February 07, 2008 23:13
落ちない帽子! 依然として潜むイップスの影! / 今週の「MAJOR」
マイナー降格後、3度目の登板で先発マウンドに上がった吾郎は6回を5安打無失点で切り抜ける。イップスに効く薬と偽って渡された2錠のビタミン剤は使いきっており、今回は薬の暗示もなかった上での好投だった。経過は良好に見えたが、オリバーはあの程度のカウンセリングで治る程度のものなら、吾郎は自己解決出来た筈と浮かない表情。イップスの原因として、ある仮説を立てていたオリバーはその仮説が的を射ていた場合、自分の治療だけでは根本的な解決はなされないと見ていた。一方、15日間の故障者リスト扱いとしていた事で、治っているならすぐ使いたいと言うホーネッツは吾郎に対して、次の先発で7回以上投げて無四球無失点と言う条件を果たせば、昇格させる事を通達。対戦相手となったシャークスは貧打線ではあったが、右太腿内転筋を痛めて、マイナーで調整していたシルヴァが3番スタメンに入っていた。初回1,2番と軽く連続三振に斬って取った吾郎はシルヴァを警戒しながらも、W杯で三振を奪った事が最後の対戦イメージとして残っていた吾郎は物怖じせずに快速球であっと言う間に追い込む。W杯のリベンジに意気込んでいたシルヴァだったが、不調でマイナー落ちしたとは思えない程、吾郎のボールがスピード,制球共にW杯の時と比べて劣っている様子もなく、久々の実戦で目が慣れていない事もあって、とてもリベンジ出来る状態ではなく、最後はジャイロフォークにあえなく空振り三振。これをTVで見ていたサンダースは早くもイップスを克服したと見て、喜んでいたが、キーンは前々から抱いていた吾郎への違和感が、投げた後に帽子を落とさない事にあると気付くのだった。
相変わらず、サンダースの楽観論に難癖をつけたがるキーンの水差し名人ぶりが素敵だ。キーンが真顔で深刻ぶっているのに「帽子をキツくしたのか?」などと返してしまうサンダースはボケ過ぎ。解説者役のキーンを引き立たせる為に、おバカな役回りにされてしまうサンダースが何だか気の毒だ。それにしても、吾郎って、そんなに投げる度に帽子落としてたっけ…。今まで落としていた帽子が落ちないと言う事は、まだ深層意識で何かを恐れて本当の意味での全力投球は出来ていないのかもしれず、その原因について、やはり、オリバーは気付いている模様。まさか、劇中では描かれていなかっただけで、実はW杯後、沢村と接触しており、その時にいらぬ事を聞かされてしまったのが原因なのでは〜っ!?(この沢村ボケはいつまで続けないといかんのかね)。予想外の場面で、シルヴァが久々の登場となったのはちょっと嬉しかったのだが、あまりにも酷い扱われ方で泣けてきた…。この試合で吾郎のイップスが完治していないと言う事が露見すると思われるので、その時に打たせて貰えるのかもしれないが、そこで打った所でシルヴァの株が上がる訳ではないしなぁ…。
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