November 20, 2007 21:38
ガッツ、史上初の両リーグまたぎで2年連続MVP!
昔は日本シリーズの翌日くらいだったものが、この所、プロ野球コンベンションまで待たされるので、非常に間延び感のあるMVPの発表がようやく行われた。パ・リーグのMVPはダルビッシュ(日本ハム)。21歳での受賞は沢村栄治(巨人),稲尾和久(西鉄)に次ぐ年少記録。有効投票数171票中、169票を稼ぎ、うち1位票が133票と言う凄まじさで、同僚・稲葉に300点以上もの大差をつけてのぶっちぎりトップ。沢村賞を争った二冠の成瀬(ロッテ)もチームが2位だった事も影響して、500点以上も離され、全く歯が立たなかった。これはもう誰もが予想した結果だろう。一方、大混戦が予想されたのがセ・リーグのMVP。MVPとは最優秀選手の事なのだから、優勝チームから出さなければいけない訳ではないのだが、突出した数字を残さない限り、優勝チームから出る事が圧倒的に多いのは歴史が物語っている。となれば、問題は巨人が真っ当に優勝チーム扱いして貰えるのかどうか。アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦に勝った後、アジアシリーズ出場権争奪戦,アジアシリーズと勝ち抜いた中日が勝ち組扱いされてしまうのではないか!? しかも、巨人はガッツ,マッスル千代の富士,阿部,上原,内海,春風亭半ケツと候補がたくさんいるが、決定打がなく、票割れの可能性が高いのに対し、中日の候補と言えば、岩瀬かT.ウッズくらいで票が集中しうる状態だった。しかし、結果は昨年のパ・リーグMVPのガッツが混戦を制し、史上初めてリーグをまたいでの2年連続MVPに輝いたのを初め、上位5人が巨人勢で、内海も8位にランクイン。中日で最多得点を稼いだT.ウッズは9位で僅かに56点と、所詮、中日はリーグを制覇出来なかったチームに過ぎないと言う評価を下される事となった。で、今年も訳の分からない投票で職権濫用するバカ記者が存在。小谷野(日本ハム)に2位票を入れるってのはどういう神経なのか。求道者・前田(広島)に1位票ってのも、無茶苦茶だ。こんな私情丸出しの票を入れているバカが記事を書いて食っていけてると思うだに、うんざりである。
パ・リーグの新人王は田中(悪の温床・楽天)がほぼ満票の163票を稼いで、圧勝。高卒ルーキーの受賞は霊感投手・松坂(レッドソックス)以来8年ぶりだ。対抗馬の岸(西武)は同じ11勝7敗で防御率では0.42も上回っていると言うのに、僅かに5票しか貰えなかったと言うのは少々気の毒である。悪の温床・楽天での11勝に価値がある…とか言う人もいるだろうが、今年は西武の方が順位は下な訳で、仮にその理論でいくなら、悪の温床・楽天より、西武での11勝の方が凄い事になるのでは? 田中のアピールポイントは奪三振と投球回数だったが、それだけでここまで大差はつかんだろうし、結局、スター性の問題なのかねぇ。地味〜にシーズン通して頑張った大引(偽バファローズ)が僅かに1票なのも泣けてくる。一方、セ・リーグの新人王は前半戦は対抗馬なしの独走と思われた金刃(巨人)が後半戦に大失速。逆に、後半に入ってから白星を重ねて、投球回数こそ少ないながらも、白星で金刃を上回った上、防御率も良かった上園(阪神)が50票近い差をつけての逆転受賞となった。
ランキング投票にご協力下さい→ 人気blogランキング
トラックバックURL
トラックバック一覧
コメント一覧
大卒で学生時代は大学選抜とかにも選ばれている。その差を考えるならなら同じ勝利数なら田中が上でしょう。
規定投球回数をクリアしていない阪神の上園が選ばれたことのほうが疑問です。85回しか投げていない。田中の半分以下です。普通なら該当者なしでも良いくらいです。
高卒と大卒と言う比較を新人王レースでしますかねぇ?
西武での11勝の方が凄い…説はある意味、ネタですが
ともあれ、この二人、ここまで大差がつく内容とは思えません。
やはり、決め手はスター性だと思うのですが…。
上園の投球回数が少ないのは
ひとえにJFKを6回くらいから投入しまくる
岡田監督のバカの一つ覚え采配の弊害ですな。
金刃は2桁勝てると思ったんですがねぇ…。