April 20, 2008 14:27

ギブソン、怒りの現役復帰記者会見! 復帰初戦で吾郎と直接対決! / 今週の「MAJOR」 2

「何かをやり遂げる為に野球をやってきたわけじゃない。
 すべてを手にして私が燃え尽きたなど、私に対する最大の侮辱だ」

 ホーネッツ投手陣はレイダース打線に打ち込まれ、3−9で敗れて3連敗。4回まで無失点だった吾郎も5回にJr.にタイムリーを浴びるなど、5点を失い、KOされた。しかし、依然として闘争心が感じられない吾郎はJr.に2安打された事や5回KOされた事にも、今の自分ではそんなものだと悔しさを見せず、本気で球種を増やす努力をしないといけないなどと達観した様子。そんな吾郎に苛立ちを隠せないワッツは、打線のいいチーム相手にコースをついてもコンパクトに合わせて、センター返しや右方向に返されてしまうばかりで、今の吾郎ではバッティングの粗い貧打のチームにしか通用しないと感じていた。その夜、吾郎の元にオリバーから電話が入った。Jr.との再戦でイップスの再発症を心配していたオリバーはKOされたとは言え、その症状は見られなかった事に安堵するも、モチベーションに関する話で、プロとしてやっていく為にその日その日で最善を尽くす事を考えるしかないと割り切った態度の吾郎に表情を曇らせる。オリバーは余談として、1週間前にギブソンから電話があった事を伝える。吾郎がイップスの治療を受けた事を耳にし、症状や治療の経緯を聞いてきたのだ。オリバーは守秘義務から多くは明かさなかったとの事だが、吾郎の投球が以前と違っている事をかなり気にしていたと言う。さて、バイソンズとの対戦を迎え、シカゴに乗り込んだホーネッツ。次の先発に向けて、カットボールの修得に走る吾郎だが、この程度のキレでは、制球を磨かない限り、使い物にならないとキーンに一蹴されてしまう。そんな矢先、ギブソンが緊急記者会見を開き、現役復帰を表明。Jr.と共に戦ったW杯で因縁の日本相手に勝利し、世界一となった事でもう思い残す事はなく燃え尽きた…と解釈していたマスコミに対し、それはマスコミの妄言であり、自分に対する最大の侮辱だとギブソンは声を荒げる。明日の試合で先発する事を明かしたギブソンだが、奇しくもそれは吾郎の先発予定試合でもあった。

 妥協した様なバッティングのJr.に打たれても、5回KOでも、微塵も悔しさを感じない吾郎へのワッツの苛立ちは読者のそれを代弁しているかの様だ。いかにも吾郎を立ち直らせる伏線ですよ…と言わんばかりにギブソンが復帰し、しかも、復帰初戦でいきなり吾郎と直接対決と言うのは、あまりもに作為的な展開で興が醒める。ギブソンの会見自体は熱いものを感じるのだが、いかんせん、そこに至るまでの経緯と言うか、それ以上に熱かったW杯の感動を全て帳消しにしてしまっている事を考えるだに、素直に受け入れられないものがあるねぇ。

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コメント一覧

1. Posted by NOBU   April 21, 2008 16:19
3 いがいと、サンチェスとかにも絡んでほしいです。

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