March 16, 2008 19:58
パ・リーグ、オープン戦最終戦! 新垣、本領発揮の4暴投!
◆G0−0T◆
巨人十八番の安直中古助っ人補強戦略の先兵・グライシンガーが制球力の高さを存分に振るって6回を無四球無失点。三塁も踏ませぬ安定した投球で万全の仕上がりを見せた。左膝手術からのリハビリモードを終え、ようやくオープン戦初出場となったガッツは四球にセカンドゴロと言った内容で退いた。一方、阪神先発・岩田も5安打2四球と走者を溜めながらも、5回を無失点。オープン戦4試合で自責点0と言う安定感で開幕ローテ入りへ大きく前進。また、不振に喘いでいた杉山も4回をノーヒットと完璧な投球で巻き返し、開幕ローテ入りの可能性を残した。
◆F5−2D◆
川相不在で必然的なタイムリー欠乏症に見舞われ続けている中日はこの日も大拙攻を繰り返し、タイムリーは川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振したT.ウッズのホームランのなり損ないの二塁打1本のみと言った有様で川相の現役復帰待望論は強まる一方だ。投げては先発の中田が6回4失点と不本意な内容。山本昌も1回を投げて、2安打1失点と釈然としない結果に終わった。一方、ヤクルトから移籍の坂元は先発で3回を無安打無失点の好投で一躍、開幕ローテ入りの可能性が出てきた。
◆L8−1H◆
暴投王子・新垣が怒濤の本領発揮。初回から暴投を犯すと、3回には2つ、更に、5回にも1つで計4つもの暴投を量産。しかも、いずれも失点に結びつき、6回8失点と言う惨憺たる内容で開幕へ不安を残した。一方、前回の登板で炎上し、開幕ローテ入りへ黄信号が灯っていた岸はキレ,制球共に良く、8回を1失点(自責0)と申し分のない投球で開幕ローテに踏み留まった。打っては売り出し中のまつさかが二塁打含む2安打で開幕スタメンへ猛チャージをかけた。
◆S3−5E◆
アテにしていた先発陣が次々に打ち込まれ始めたヤクルトだが、この日の先発・館山も乱調。いきなり初回に礒部に3ランを浴びると、3回には鉄平に被弾するなど、4回5失点と打ち込まれた。リリーフ陣は安定しているだけに先発陣の立て直しが急務だろう。楽天先発の朝井は7回を投げて7安打3四死球と苦しみながらも、3失点で踏み留まる粘りの投球。ノムさんは「ローテーションに入るでしょう。いい調整をしたと思いますよ」と、一応の合格点を出した。
◆M4−5YB◆
高校BIG3のトンガ,由規がいずれもプロの壁,水島の呪いにぶち当たって、二軍落ちとなった中、これまで二軍でじっくり調整してきたBIG3最後の一角・唐川が満を持してオープン戦最終戦で初登板。いきなりガッツな貴公子・仁志,石井タクローと連続三振を奪うと、吉村もセカンドフライに打ち取る上々のスタート。しかし、ここで右手中指の皮が剥けてしまい、大事を取って、1イニングのみでの降板となった。一方、横浜のルーキー・小林は2番手で登場するも、4安打を集中されて、1回を3失点。ただし、先発のはーちゅんは6回を1失点(自責0)と好投を展開した。
◆C3−0Bs◆
開幕投手を狙う大竹が先発登板。低めに球を集めて、内野ゴロを量産し、3回までパーフェクト。4回に連打を浴びるも、カブレラをゲッツー。5回のピンチも切り抜けて無失点で予定の5回を投げきった。リリーフの4人もそれぞれ1回を抑えて完封リレー。打っては新助っ人・シーボルが2安打1四球と全打席出塁。一方、開幕ローテ入りへ急浮上中の偽バファローズ先発・近藤は制球に苦しみながらも、5回を2失点でまとめ、開幕ローテ入りに当確ランプを灯した。
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