May 01, 2008 22:49
阪神、1安打完封負け! 開幕10カード目で初の負け越し!
◆G0−6C◆
怒りの一発を放ったにも拘わらず、最終打席で三振した事が引っ込める理由が出来たのか、ブラウン監督はまたもや求道者・前田をベンチに幽閉。怒りの収まらない広島ナインは初回から無死一、二塁と絶好のチャンスを作ると、オチョアはゲッツーに倒れるも、続く栗原がタイムリー二塁打を浴びせて1点を先制。2回に二死二塁,3回一死一、二塁のチャンスを悉く逃したものの、4回、東出,小窪が連打を浴びせると、一死後、赤松に3戦連続となる3ランが飛び出して、一気に4点差。9回にはオチョア,石原のタイムリーでダメ押しの2点を追加。投げては先発・ルイスが終始安定した投球で巨人打線を翻弄し、6安打完封で4勝目をマークした。
まったく、何故ブラウン監督はこうも求道者・前田を外すのか。どんな些細な事でも、何かしら外せる理由を見つけたら、それだけで外している感じだ。その上、理由がなくても外したりするから如何ともしがたい。もう求道者・前田が毎度スタメンに出るには全打席ヒットを放つ以外に手はないのではなかろうか? そんな求道者・前田不在の広島打線が16安打と気を吐いた。16安打で6点しか取れない辺りが広島らしいが、そんな拙攻が気にならない程、ルイスがナイスピッチングだった。敗れた巨人はこれで5位転落。明るい材料と言えば、ようやく今季初打席となった清水が代打でいきなりヒットを放った事くらいか。
◆D2−1YB◆
2度のリリーフ登板を経て、ようやく先発マウンドに戻ってきた人斬り抜刀斎は6回まで散発2安打無失点の好投を展開。一方、栄養費パワーを発動させる那須野の前に中日打線は毎回走者を出しながら、一発が出ないが故に一向に得点に結びつけられない相変わらずのタイムリー欠乏症を露呈。しかし、6回、先頭のT.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ4号ソロを叩き込み、ついに均衡を破る先制点をゲット。更に、一死一塁から中村紀のタイムリー二塁打で2点目を追加。横浜は8回、中日2番手・ウッチャンを攻め立て、一死満塁のチャンス。ここで村田が犠飛を打ち上げ、1点差。なおも一、二塁のチャンスだったが、内川はファーストフライに倒れて二者残塁。9回には守護神・岩瀬相手に二死満塁と一打逆転の場面を作るも、最後は石井タクローが打ち取られ、あと一歩及ばなかった。
相変わらずの一発依存症,タイムリー欠乏症を発症しながら、またも投手陣の頑張りに救われた中日。一体、いつまで投手陣に甘えるつもりなのか? 投手陣がぶち切れる前に名手・川相の現役復帰を視野に入れて欲しいものだ。そんな状況で、人斬り抜刀斎は7回2安打無失点の好投。先発の駒がやたら多い事で、この儘、リリーフ要員に落ちぶれるのではないか?と心配されたが、そんな雑音を見事に吹き飛ばした。
◆T0−2S◆
ボーグルソンが5回までノーヒットの好投を演ずれば、負けじと館山も4回までノーヒット。5回にジュビロ野口に初安打を浴びるなど、二死一、二塁のピンチを迎えるが、ここも切り抜け、先制点を与えない。ピンチを逃れたヤクルトは6回、四球の青木を一塁に置いて、川島慶のタイムリー二塁打でついに先制。更に、田中が送った後、絶不調のガイエルがヒットを打てないならせめて…とばかりに犠飛を打ち上げ、この回、2点。この2点を押本−林の無失点リリーフコンビが守り抜き、完封リレーを達成。
