March 27, 2008 22:59
開幕メジャーならず! 桑田、無念の現役引退表明!
桑田が突如の現役引退表明。にわかには信じられず、しばし呆然としてしまった。最初、この報せを確認したのが、「筑紫哲也NEWS23」の番組内で引退を示唆する様なコメントを残した…と言う小さな記事だったので、本当に引退するつもりなのかは微妙と言う印象だったのだが、残念ながら、それは事実であった。再起を懸けて臨んだ今年のオープン戦では5度の登板で5回を1失点、白星も1つ手にした。それでも開幕メジャーはギリギリ当落線上ではあったが、純粋な戦力以外の面でも高評価を受けていたし、開幕メジャーがダメでも長いシーズン中に桑田が頼りにされる時は必ず来る筈だと思っていただけに、このタイミングでの引退表明は正に、青天の霹靂だった。結局、決定的だったのは開幕メジャーが果たせなかった事らしい。「今年はそういう(マイナーからの昇格を目指すと言う)気持ちはなく、メジャー一本しか考えていなかった」との事なのだが、確か開幕マイナーでも現役続行と言うコメントも発していた筈…。あれは果たしてリップサービスだったのか、それとも心変わりしてしまったのか…。「僕は自然の流れにずっと任せてきた。流れと言うものに、逆らっちゃいけない」と言っているが、開幕マイナーと言う事実を引退への天命と受け入れたと言うより、心を折られてしまった様な印象を受けた。今年の桑田はオープン戦で打ち込まれた訳ではなく、力不足を痛感させられたとも思えないのだが、これ以上、マイナーで頑張り続ける気力を断ち切られたと言う感じ。「燃え尽きた。ここまで頑張ってこれたと言う感じ。開幕メジャーを目標にしてやってきたが、マイナーは若い選手がプレーする場所。思い残す事もなく、小さい頃から野球にいっぱい幸せを貰い、いい思いをさせて貰った。ちょっとゆっくりしたい」と言う引退会見のコメントがどこまで本心なのかは分からない。オフに手術を受けてまで再起を誓い、ここまで食らい付いてきた桑田だけに徹底的に足掻き、挑み続けて欲しかったと言う気持ちで一杯なのだが、よくぞここまで頑張った、お疲れ様…と言ってあげたい。ああ、これで現役藤田チルドレンは正真正銘の全滅か…。まさか破戒僧・清原より先に引退とは…。こうなると、川相と桑田が共に手を取り、巨人を立て直す日が来るのが待ち遠しいね。それにしても、桑田クラスの投手がこういう形でユニフォームを脱ぐのは寂し過ぎる。巨人は何らかのセレモニーの場を用意してあげて欲しいものだが…。
不惑 桑田・清原と戦った男たち
試練が人を磨く 桑田真澄という生き方 (扶桑社文庫 く 8-1) (扶桑社文庫 く 8-1)
投手・桑田真澄の青春
こぼれ落ちた一球―桑田真澄、明日へのダイビング
桑田真澄―ピッチャーズバイブル18
BBM桑田真澄伝説 2007 (2007)
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ついにこの悲報を目にする日がきてしまったか……というのが正直な感想です。これだけの選手に引退セレモニーがないのはどうなのかというのも同意見です。ジャイアンツができないなら選手会が企画してほしいくらいです。
桑田さんは今後どんな進路をとるのでしょうか。川相さんが引退しても名古屋に居続けるように、桑田さんもこのままメジャーの監督目指してしまうのではないかというのが気がかりなところです。
仮定の話をしても、しょうがないと思いますが、95年の右肘の怪我や一時期の長嶋監督による冷遇さえ無ければ十分200勝を達成できた選手でしょう。
しかし、どんな状況に追い込まれようとも、常に全力を尽くし、不屈の精神で何度も立ち上がってきた、その生き様は、私にも多くの感動を与えてくれました。残念ながら200勝は達成できませんでしたが、間違いなく野球ファンの記憶に残り続ける名選手だと思います。今度は指導者としてグラウンドに戻って来られるのを楽しみにしようと思います。
清原じゃないですけど、「最高にカッコ良かった」と思います。
御無沙汰しております。まだウチの事を気にかけて頂いて
嬉しく思うのと同時に、久々の再会がこういう機会である事を残念に思います。
桑田は本人が望みさえすれば、巨人の監督にはなれるのでしょうが
(残念ながら、巨人の人選パターンからして、川相に監督の目は薄いでしょう)
将来の選択肢はかなり多様に考えている様で
巨人の監督に収まると言うルートを楽観視出来ないんですよね。
>カツレツ亭の亭主さん
やはり、200勝未到達は靱帯損傷が致命的でしたね。
茂雄は言うまでもないですが、若大将も結構、桑田を冷遇していましたよ(T_T)。
桑田の野球選手としての生き様は見るべきものがありました。
指導者としても楽しみな人材なので、今後の野球人生にも注目したいものです。