April 27, 2008 22:20
クルーン、今季初のリリーフ失敗! 阪神、押し出し四球でサヨナラ勝ち!
◆T4−3G◆
亡命する気満々で覇気のない上原をついに登録抹消に踏み切った若大将・原監督は重苦しいチームの空気を変えるべく内海を中4日で先発起用。内海は3回まで毎回の4四球と制球に苦しみながらもあと一本を許さず粘っていたが、5回、ヒットの関本を二塁に置いて、シャア少佐にセンター前へ弾き返されて、ついに先制点を献上。ようやくリードを貰った阪神先発・杉山だが、直後の6回、二死から連続四球と突如、制球を乱してピンチを作ると、寿司職人ラミレスにレフトオーバーの走者一掃タイムリー二塁打を許して、逆転を許してしまう。巨人は続く7回には二塁打のゴンザレスをキムタクが送って一死三塁のチャンス。ここで若大将は内海を引っ込めて、代打・松田記者を起用すると、これが見事に的中。松田記者はバットを折られながらもレフト前にポトリと落とす執念のタイムリーを放ち、貴重な1点を追加。2点を追う阪神は8回、先頭のシャア少佐がサードゴロに倒れるも、これを弾いたキムタクが焦って悪送球。ボールが転々とする間にシャア少佐は快足を飛ばして、一気に三塁を陥れると、代打・ゼブラ今岡が一、二塁間真っ二つのタイムリー。更に、新井が歩いて、一、二塁とチャンスを拡大させるも、キュラソ星人がサードゴロに倒れると、続くフォードも最悪のセカンドゴロゲッツーに倒れて同点ならず。土壇場9回、巨人は二死満塁で4試合連続打点中の坂本に回ったが、センター右への落ちるかと思われたフライをシャア少佐のスライディングキャッチに阻まれて、ダメ押しならず。その裏、守護神・クルーンを投入して逃げ切りを図るも、ヒットと四球でいきなり無死一、二塁のピンチ。何とか二死一、三塁までこぎつけたが、ここでシャア少佐にタイムリー内野安打を許して、ついに同点。更に、クルーンは藤本を歩かせて満塁とすると、続く新井にも痛恨の押し出し四球を与えて、悪夢のサヨナラ負け。尚、クルーンはこの判定を不服として、主審に暴言を吐き、試合終了後であるにも拘わらず、退場処分を食らわされた。
中4日で内海投入,その内海を6回で下げて松田記者を代打に起用するなど、勝利への執念を見せた若大将だったが、最後の締めでクルーンが自滅。と言うか、そもそも8回のキムタクのエラーが痛かった。弾いた段階で投げても間に合わない所を無理に投げて、ただのサードゴロを三塁打にしてしまうとは…。9回に満塁のチャンスを逃したのも致命的。それらを呼び込んだのは、全てシャア少佐だった。これで阪神は9カード連続負け越しなし。この安定した戦いぶりはいつまで続くのか?
◆S2−4D◆
新人王を狙う吉見と増渕が直接対決。相変わらず、タイムリー欠乏症の中日に対して、増渕は2回、先頭のベンちゃんを歩かせると、続く森野に川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに7号2ランを被弾し、先制点を献上。一方、吉見は3回までパーフェクトの素晴らしい立ち上がりを見せるも、4回、先頭の伏兵・川島慶にプロ初アーチを浴び、1点差。突き放したい中日は6回、一死一、三塁の場面で吉見が川相不在の打線がアテにならないとあっては自分で決めるしかないとばかりに決死のセーフティスクイズを敢行して、3点目を奪い、増渕をKO。ヤクルトは7回に宮本のタイムリー二塁打で再び1点に詰め寄ったが、中日は9回、荒木が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに2号ソロを叩き込み、ダメ押し。最後は岩瀬が締めて、逃げ切りに成功。吉見は8回2失点で開幕4連勝を飾った。
勝つには勝ったが、またもや怒濤の一発依存野球。13安打放ってもタイムリーが出ない。1〜4番までで10安打を放ちながら、得点も打点も荒木のソロアーチによる1点のみ。無得点に終わる方が難しい野球をやっている感じだ。これで33イニング連続タイムリーなしと言う深刻極まりないタイムリー欠乏症ぶりである。この間、投手陣がかなり非常に頑張っている為、大事に至っていないだけの事。事態が悪化する前に川相の現役復帰を視野に入れるべきだろう。
◆YB3−1C◆
全く学習能力がないのか、ブラウン監督はまたも求道者・前田をベンチに幽閉。そんな逆境下ながら、初回に栗原が先制タイムリーを放ったものの、後が続かない。2回の二死二、三塁のチャンスを逃すと、以後、2度と二塁を踏む事はなかった。広島先発・青木高に対して、5回まで毎回安打を放ちながら、攻めあぐねていた横浜だが、6回、先頭の金城がヒットで出ると、続く村田がレフトスタンドへ6号2ランを叩き込み、一気に逆転。8回には内川のタイムリーでダメ押しの3点目。プロ初先発となったルーキー・小林は7回まで1失点の好投を見せると、ゲーリー川村を挟んで、最後は何と先発要員のはーちゅんが締めて、ルーキー時代以来となる6年ぶりのセーブ。小林はプロ初勝利を飾った。
