガに流れが傾いており、2ランの可能性が高いと見る。となれば、あとは岩鬼が出塁,殿馬が送って、微笑が三振と、20三振にリーチをかけた状態で回ってきた山田に3発目となるサヨナラ2ランを叩き込まれると言う最悪中の最悪パターンになりはしないかと気が気でない。今回の三振で形式上とは言え、一度はダルビッシュに花を持たせてしまった為、山田の2打席連続三振の可能性は限りなくゼロに等しくなっているだけに心配だ。

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