阪神が開幕10カード目にして、ついに負け越し。ようやく今季初登板となったボーグルソンは6回3安打2失点とまずまずの内容だったが、味方打線が沈黙。幾ら7つもの四球を拾っても、たった1安打では勝ちようがなかった。結果的にジュビロ野口の一打はノーヒットノーランを破る値千金打だった。一方、勝ったヤクルトだが、リグスがついにスタメン落ち。ガイエルも貴重な犠飛を放ったとは言え、連続打席ノーヒットは26にまで伸びてしまったのは深刻だ。
◆L5−4H◆
西武先発・涌井に対して、ソフトバンクは先頭の川崎が内野安打で出ると、二死後、小久保が2試合連続2ランを叩き込み、先制。この所、一発攻勢が続いている西武は3回にボカチカの5号ソロで応戦。5回に3点目を失い、突き放されるも、その裏、今度は細川が4号ソロ。更に、7回にはパウエルのエラー等で拾ったチャンスに代打・赤田が犠飛を打ち上げ、ついに同点。追いつかれたソフトバンクは土壇場9回、先頭の柴原が二塁打で出ると、松田が送った後、代打・本間がタイムリー三塁打を放ち、ついに勝ち越し。その裏、抑えのホールトンが簡単に二死を取ったものの、ここからボカチカ,片岡,大島と3連打を浴びて追いつかれると、更に、礒?にもタイムリーを浴び、悪夢のサヨナラ負けとなった。
また涌井は力投報われずに敗れてしまうのか…と思いきや、最後の最後でよもやの逆転劇。9回に勝ち越しを許した後、なおも一死三塁のピンチに森本,的山と連続三振に斬って取り、最後の意地を見せたのが大きかった。打ってはボカチカが一発を含む4安打3得点の大活躍。ダメ外人だったが、いつの間にやら最強9番打者になりつつある。これだけ打ってると中軸に回されてしまうかもしれないが、9番に置き続けるのも面白いんじゃなかろうか。それにしても、ソフトバンクはあそこまで行っても勝てないのか…。
◆M1−6F◆
日本ハムは初回、ロッテ先発・小野に対して、一死一、二塁のチャンスを掴むと、稲葉がライト前へタイムリーを放つなど、2点を先制。6回には無死三塁からまたも稲葉が犠飛を打ち上げ、3点目。更に、7回には一死一、二塁からまたまた稲葉が5号3ランを叩き込み、ダメを押した。ロッテは9回にズレータのタイムリーでようやく1点を返したものの、焼け石に水。日本ハム先発・吉川は6回無失点で2勝目を飾った。
ダルビッシュの執念の力投がチームにかかっていた水島の呪いを打ち破ったのか、はたまた「週刊少年チャンピオン」が合併号で今週は休みな為に呪いの効果が薄れたのか、日本ハム打線に当たりが戻ってきた。稲葉は一人で5打点の大爆発だ。ロッテはまたも出鼻をくじかれて、全く主導権を握れない儘、敗れるパターンで4連敗。ついに貯金が消滅してしまった。
◆Bs6−1E◆
23日ぶりの先発となった一場さまは立ち上がりから制球に苦しみながらも、3回まで無失点と粘っていたが、4回、連打を浴びて、一死二、三塁のピンチを迎えると北川に犠飛を打ち上げられ、先制点を献上。続く後藤にもタイムリーを浴びて、この回2失点。更に、5回にも無死一、二塁のピンチを迎えると、カブレラのセンターフライで二塁走者・坂口に一気に本塁をつかれて、3点目を失い、あえなくKO。畳み掛ける偽バファローズは一死一、二塁となった所でラロッカにようやく今季初アーチとなる3ランが飛び出して、試合を決定付けた。楽天は7回にラロッカのタイムリーエラーで完封を免れるのが精一杯だった。
名誉挽回の好投が期待された一場さまだったが、結果は4失点で5回もたずにKOとなる背信投球。二軍で一体何を調整してきたのか…。打線も10残塁の拙攻で負けるべくして負けた格好だ。偽バファローズは先発・小松が7回を自責0の好投で3連勝。いつの間にやらローテの柱的存在になってきた。ラロッカに待望の一発が生まれたのも大きかった。
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