求道者・前田が外れて、スミ1の逆転負け。ブラウン監督は一体いつになったら懲りてくれるのか…。数多く打席に立ち、試行錯誤しながら、打撃技術を積み上げていく求道者・前田を代打に回すメリットがあるのだろうか…。一方、横浜はルーキー・小林がプロ初先発初勝利。求道者・前田不在の広島打線とは言え、無四球1三振と安定した制球で丁寧に打たせて取る投球が光った。驚いたのははーちゅんのリリーフ登板。どうやら今後、ストッパーに回すつもりらしい。小林が出てきたとは言え、先発ローテに余裕がある筈もないのだが、マットホワイトじゃダメなのかね? ここでストッパーに回されるとハマのチンピラとの賭けに負ける事はほぼ確定してしまう訳だが、どうせ公約は守って貰えないだろうから、あまり気にしてはいないだろう。
◆H5−3M◆
連敗地獄に陥り、借金が日に日に増えていくばかりのソフトバンクだが、この日は今季初めて松中を3番に下ろし、小久保を4番に据える新オーダーを展開。これが初回から奏功し、4番を外された松中がいきなり先制のタイムリー二塁打。更に、柴原にもタイムリーが飛び出し、この回、2点。3回には、またも松中が4号2ランを叩き込むと、松田もタイムリーを放って、3点を追加。ソフトバンク先発・和田の前に3回まで1安打と沈黙していたロッテだが、4回、大塚の犠飛で1点を返すと、6回にはまたも大塚がタイムリー。7回には橋本がタイムリー二塁打を浴びせて、和田をKO。なおも二死二塁のチャンスだったが、代わった久米に今江が打ち取られ、1点止まり。ソフトバンクは4回以降、川崎が2安打はなった以外はノーヒットとすっかり当たりが止まってしまったが、8回から登板したホールトンが残り2回をノーヒットに抑え込み、連敗を4でストップさせた。
テコ入れの結果、小久保は4タコと大ブレーキだったが、松中が2安打3打点の活躍。決して好調ではない小久保を4番に回し、一発は少ないながらも3割前後をキープしている松中を3番に落としたのは、松中に活を入れると言うよりは、ハマのスペランカー不在の状況で3番がキーポイントと見た様な気がする。レストピッチは相変わらずのインケツぶりで、大村の早期復帰が待たれる所だ。
◆E5−0F◆
水島の呪いの影響か1点取るのもひと苦労と言う壊滅的状態の日本ハム打線。初回に一死一、二塁と先制のチャンスを掴むも、高橋が最悪のゲッツー。2回には三者三振に斬って取られると、3回の二死一、二塁のチャンスも逃してしまう。最早、完封を狙うしかないと踏ん張っていたグリンだったが、4回、フェルナンデスに6号2ランを放り込まれて、ついに先制点を献上。これで流れを掴んだ楽天は6回にはフェルナンデス,山崎武の連続タイムリー二塁打で2点、7回には渡辺直のタイムリーでダメ押しの5点目。楽天先発・田中は走者を出しながらも、要所を締める粘りの投球を見せ、今季2度目の完封で3勝目。楽天は5連勝で2位に浮上した。
2試合連続完封負けで23イニング連続無得点。二軍ですらさして戦力になっていないトンガの一発に賭けるしかないと言う訳の分からないチームにされてしまった水島の呪いの影響はいつまで続くのか? そんな日本ハム相手に田中は余裕の完封で楽天は得意の地元で5連勝。不敗神話は途切れても、13勝1敗と言う驚異の内弁慶ぶりは全く揺らがないが、週明けからは敵地で6連戦。これをどう凌げるか!?
◆L10−3Bs◆
打線好調の西武が序盤から畳み掛ける攻撃。初回にブラゼルの犠飛で先制すると、2回にはボカチカが3号2ラン。4回にはボカチカ,栗山のタイムリーで3点を奪い、近藤をKO。更に、5回は細川に3号3ランが飛び出し、試合を決定付けた。偽バファローズは6回にローズが10号2ランを放つも、8回にはボカチカにこの日2本目のアーチを浴び、ダメを押された。9回に4安打を集中し、1点を返したが、焼け石に水で4連敗となった。
29得点で3タテの西武打線が凄いと言うより、29失点で3タテ食らった偽バファローズ投手陣が酷過ぎると言った印象。それなりに得点は取っているのだが、8点取っても勝てない状態では打撃もしんどいだろう。そんなチーム状態だと言うのに、コリンズ監督は7点ビハインドの7回に加藤を起用すると言う訳の分からない采配で空気を悪くする。2度続けてリリーフに失敗したくらいで、守護神にこの扱いはないのではなかろうか。楽な場面で調整登板…のつもりかもしれないが…。近藤も開幕2連勝後は3連敗。0→2→3→5→6と、投げる度に確実に失点が増えており、次回は7〜8点取られそうな気配だ。
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和田って、こんなにチャンスに弱かったんだ。